1ヶ月ほど前のブログで、だらだらとスズムシのふ化が続いていると書きましたが、先週6/17に3匹の成虫が確認できました。バッタやセミでも同じですが、終齢幼虫が最後の脱皮をした直後の真っ白い羽根には、何か神々しさすら感じてしまいます。
美しい音色を奏でるために固く大きくなった前羽(2枚)の下に薄い後ろ羽(2枚)を見ることができますが、スズムシはゴキブリのように空を飛ぶことはできません。オスはメスを取り合って争う頃、メスも腹が卵でパンパンに膨らむ頃迄には、抜け落ちてしまうのです。
僅か1ヶ月ほどで1000倍以上に大きく成長するなんて、キノコ程では無いにせよ驚くべきスピードです。ってことで今回の話を終わろうと思ったのですが、ある方から「人間なんか顕微鏡レベルの卵子から10ヶ月程で3kgになることを考えると、たいしたことないんじゃない?」と言われました。んー、確かにそう言われると・・・