むしむしブログ

こんにちは!「ならまち糞虫館」の中村です。
むしむしブログは、極めてフツーの糞虫愛好家である私が体験する糞虫に関わる様々な出来事を適当につづっているブログです。ウソ・偽りはありませんが、間違いがあるのでご注意くださいね。
それでは、よろしくお願いいたします。

 先週土曜日、見覚えのある顔がならまち糞虫館にやって来ました。娘さんが糞虫好きで、父親も虫好きという、理想の親子。しかし、奈良公園に3度行っても冬のマグソコガネの仲間が全然採集できないとのこと。プラケースいっぱいのシカ糞を糞虫館まで持ってきて「こんなに見たんですけど、いないんですぅ」。 結構いい感じのシカ糞だったので、一匹ぐらいいるだろうと思ってケースの糞を探ること10分。ホントにいませんでいた。
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 翌日の午前中、この時期にネグロマグソコガネ(写真1,2枚目)やチャグロマグソコガネあたりがいないわけないやろー、なんて言いながら、ちょこっと奈良公園に行って見てきました。いました。普通に。冬に活動するマグソコガネの仲間は小型で、しかも糞にうじゃうじゃ入っているわけではないので、糞虫が糞に入り込んだ穴(写真3枚目)や食べカスを見つけて、そこをしっかり探すことがポイントかな。まだまだ春まではいますから、再度チャレンジしてみてくださいねー。
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 ちなみに、12月の終わり頃に来た九州の学生さんは、ネグロマグソコガネ、チャグロマグソコガネ、ミゾムネマグソコガネ、オビモンマグソコガネ、クロツツマグソコガネ、ヒメツツマグソコガネを見つけてました。真冬に3時間探しただけで6種類の糞虫に会えるなんて、奈良公園って本当に天国のようなところです。

今日はここまで。
また明日!

 夏の間、たくさんの来館者の目の前でシカの糞を丸めてコロコロと転がしてくれたアフリカのフンコロガシ。糞玉作りを観察できただけでなく、大きな卵幼虫まで実際に見ることができで本当に楽しかったです。秋の深まりとともに動きが鈍くなり、5匹が次々に地表で息絶えていったので、標本にしました。あと5匹いるはずなので、赤外線ランプで少し保温し、やや乾燥気味の状態を保っていました。ただ、部屋の最低気温は5℃近くまで下がることもあり、赤外線ランプ程度では越冬はムリだろうと思っていたのです。ところが今日、来期に向けて飼育水槽をセットしなおそうと土を掘り返したところ次々にタマオシコガネが姿をみせ、ランプ照射で20℃くらいまで上げてやると5匹とも元気に動き出しました!(写真1,2枚目)
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 とはいうものの、コイツらは昨年7月7日の大阪ㇾプタイルで購入(写真3枚目)した個体で、毎週糞玉を転がしては取り合いをしてバキバキと喧嘩をしていたので手負いの個体が多く、春まで生きているのか、春になって気温が上がってきたときにまた糞玉を転がすのか、予断を許しません。アフリカの自然状態では雨期の間に子孫を残し、親は乾期に死に絶えると思っていたので、今回5匹とも生きていたことに驚いています。
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 この後、しっかり保温した環境で飼育して活動を再開させるべきなのか、再び埋め戻して春を待つべきなのか、どっちがいいんでしょう? いずれにしてもあと半年生きて無事7月を迎えることができれば、フンコロガシの成虫は1年以上生きる可能性がある、と言えそうです。

今日はここまで。
また明日!

 むし社の「糞虫本の三部作」なんて勝手に書いてしまったので、3冊目の『日本のダイコクコガネの仲間』を紹介しないわけにはいきませんよね。
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 この本は2019年6月に出版されたばかりですが、三部作の中では一番人気が出そうな本だと思っています。というのも、糞虫好き以外の人は、ダイコクコガネの仲間が地下で密かに糞玉を作っているなんて夢にも思っていないので、この本のきれいに丸められた丸いウンコの写真に驚嘆の声を上げ、そしてなぜか笑います。丸い糞玉には、日本人の心に響く何かがあるように思われます。
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 糞虫館の無料館内ツアー(私の手が空いた時にやっている簡単な説明)の時も「日本の糞虫約160種類の99%は糞を転がさない」と聞いてテンションが下がる来館者が多いのですが、すかさず「でも、ダイコクコガネの仲間は地下で見事な糞玉を幾つも作る。しかも母親が糞玉の世話をする。」という話をして、テンションの回復を計ります。特に女性には人気ですね。
 ダイコクコガネは、かつてはあちこちの牧場で普通に見られた日本最大の糞虫なのですが、今ではすっかり姿が見られなくなり、絶滅寸前と言われている地域が増えています。なぜか? この続きは、この本を手に取ってご確認ください。

【参考】むし社HPにあるこの本の紹介
http://mushi-sha.life.coocan.jp/nihon-no-daikokukogane-no-nakama.html

今日はここまで。
また明日!

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