むしむしブログ

こんにちは!「ならまち糞虫館」の中村です。
むしむしブログは、極めてフツーの糞虫愛好家である私が体験する糞虫に関わる様々な出来事を適当につづっているブログです。ウソ・偽りはありませんが、間違いがあるのでご注意くださいね。
それでは、よろしくお願いいたします。

 冬でも奈良公園にはたくさんのシカがいて、地面にへばりつく草や木の皮まで食べてたくましく暮らしています。春から秋に比べると食べ物が圧倒的に少なく、糞の量も半分以下になっているのではないか(根拠のない想像です)と思うのですが、それでも計算上は毎日約500㎏(120g×7回×1300頭)/2 にもなります。これだけ大量の糞に対し、冬の糞虫たちはどれくらい役に立っているのでしょうか?
 先日、このブログでも紹介しましたが、大阪教育大附属天王寺小学校3年の矢野さんがオオセンチコガネがどれくらいの糞を処理するか、興味深い実験をしていました。ちょっと先を越されてしまいましたが、私も冬のマグソコガネたちを使って、彼らの糞処理能力を測定してみました。私のエライ所は、水分の蒸発量も考慮してこの実験を計画したことですね(自画自賛!)。
 プラ容器4つにシカ糞を入れ23.0gに揃え、びちょびちょにならない程度にまで霧吹きで糞に水を含ませて、総重量を33.0gに揃えました(蓋は除く)。
20210311_221452

 容器①➁(写真1枚目の左側)は蓋に通気用の穴を開け、①はチャグロマグソ12匹+ネグロマグソ6匹を入れ➁は糞のみ。容器ⒶⒷ(写真1枚目の右側)は蓋に通気用の穴を開けず、Ⓐはチャグロマグソ12匹+ネグロマグソ6匹を入れⒷは糞のみ。
 実験に使ったマグソコガネたちは3月9日に採集し、その後2日間絶食させてから容器①Ⓐに移しました。重さの測定には、0.1gまで計れるタニタのデジタル秤を使っています。ちなみに、18匹のマグソコガネの投入後も容器の総重量に変化はありませんでした。
つづく

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

 自然が守られ、1,300頭とも言われるシカのいる奈良公園は日本有数の糞虫の生息地で、多くの種類の糞虫がたくさんいることに間違いありません。で、私はあちこちで「糞虫がシカの糞を掃除してくれているので美しい奈良公園が保たれている」と言いふらしています。
 奈良公園には冬でも多くのシカがいて、かなり量は減るとは思いますが、やはり大量の糞を撒き散らしています。で、私はあちこちで「奈良公園には冬に元気に活動する糞虫がいて、そいつらがシカの糞の掃除をしてくれている。」と言いまくっています。一方で、冬の奈良公園で実際に糞虫を見たよ!と言う人は、ほとんどいません。本当に糞虫が頑張って掃除しているのでしょうか?
20210309_141307~2

20210312_074424~2

 1枚目の写真は、3月9日午後に見つけたまとまった新鮮なシカ糞で、約150粒ほどありました。3日後の3月12日朝撮ったのが2枚目の写真。まだ私は糞には触れていないので正確にはわかりませんが、糞虫が来ている様子はありません。糞の粒数は少し減っているように見えますが、周囲に散らかっただけで、糞虫が食い散らかしている様子はありません。冬ですから、ルリセンチコガネが運び去ることも考えられません。
 もう少し、観察を続けて報告したいと思います。

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

 一昨日、ナガスネエンマコガネが・・・等といい加減なことを言いましたが、夕方に衰えた目で小型のクロマルエンマコガネをナガスネエンマコガネと見誤っても、「あるかも」って感じで笑って許してもらえると思います。間違いに気付いたのは、ナガスネにしては記録的な早期出現だったので家に持ち帰ったからです。家で愛用のフィルムケースを開けると、早速交尾をしてまして、様子をよく見ようとつまみ上げ(写真1枚目)、手のひらに乗せると離れました。当然、オスとメスなのでナガスネならオスの手が長いはずなのですが長くない(写真2枚目)。
20210310_015649~2
20210310_020112~2
 おかしいなーと片方の頭を顕微鏡で拡大して見ると、2つの山がある筋がハッキリ見えたのです(写真3枚目)。紛れもなくクロマルエンマコガネのメス。交尾してたわけですから、もう片方はクロマルエンマコガネのオスですね。
20210311_224042~2
 今回のようにクロマルエンマコガネをナガスネエンマコガネと間違えるのはやや低レベルですが、フトカドエンマコガネと間違えるのはマジで「あるある」なんじゃないかなー。糞虫館の標本箱に収まっている昔のクロマルエンマコガネとフトカドエンマコガネのオスは、混在している可能性は否定できません。悪しからずご了承ください。(←マジです。笑)

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

このページのトップヘ