むしむしブログ

こんにちは!「ならまち糞虫館」の中村です。
むしむしブログは、極めてフツーの糞虫愛好家である私が体験する糞虫に関わる様々な出来事を適当につづっているブログです。ウソ・偽りはありませんが、間違いがあるのでご注意くださいね。
それでは、よろしくお願いいたします。

 糞虫館には虫好きの小学生がやってきますが、東京からお母様と一緒にやってきた少女はちょっと別格でした。もー全然小学生のレベルじゃないんです。興味を持ったら、ちゃんと調べて、自分で考えて実験し、よーく観察する。ガもゴキブリも大好き! ウンコもぜーんぜん平気な女の子。ステキです。で、その子がブログを書いているのですが、その内容がぶっ飛んでます。ヘラクレスオオカブトの幼虫標本を作ろうとして、焦がしてしまいましたー ってどーゆーことです? カマキリを描くときにハリガネムシを一緒に描きますぅ? ぜひ一度、このブログ(→ http://fabreimomushi.hatenablog.com/ )を覗いてみてください。でも、なんか昔の自分を思い出してしまいました。こんなにしっかりした考えも知識も持ってませんでしたけどね・・・
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 お母様がこれまた、ただ者ではない。家族の食糧の入っている冷蔵庫に糞を入れ、冷凍食品をよけてでも冷凍庫に糞を詰め込むという・・・。糞虫館に来た帰りも、新鮮なシカ糞を持ち帰ろうと宿の冷蔵庫に大量の糞を保管して、翌日それを置き忘れたまま東京に帰ってしまうという大失態。しかしそれすら笑いに替えてネタにする凄さ(笑)。大阪のオバチャンを越えてます。

 一緒に来ていた童話作家さん(http://www.mountain-mountain.com)は、奥本先生の愛弟子とお見受けしました。先週は東京の超一流企業の集まる大手町で「~スカラベ君を描いてみよう~」というワークショップをされたそうですが、小学生など子供を対象にグラフィックデザインや絵を通した昆虫がらみの活動を継続されています。『ファーブル先生の昆虫教室~昆虫研究の楽しさ~』(ポプラ社 文・奥本大三郎 絵・やましたこうへい )は、この方が絵を描かれているのですが、朝日小学生新聞にて連載中の『ファーブル先生の昆虫教室』の書籍版 第2巻で、 小学生から読める『ファーブル昆虫記』だそうです。ファーブルの本の訳・絵に関しては最高のお二人だと思いますので、大人も十分楽しめます。おススメです。

 ホント、たのしくてスゴイ3人組でした。でも、ここにお父様が加わると一体どうなるのだろう???  次回はぜひ4人で来てください!


今日はここまで。
おやすみなさい。

 「奈良公園で糞虫を観察するベストシーズンはいつですか?」 よく受ける質問です。真冬でも4、5種類のマグソコガネの仲間が活動する奈良公園は、まさに1年中糞虫を観察できる素晴らしいフィールドなのですが、多くの方の「糞虫」は「ルリセンチコガネ」なので、たいてい春か秋がいいですよとお答えします。秋はピッカピカの新成虫(写真1枚目)が出現しますし、春も異性との出会いを求めて活発に活動するので、誰でも見つけることができるからです。夏もいるのですが、ルリセンチコガネは暑さを特に嫌うようで、真夏の昼間に見つけるのはかなり難しくなります。
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 高気圧が日本上空に二重に重なり、日本各地で連日40℃前後が記録された先週、奈良テレビの取材で奈良公園にルリセンチコガネを撮りに行きました(関係機関の撮影許可を得ています)。マスコミはやはり夏休みに昆虫関係のテーマをやりたいらしく、今回の取材も8月のお盆の頃に放映するため、この時期の撮影になったようです。「ならまち糞虫館」の知名度を高め、奈良公園の糞虫の存在意義を世に知らしめる格好の機会なので、この撮影ではゼッタイにいい映像を撮ってもらわなくてはなりません。
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 撮影班の方(写真2枚目)には申し訳なかったのですが、朝の6時台に高畑の糞虫館連絡事務所に集合してもらい、7時には奈良公園で探し始めました。その甲斐あって、ものの5分もしないうちにイケメンのキャスター(写真3枚目)が歩行中のピカピカのルリセンチコガネを発見、その2分後に私もバラけたシカの粒糞周辺に2匹、さらに少し離れたところに状態の良い塊糞があって、そこには5,6匹のルリセンチコガネやカドマルエンマコガネなどが集まっていて、あまりに簡単にたくさんのルリセンチコガネに出会えたので拍子抜けするほどでした。しかも、ルリセンチコガネが糞塊を巣穴に運ぶ映像までカメラに収めることができたので、案内した”ならまち糞虫館館長”としては得意満面でかなりドヤ顔をしてたに違いありません。
 でもねー、ほんと昆虫は植物と違って季節や時間帯、お天気など様々な条件次第でなかなか見つからなかったりするので、人を案内する時は毎回ドキドキします。今回みたいにうまく出てきてくれると、「ありがとー!君らの働きをしっかりテレビでPRするからねー」と糞虫達に声をかけてしまいます。こんな私は、変ですかね?

今日はここまで。
再見!
 

 NHK、やっぱりすごいです。7/31(火)にならまち糞虫館に報道部のディレクターの方が取材に来て、2時眼ほど自然体で楽しくお話ししたのですが、特に細かな段取りをするわけでもなく、その週末の関西ラジオワイド「時の人、旬の人」の本番8/3(金)に名刺にある住所のNKH大阪放送局を訪ねました。
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 ビビるでしょ、これ。福岡RKB毎日放送の電話インタビューで5分間お話したり、中小企業診断士として奈良どっとFMに診断士の仲間と出演したことはあったのですが、これからこの巨大なビルの一室でNHKのディレクターやアナウンサーと30分も話す(しかも初対面!)なんて絶対ムリっ。そもそも台本がありませんから。放送の1時間前にスタンバイするのですが、その間自分が何をしていたかよく覚えてません。

 ここで聞くことができます。興味のある方はどうぞ。
   ↓
https://youtu.be/CjHVEJHkCto

 結局、本番はベテランのディレクターとアナウンサーの2人が取材の内容をもとに私に質問して、私が答えるという形式で進行し、ほぼ想定内の質問に収まったので大きな問題もなく、あっという間に30分が過ぎました。今思えば、もっと伝えたかったことや詳しく説明したかったことが次々と浮かんできます。より多くの人に糞虫に関心を持っていただき、自然を大切にしてもらえるような話の仕方があったのになーと。ま、もしまた機会があれば、次回はもう少しガンバリます。


今日はこれにて。
再見!

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