むしむしブログ

こんにちは!「ならまち糞虫館」の中村です。
むしむしブログは、極めてフツーの糞虫愛好家である私が体験する糞虫に関わる様々な出来事を適当につづっているブログです。ウソ・偽りはありませんが、間違いがあるのでご注意くださいね。
それでは、よろしくお願いいたします。

 幸運でした。今年の幸運をもう使い果たしたかもしれません。それくらい幸運でした。コブナシコブスジコガネが我が家に来た経緯といい、ちょうど蛹になった時に掘り出したタイミングといい、そして昨日たまたま再度様子を見ようと静かにフレークを除けたことといい、全てがこの瞬間のために仕組まれていたのではないかと思えるほどです。ほぼ羽化の直後らしく、まだ、一部蛹の皮が残っていました。脚は色付いてますが身体全体が透けるように白く、形は成虫ですが腹を蛹のようにクルクル回す動作を繰り返してました。(写真1,2枚目)
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 生きたコブナシコブスジコガネを多数飼育できること自体、採集下手の私にとってはあり得ないのに、いただいた幼虫がうまく蛹になり、その羽化する瞬間に立ち会えるなんて、ほんとコーフンしてしまいます。ぜひ、この写真を見て、感動を多くの方と共有したいと思います。ピンボケですいません。突然だったので、スマホで撮影いたしました。

今日はここまで。
また明日!
 

 全国的に減少しており、絶滅が危惧されているオオコブスジコガネ。星★5つの最稀種で、我々のような普通の糞虫好きには見つけることすら困難なのですが、そんなオオコブスジコガネを「ちょっと採ってきます。」と言って、採集することができる人がいます。コンビニを自分の冷蔵庫のように使いこなす今どきの若者のように、その人は自然を勝手知ったる自分の飼育室のように使いこなしているのかもしれません。コブナシコブスジコガネに続いて、今回は茨城県(おそらく海岸沿い)でオオコブスジコガネを採集して、送ってくださいました。海岸の細かい砂地に生息しているようなので、小川の細かい川砂を篩にかけて準備していたのですが、海の無い奈良県民の私は海岸の細かい砂の”キメ細かさ”がわかっていませんでしたねー。川辺の砂と海岸の砂では直径で10倍は違いますね。海岸の砂は川砂に比べればまるでパウダーのようでした。
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 我が家に来てすでに10日以上が経過、オス・メス揃えて送ってくださったので、さっそく交尾らしき行動も見られました(結合現場は未確認)(写真1枚目)。オスメスの区別はわかり易くて、中脚の太腿に金色の剛毛がたくさん生えているのがオス(写真2枚目)、無いのがメス(写真3枚目)です。冬場の低温に弱いようなので、秋までに糞虫専用の飼育観察室を作って温度管理し、アフリカのフンコロガシなどと一緒に通年飼育する計画を進めています。お楽しみにー。

今日はここまで。
また明日!
 

 糞虫館にいるコブナシコブスジコガネは、もともとは山梨県の東部で2018年に採集されたものを長野県で飼育・繁殖されていたものです。その方から「いろいろ試して、観察してみて」と、成虫十数匹と1令幼虫多数を送って下さったものです。自分で採集した時はその生息地の様子を知っているので、飼育する環境も大体イメージできるのですが、コイツは自分で採集どころか生きた虫すら見たことが無いので。なんせ、星★4つの希少種ですから。
 いい状態で到着したので、成虫も幼虫も同封していただいた鳥の羽根やタヌキの毛をモリモリ食べ、5月中旬にはおそらく終齢幼虫(3令)と思われる大きな幼虫が散見されるようになってました。6月に入ると、タッパーの底の方に白い幼虫が張り付いてうねうね動く様子が観察されるようになりました。ただ、タッパーは半透明なのではっきりとは見えず、うねうね動く様子がうじ虫のようにも見えて、一抹の不安があったのです。その数がどんどん増えてくるにつれて、不安もどんどん高まってきて、とうとう耐えられなくなり、今日、1つ掘り返してしまいました(写真1,2枚目)。
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 やったー!蛹になってるー。5/14時点では大半が1令幼虫ですから、そこから1ヶ月ほどで蛹になったことになります。まだ真っ白なので、蛹になってあまり日は経っていないと思われます。『日本産コガネムシ上科図説(食糞群)』〔監修:コガネムシ研究会〕によると発生時期は5~9月となっていますので、この蛹はこの夏に羽化すると思いますが、まだまだ親虫も元気。親子一緒に越冬するのかもしれません。
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 食べ物については、成虫は鳥の羽毛とタヌキの毛のほか、奈良公園のシカの毛、金魚の死骸、どれもよく食べます(写真3,4枚目)。幼虫は細いタヌキの毛や鳥の羽毛、獣糞(?)が食べやすいのかよく食べているように感じました。シカ糞はかじった痕跡はありましたが、ほとんど食べないようです。
 私はこれまで、外国産のカブトムシやオオチャイロハナムグリなどを飼ってなんとか蛹にまでは育てるのですが、最後は羽化せず蛹室の中でカビて死んでいるという経験をたくさんしているので、まだまだ気を抜かず無事に羽化するまで、緊張感を持って観察を続けます。

今日はここまで。
また明日!
 

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