今から5年以上前、毎月京都と奈良を近鉄電車で往復してたんですが、高の原から田辺のあたりの林の中でカブトムシやカナブン達が好きなコナラ、クヌギが冬でもないのに葉が茶色くなっているのが目に付き、気になっていました。なんでかなーで終わってたんですが、先日友人の誘いでボランティアによる春日山の観察会に参加し、原因がわかりました。
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〔↑この袋に300匹のカシノナガキクイムシが・・・〕
 松食い虫でマツが枯れるように、カシノナガキクイムシという養菌性のクチキマグソコガネくらいの小さな甲虫が何十匹、何百匹とカシの幹に潜り込んで菌を持ち込み、その菌によってナラの幹の導管周辺の細胞に引き起こされる変化で導管が詰まり、水がいかなくなって枯れるらしいです。発症すると2~3週間で枯れてしまうとのこと。防虫ネットを幹に巻いたり、予防注射を何本も打ったりしていますが、十分な成果は得られていないようです。さらに春日山は春日大社と共に世界文化遺産になっているので、被害の拡大防止策として枯れた木の伐採・持ち出し手続きが容易ではない。さらに、やれたとしても車や重機が入れないので、全て手作業。もう、神様に祈るしかないって感じでしょうか。
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〔↑防虫ネットを施したイチイガシ。効果はいま一つとのこと〕
 ナラ枯れは、京都の北山辺りで発生し京都から田辺、奈良盆地でも西部の矢田丘陵のナラ・カシが全滅、今東部の春日山で猛威を振るっているところ。どうやらこのまま南下するようです。どうしたらいいんでしょうね、何ができるんでしょうね、私は。
 えっ、糞虫に関係ないやんって? おおありですよ。木の洞に溜まったフレークに住む糞虫がいるんです(希少種なので私は見たこともありません)。糞を食べないのに糞虫というのか!と突っ込まれると困るんですけどね(木の洞に住んでいますが、糞を食べているそうです)。


今日はここまで。
再見!