お盆過ぎてもまだクソ熱い日本を脱出し、スイスのアルプス(ユングフラウとかマッターホルンとか・・・)に行く機会がありました。カウベルがカランコロンと鳴る以外は静寂の地で、涼しいそよ風の中で、私はやっぱり糞虫を探してしまいました。森林限界を超える標高3000m近いところにも牛がたくさん放牧されており(写真2枚目)、直径30cmもある牛糞が可憐な高山植物の横にぼてっとあるんですね。
ちょうどハイシーズンで観光客が多く、人目を忍んでの採集は困難を極めましたが、4~5種類のマグソコガネの仲間を採集することができました。日本のクロツヤマグソコガネやマグソコガネに似たものがいましたが、ダイコクコガネやエンマコガネの仲間は遂に発見できませんでした。牛糞を30個ぐらいグチョグチョにしてみたんですがね。
アルプスは糞虫が少ないせいか、糞中にウジ虫が多くハエやアブが多いです(写真2枚目)。高山植物の花にも大抵ハエ(またはアブ)が止まっています(写真3枚目)。
いや~、奈良公園の糞虫の偉大さをこんなところでも再認識させられました。
糞虫、バンザイ!
今日はここまで。
再見!