むしむしブログ

2016年07月

 今からちょうど1ヶ月前、醜いイモ虫の姿にされてしまったカブトムシを救うため、「坊主、待ってろよ」という言葉を残して去って行ったむしむし王子。
今、再び我々の目の前に現れました。もちろん、約束のカブトムシと共に、です。
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 王子は坊主との約束を果たすため、知恵と勇気を振り絞り、むしむしマットやむしむしバケツといったアイテムを手に入れ、むしむしマントでパワーアップ!ついに悪魔を倒したのです。
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 むしむし王子とシッカリと握手をするカブトムシ。
 坊主の元に帰ったカブトムシは、平面カブトとして子分のクワガタやカミキリムシ達に囲まれて楽しく暮らしました。(ど根性ガエルのピョン吉みたいな感じかな。)
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 昨日、ついに糞虫の聖地である奈良に引越しました。これでまた一歩奈良市昆虫糞虫館の設立に近づきました。それにしても標本の持ち運びには神経を使います。ガラスケースやランの花も上手に運ぶ天下の日通さんからも「標本だけは勘弁してください」と泣きが入り、丁重に断られました。車で行ける距離なら自分で布団にくるんで徐行運転で運びますが、東京から奈良となるともう無理です。で、紙製の軽い標本箱に移し、揺れの大きい在来線はずっと手持ち、新幹線は座席をひとつ確保してそこに置きます。それでも振動で触角やふ節がいくつか落ちてしまいます。
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 しかし、転勤族としての流浪の旅もこれが最後。糞虫のメッカ奈良公園の近くにオープンする糞虫館で苦楽を共にした糞虫標本が皆様の前にお目見えする日ももうすぐです。(ホンマかいな?)

 じゃじゃじゃじゃーん!
 これが5/18の当ブログでお話していた、金属光沢のある美しいタマオシコガネです。どうです、この色、この輝き!(^v^) 
 緑色のやつは2000/02にザンビアで、赤いやつは1994/04にナイロビで採集されたようです。
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 あー、写真を見た皆様のテンションが下がっていくのがジンジンと伝わってきます。ふーん、美しいと言ってもこの程度か、みたいな。が、いいんです。すべて織り込み済みの想定内。
 タマオシコガネの仲間は、大きさや光沢、点刻(あばた模様)にバリエーションはあっても、色は基本的に黒。聖なる存在ですから、黒いのです。魔法使いも悪魔も社長の背広もみんな黒いでしょ。そういう目で見ると、この2匹が「特別」な存在であることがご理解いただけると思うのですが・・・。

 5/12のブログで、カブトムシを飼っていると小バエが湧いて女性に嫌がられるという悩みをぼやきましたが、私が師匠と崇める方から貴重なアドバイスを頂きましたので、ご紹介いたします。
 殺虫剤や蚊取り線香はカブトムシに有害なのでダメです。ハエ取り紙は汚らしいし目障りです。それに費用対効果もいまひとつ。数々の失敗を経験した師匠は、現在「モウセンゴケ」を愛用しているそうです。モウセンゴケは、ハエトリソウやウツボカズラ等とともに食虫植物と呼ばれており、ネバネバした葉っぱで小バエ等の小さな虫を捕らえて栄養を吸収して成長するのです。黄緑色の葉に赤い毛、その先に粘る水滴が輝くこの植物は、よくホームセンター等で500円程で売られています。
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 師匠いわく「小バエが目茶苦茶いっぱいかかるんだよ」。いやー、それは師匠の部屋に小バエが目茶苦茶いっぱいいるからでしょ。でも一度試してみても損は無いと思います。

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