むしむしブログ

この標本箱はごく初期のもので、最も古い標本は1977.8.1となっています。同年8月の標本のなかには、私以外の採集者の名前が記載されているものもいくつかあります。これには理由があって、母校の奈良女子大附属中学の夏休みの課題に昆虫採集があり、これが私が標本作りを始めたきっかけで、提出して秋の学園祭で展示された後は廃棄される友達の標本のいくつかをもらったやつが今も残っているからなのです。おそらく譲ってくれた友達もまさか今もその標本が存在しているとは夢にも思っていないでしょう。
 昆虫採集(標本作り)は生き物を殺すから残酷だ、かわいそうだからやめるべきだ、との意見もあるようですが、生き物を捕まえる過程で生息地を探検し、細い足や羽を広げる過程で細部を観察し、名前を調べる過程で意外な習性学ぶ、大げさかもしれませんが自ら科学する力を伸ばす絶好の機会だと思います。昆虫採集を通して、生き物の命の大切さと、その命をはぐくんでいるものは何なのか、若いアタマでじっくり考える機会になっていればいいな等と、今も続く母校の学園祭での昆虫標本(夏休みの課題)の展示を見るたびに思っています。
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ヘラクレスの幼虫を二匹買って二か月ほどが経過し、糞が目立ってきたので土を交換しました。体重測定すると15gと19g。買った時に測ってなかったのが残念ですが、コガネムシの幼虫がカブトムシの幼虫になったぐらい大きくなってました。我ながら大したものだと喜んだのも束の間、なんとヘラクレスの幼虫は100gを超えるほど大きくなるらしい・・・   がんばりマス。(って何を?) 
で、とりあえずカブトムシのマットに牛糞を混ぜて栄養アップ! 大きく育て! ヘラクレス‼

 子供の頃、夏になると両親が連れていってくれたデパート8階催し物会場。「世界の大昆虫展」等の標本でしか見ることのできないヘラクレスオオカブトは別世界の生き物でした。

 数十年の時が流れた先日、東京のむし屋でヘラクレスオオカブトを買いました。大きな成虫は何万円もしますが、小さな幼虫ならナント1000円!で買う事ができるのです。

 日本のカブトムシと同様、幼虫は土の中に潜っているので、普段は触ることも見ることもできません。が、ヘラクレスを飼ってると思うだけでとってもHappy! わかるかなぁ、わからないだろうなぁ。
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 朝暗いうちからカブトムシやクワガタを捕りに車で生駒山に連れていってくれた亡き父も、息子がヘラクレスを飼う時代が来るとは思わなかったでしょう。夢のような、夢にも思わなかった、「今」は私にとってそんな時代なんです。

 ヘラクレスオオカブトをたくさん殖やして奈良市糞虫昆虫館附属カブトムシ小屋に放ち、人間が小屋の中でガラスもアミも通さず間近で生きたヘラクレスオオカブトと交流する企画を進めています。ヘラクレスに限らず大きなカブトムシやクワガタ、ハナムグリを増やす技術を持ってる方はぜひご連絡ください。奈良市糞虫昆虫館に皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

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