むしむしブログ

こんにちは!「ならまち糞虫館」の中村です。
むしむしブログは、極めてフツーの糞虫愛好家である私が体験する糞虫に関わる様々な出来事を適当につづっているブログです。ウソ・偽りはありませんが、間違いがあるのでご注意くださいね。
それでは、よろしくお願いいたします。

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来年の再挑戦のこともあるので、ビジコン奈良2017の決勝大会を見てきました。未練たらしく言うつもりはないのだけれど、セミファイナルで敗れ去った糞虫館設立プランは、実に惜しかったのではないかと思うんです。ほら、これを見てください。
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 まほろば部門(創業部門)の4番目に記載されています。星マークの付いた上位3チームが決勝進出です。勝手な自己採点でも大体こんな順位でしたし・・・。ろくすっぽ練習もせず悲惨なプレゼンをしてしまったことが悔やまれます。プレゼンって本当にショー的要素が強くて、ビジコン奈良はわずか6分間。受賞者たちのプレゼンを見て、そのための準備が重要だと痛感させられました。
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来年は、この百万円はオレ様のものだぁ~!!!

今日はここまで。
再見!


 私は奈良公園の近くに「糞虫館」を設立するという野望を持って奈良に戻ってきました。場所はならまち界隈を考えていますが、奈良公園内でもできる可能性があるようです。 

 奈良公園の名所のひとつ浮見堂(鷺池)の南側の県有地の森(昔は裁判所の官舎があったらしい)、約1.6haに超高級リゾートホテルを誘致する計画が進んでいます。奈良の実家(築120年)を改築して知ったのですが、風致地区や都市計画法、景観条例など実に様々な規制があり、ましてや国立公園でしかも世界遺産である奈良公園に普通の私企業がホテル建てて営業できるなんて、驚きです。反対運動もありますが、周辺住民は「超高級」小規模ホテルで、ターゲットが「欧米の富裕層」であるせいか、火葬場建設のような地元が一斉に反対というような感じはありません。

 糞虫館は、公共性が高く、集客力もリゾートホテルの比ではありません。奈良公園にある必然性も説明可能です。今度、県庁に行って聞いてきます。結果はまたここで報告しますので、お楽しみに。

今日はここまで。
またね~。

しばらく更新してなかったのにさっき順位を見たら、22位に留まっていました。ありがとうございます。更新頑張りますので、応援よろしくお願いします。

奈良公園は糞虫の天国みたいなところで、真冬でも多種多様な糞虫が活動しています。本日ご紹介するオビモンマグソコガネ(Aphodius okadai)は、日本産コガネムシ上科図説によると「分布は局地的で、奈良県春日山が生息地として有名、・・・」らしく、西本州からしか見つかっていない。つまり、そこそこ珍しい種類ということ。
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いやー、そんなこと全然知りませんでした。35年前の感覚では、ネグロマグソコガネやチャグロマグソコガネ10に対し、オビモンマグソコガネは1~2は採れる、という感じですから。ただ、奈良に戻って観察を再開したこの冬、まだ一度もオビモンマグソコガネにお会いしていません。まだ4回しか奈良公園に行っていないので、何とも言えませんが、いったい何処へ行ってしまったんでしょうね。

 オビモンマグソコガネの見分け方は簡単です。黄色い背中にオビのモンが入っているのが肉眼でもわかります。背中にマダラ模様のセマダラマグソコガネとは、大きさや色合いがビミョーに違いますので間違えることはありません。(左:オビモンマグソコガネ1978.11.23 奈良公園、 右:セマダラマグソコガネ1977.12.26 奈良公園)
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 しかし、「黄色」と「オビ模様」と「マダラ模様」は、オビマグソ、オビモンマグソ、クロモンマグソ、セマダラマグソ、キマダラマグソ、マダラヒメスジマグソに共通のキーワードです。図鑑に綺麗な写真のない時代、採集した黄色にマダラ模様のマグソコガネの仲間の種名を調べるのは、並大抵のことではなかったと思います。 今では、ぜ~んぜん難しくありませんけどね。

今日はここまで。
再見!

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