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 中2日でまた奈良公園に行っちゃいました。実は、2/26に行った時に状態の良いイノシシ糞がいくつもあったので、それが気になってまたすぐに見回りに行ってしまったというわけです。 期待は大きかったのですが、2/26のようなトピックはなし。まぁ、綺麗な黄色型のマグソコガネ(Aphodius rectus)が1頭採れてよかったです。
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 私としては昨年12/25に奈良公園で初めてマグソコガネを確認したのですが、昨年10月にマグソコガネを採集したというコメントもいただいています。その後も1/7イノシシ糞から1頭、2/26イノシシ糞から2頭、今回3/1にはイノシシ糞から1頭の他にシカ糞から2頭が観察されており、すっかり奈良公園に定着した種類になっているようです。一体いつごろからマグソコガネが奈良公園で見られるようになったのか、その理由はナンなのか、知りたいものです。

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 冒頭の写真はマグソコガネの仲間の幼虫と思われます。シバ地周辺部のかなり分解の進んだシカ糞の糞の中に多数いたので、そろそろ蛹になると考えられます。この幼虫が今最盛期のネグロマグソコガネやチャグロマグソコガネなのか、4月頃からいっせいに活動を開始する他のマグソコガネの仲間なのか、知りたいですねー。この幼虫をシカ糞ごと持って帰って飼育すれば答えはわかるのですが、家族のいる私にはなかなかできません。そのあたり、私はまだまだ常識のある人だということなのでしょう。

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 私が糞虫地獄に落ちるきっかけとなった小冊子「フン虫の採集と観察」(グリーンブックス 益本仁雄:著)に下半身がぼってりとしたオオフタホシマグソコガネの幼虫のスケッチがありますが、上の写真からも同様の特徴が見て取れます。写真はマグソコガネの仲間の幼虫であることは間違いないでしょう。

今日はここまで。
再見!