むしむしブログ

2017年03月

 ならまち郷土資料館建設予定地には奈良市教育委員会の看板がありますが、市有財産の利用計画の進捗状況や計画提案は財務部FM推進課が窓口とのこと。お昼前に訪問したのですが、お昼休みの時間まで使って話を聞いてもらえました。
 こちらからは、ならまち郷土資料館計画の現状のヒアリングと昆虫科学館設立の概要説明を実施。資料はビジコン奈良2017で提出した事業計画書です。先方のお話はだいたい以下の通りです。

・ならまち郷土資料館の計画は現在動いていない。
・土地の利用については、別の施設を持って来る可能性もあり、決まった利用計画はないが、全く何も無いわけではない。
・市のお金で建設するというのであれば、財政的に難しいといわざるを得ない。土地の利用という話であれば、出来ない話ではない。
・奈良市には、歴史や文化、伝統に関する施設は多いが、自然科学系のものがないとの指摘は言われてみればその通り。
・あの土地は地形が悪く車も入りにくいため、使い勝手は良くない。ならまちを歩く観光客には問題にならないだろうが。
・ご提案頂いたことはありがたく承った。今後何か機会があれば必要に応じて連絡する。土地の利用計画などは、奈良市のHPに掲載されることもあるので、チェックしてほしい。

 お役所なので、けんもほろろ、取り付く島も無い対応も覚悟していたのですが、まだ柔らかい一個人の構想であるにもかかわらず、真剣に対応してくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました。
 あの土地が利用できるかどうかわかりませんが、計画を糞虫館から昆虫科学館にグレードアップさせた計画を策定し、半年以内に再度説明に行くことにします。

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(↑H24年に開館した奈良町からくりおもちゃ館)

今日はここまで。
再見!

 
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 先週、奈良市役所に行ってきました。
 ビジコン奈良2017の決勝大会でファイナリストのプレゼンを聞いて、ビジネスプランさえしっかりしていれば投資額数千万程度は調達可能であることがわかったので、対象を糞虫から昆虫や自然にまで範囲を広げました。当然、展示場の面積や受け入れ宿泊者数も増えるので、町屋を借りて改装するのでは間に合わなくなって悩んでいたのですが、捨てる神あれば拾う神あり。奈良町都市景観形成地区指定区域内にある「ならまち郷土資料館建設予定地」約300坪を見つけました。近鉄奈良駅から南に7~8分歩いたところで、周辺には奈良市音声館やならまちからくりおもちゃ館、お寺や町屋も点在しており、ならまち歩きの人には便利なところです。しかし、理由はわかりませんが、おそらく10年以上は放置されているのです。  私にとっても、奈良市にとっても、世の中にとっても、ここにならまち昆虫館を造るのはよい話だと一人合点して、土地を管理する市役所に行って来ました。(つづく)

今から5年以上前、毎月京都と奈良を近鉄電車で往復してたんですが、高の原から田辺のあたりの林の中でカブトムシやカナブン達が好きなコナラ、クヌギが冬でもないのに葉が茶色くなっているのが目に付き、気になっていました。なんでかなーで終わってたんですが、先日友人の誘いでボランティアによる春日山の観察会に参加し、原因がわかりました。
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〔↑この袋に300匹のカシノナガキクイムシが・・・〕
 松食い虫でマツが枯れるように、カシノナガキクイムシという養菌性のクチキマグソコガネくらいの小さな甲虫が何十匹、何百匹とカシの幹に潜り込んで菌を持ち込み、その菌によってナラの幹の導管周辺の細胞に引き起こされる変化で導管が詰まり、水がいかなくなって枯れるらしいです。発症すると2~3週間で枯れてしまうとのこと。防虫ネットを幹に巻いたり、予防注射を何本も打ったりしていますが、十分な成果は得られていないようです。さらに春日山は春日大社と共に世界文化遺産になっているので、被害の拡大防止策として枯れた木の伐採・持ち出し手続きが容易ではない。さらに、やれたとしても車や重機が入れないので、全て手作業。もう、神様に祈るしかないって感じでしょうか。
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〔↑防虫ネットを施したイチイガシ。効果はいま一つとのこと〕
 ナラ枯れは、京都の北山辺りで発生し京都から田辺、奈良盆地でも西部の矢田丘陵のナラ・カシが全滅、今東部の春日山で猛威を振るっているところ。どうやらこのまま南下するようです。どうしたらいいんでしょうね、何ができるんでしょうね、私は。
 えっ、糞虫に関係ないやんって? おおありですよ。木の洞に溜まったフレークに住む糞虫がいるんです(希少種なので私は見たこともありません)。糞を食べないのに糞虫というのか!と突っ込まれると困るんですけどね(木の洞に住んでいますが、糞を食べているそうです)。


今日はここまで。
再見!

 世界の昆虫を扱う標本商から糞虫の標本を少しずつ買い集めているのですが、毎回その価格には悩まされます。流通量の多い(といっても知れてますが)蝶やカブトムシならある程度の相場があるようですが、糞虫の、しかも常時在庫が無いような種類の価格なんてあってないようなもの。「これ欲しい!」と思ったら終りです。
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(上の写真:Typhoeus typhoeus )

 これら前胸の肩辺りから前に向かって槍のような角が伸びている糞虫(Typhoeus属)は日本には生息しておらず、カッコイイのでこれまで何種類か買ったことがあるのですが、今回のコイツ(下の写真:Typhoeus momus)は高いぜ。6000円。迷っていると、マスターの悪魔の囁きが・・・「これ、結構珍しい奴じゃなかったかなぁ」。あ、買います。
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 家に帰って標本箱と購入記録をチェックすると・・・ガァーん!3年前に♂♀2匹で2500円で買ってるやんけ。
前回安く買えてよかった、と思うことの出来ない自分が悲しい。

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(上の写真:Taurocerastes patagonicus)
 肩辺りから前向きにツノがあればTyphoeus属かというとそういうものでもなく、3枚目の写真はTaurocerastes属だそうです。なぜ? んー、迫力が違うから別の属なのかな? それでも別にいいと思うんですが、小楯板の有無とか、大顎の見え方とか、目のつき方とかが違う、といったことにお気付きいただければ嬉しいですね。でも、普通の人にとっては「ウォーリーを探せ」より難易度高いと思います。 


今日はここまで。
再見!


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 中2日でまた奈良公園に行っちゃいました。実は、2/26に行った時に状態の良いイノシシ糞がいくつもあったので、それが気になってまたすぐに見回りに行ってしまったというわけです。 期待は大きかったのですが、2/26のようなトピックはなし。まぁ、綺麗な黄色型のマグソコガネ(Aphodius rectus)が1頭採れてよかったです。
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 私としては昨年12/25に奈良公園で初めてマグソコガネを確認したのですが、昨年10月にマグソコガネを採集したというコメントもいただいています。その後も1/7イノシシ糞から1頭、2/26イノシシ糞から2頭、今回3/1にはイノシシ糞から1頭の他にシカ糞から2頭が観察されており、すっかり奈良公園に定着した種類になっているようです。一体いつごろからマグソコガネが奈良公園で見られるようになったのか、その理由はナンなのか、知りたいものです。

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 冒頭の写真はマグソコガネの仲間の幼虫と思われます。シバ地周辺部のかなり分解の進んだシカ糞の糞の中に多数いたので、そろそろ蛹になると考えられます。この幼虫が今最盛期のネグロマグソコガネやチャグロマグソコガネなのか、4月頃からいっせいに活動を開始する他のマグソコガネの仲間なのか、知りたいですねー。この幼虫をシカ糞ごと持って帰って飼育すれば答えはわかるのですが、家族のいる私にはなかなかできません。そのあたり、私はまだまだ常識のある人だということなのでしょう。

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 私が糞虫地獄に落ちるきっかけとなった小冊子「フン虫の採集と観察」(グリーンブックス 益本仁雄:著)に下半身がぼってりとしたオオフタホシマグソコガネの幼虫のスケッチがありますが、上の写真からも同様の特徴が見て取れます。写真はマグソコガネの仲間の幼虫であることは間違いないでしょう。

今日はここまで。
再見!

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