むしむしブログ

 東京の三ノ輪の小さなビルの一室にある昆虫標本を専門に扱うディープなお店、それが「パイネ」です。東京に住んでいたころは気軽に行けたのですが、糞虫館設立にため奈良に移ってからは3ヶ月に1回程度でしょうか。一昨日久しぶりに顔を出して、たぶんダメだろーなーと思いつつも「アフリカの糞虫、いますか?パチソマとか。」と聞いてみると、若旦那が別室から大事そうに持ってきてくれました。私は初めて見ましたよ、パチソマ・デンティコリス(Pathysoma denticollis) (写真1、2枚目)
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 2017年2月にナミビアで採れた個体です。パチソマはスカラベ(タマオシコガネ)の仲間に比較的近縁なので、色も黒色の種類がほとんどらしいのですが、こいつは前翅が綺麗な紅色。2017.4.16に当ブログで紹介したパチソマ・シンジ(Pathysoma schinzi)などと比べるとやや小ぶりですが、体型はパチソマそのものでとってもキュート。値段も聞かずに購入を即決、夜行バスで大事に抱えて奈良に持ち帰りました。貴重な標本なので、ならまち糞虫館の目玉にしたいと思います。ムリかな・・・

 帰る前に東京で会った元同僚達に「メチャ珍しい(たぶん)」「とっても高価(私にとって)」「日本に数十個体(ウソ)」などとさんざん吹き込んでからもったいぶって見せると、結構喜んでスマホで撮ったりしてました。
要は見せ方ですかね。


今日はここまで。
再見!


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 お盆過ぎてもまだクソ熱い日本を脱出し、スイスのアルプス(ユングフラウとかマッターホルンとか・・・)に行く機会がありました。カウベルがカランコロンと鳴る以外は静寂の地で、涼しいそよ風の中で、私はやっぱり糞虫を探してしまいました。森林限界を超える標高3000m近いところにも牛がたくさん放牧されており(写真2枚目)、直径30cmもある牛糞が可憐な高山植物の横にぼてっとあるんですね。
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 ちょうどハイシーズンで観光客が多く、人目を忍んでの採集は困難を極めましたが、4~5種類のマグソコガネの仲間を採集することができました。日本のクロツヤマグソコガネやマグソコガネに似たものがいましたが、ダイコクコガネやエンマコガネの仲間は遂に発見できませんでした。牛糞を30個ぐらいグチョグチョにしてみたんですがね。
 アルプスは糞虫が少ないせいか、糞中にウジ虫が多くハエやアブが多いです(写真2枚目)。高山植物の花にも大抵ハエ(またはアブ)が止まっています(写真3枚目)。
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いや~、奈良公園の糞虫の偉大さをこんなところでも再認識させられました。
糞虫、バンザイ!


今日はここまで。
再見!

 私はお酒が弱く、ゴルフもやらない、ゲーム、賭け事まるでダメという人なので、パーティー等で知らない人と隣になると間が持たず、苦労しています。しかし、名刺交換をして私の名刺にある「ならまち糞虫館設立準備室」の文字に相手が反応したらこっちのもの。相手の経歴や興味に合わせて自在に糞虫ネタを繰り出し、場を盛り上げることができるのです。
 奈良県中小企業診断士会の中でも歴史と実績を誇る「奈良活性化研究会」の8/18(土)定例会で講演する機会が得られたのは、診断士の会合で苦し紛れの糞虫ネタに周りの人が喜んでくれたことがきっかけなのです。パーティーで食事しながら糞虫の話で盛り上がるって、どうよ?というところは置いといて、マジで「奈良の活性化と糞虫」をテーマに講演(2時間!)いたしました。難関試験を突破した中小企業診断士といっても、虫に関してはルリセンチコガネの名前すら知らない素人なので、7月に奈良市役所で開催した「奈良の糞虫・世界の糞虫」展のパネルの縮小版をテキストにして、途中クイズなども交えながらお話しさせていただきました。予定を上回る17名の参加があり、質問も活発になされるなど、当方にとっても大変良い勉強になりました。
[ 写 真 ]
 先日8/16のブログでも書いたとおり、愛知県豊田市の稲武で子供たちと虫捕りワークショップをやりましたが、やっぱ今回のように大人が相手だとやりやすいですね。子供は面白いけど、想定外の発言や行動が次々に飛び出すので、準備段階からして大変。でも、ならまち糞虫館の大きな目標は、次世代を託す子供たちに糞虫等自然の面白さを知ってもらおうということなので、子供向け糞虫教室の企画・開催など、もっと頑張らねばと思ってます。


今日はここまで。
再見!
 

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