むしむしブログ

2017年08月


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 お盆過ぎてもまだクソ熱い日本を脱出し、スイスのアルプス(ユングフラウとかマッターホルンとか・・・)に行く機会がありました。カウベルがカランコロンと鳴る以外は静寂の地で、涼しいそよ風の中で、私はやっぱり糞虫を探してしまいました。森林限界を超える標高3000m近いところにも牛がたくさん放牧されており(写真2枚目)、直径30cmもある牛糞が可憐な高山植物の横にぼてっとあるんですね。
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 ちょうどハイシーズンで観光客が多く、人目を忍んでの採集は困難を極めましたが、4~5種類のマグソコガネの仲間を採集することができました。日本のクロツヤマグソコガネやマグソコガネに似たものがいましたが、ダイコクコガネやエンマコガネの仲間は遂に発見できませんでした。牛糞を30個ぐらいグチョグチョにしてみたんですがね。
 アルプスは糞虫が少ないせいか、糞中にウジ虫が多くハエやアブが多いです(写真2枚目)。高山植物の花にも大抵ハエ(またはアブ)が止まっています(写真3枚目)。
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いや~、奈良公園の糞虫の偉大さをこんなところでも再認識させられました。
糞虫、バンザイ!


今日はここまで。
再見!

 私はお酒が弱く、ゴルフもやらない、ゲーム、賭け事まるでダメという人なので、パーティー等で知らない人と隣になると間が持たず、苦労しています。しかし、名刺交換をして私の名刺にある「ならまち糞虫館設立準備室」の文字に相手が反応したらこっちのもの。相手の経歴や興味に合わせて自在に糞虫ネタを繰り出し、場を盛り上げることができるのです。
 奈良県中小企業診断士会の中でも歴史と実績を誇る「奈良活性化研究会」の8/18(土)定例会で講演する機会が得られたのは、診断士の会合で苦し紛れの糞虫ネタに周りの人が喜んでくれたことがきっかけなのです。パーティーで食事しながら糞虫の話で盛り上がるって、どうよ?というところは置いといて、マジで「奈良の活性化と糞虫」をテーマに講演(2時間!)いたしました。難関試験を突破した中小企業診断士といっても、虫に関してはルリセンチコガネの名前すら知らない素人なので、7月に奈良市役所で開催した「奈良の糞虫・世界の糞虫」展のパネルの縮小版をテキストにして、途中クイズなども交えながらお話しさせていただきました。予定を上回る17名の参加があり、質問も活発になされるなど、当方にとっても大変良い勉強になりました。
[ 写 真 ]
 先日8/16のブログでも書いたとおり、愛知県豊田市の稲武で子供たちと虫捕りワークショップをやりましたが、やっぱ今回のように大人が相手だとやりやすいですね。子供は面白いけど、想定外の発言や行動が次々に飛び出すので、準備段階からして大変。でも、ならまち糞虫館の大きな目標は、次世代を託す子供たちに糞虫等自然の面白さを知ってもらおうということなので、子供向け糞虫教室の企画・開催など、もっと頑張らねばと思ってます。


今日はここまで。
再見!
 

 なんということでしょう! 先月、ならまち糞虫館の設置場所が決められなかったために申請を諦めた「空き家補助金」ですが、なんと市役所のHPに二次募集のお知らせ(写真1枚目)が掲載されているではありませんか!数日前に開設場所を決定したその矢先に降って湧いたこの幸運。必ずやゲットするぞー。
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ところで、ならまち糞虫館は2枚目の写真にある「応募対象用途」のどれに該当するんでしょうね?5つほど理由を考えたのですが、

①糞虫セミナーには地域の人が集まる。          (地域の集会所)
②糞虫の標本はもはや芸術                 (芸術創作活動拠点)
③木造モルタル2階建ての建物は「昭和時代の町屋」 (町家滞在体験住宅)
④糞虫の観察は文化、標本作りは伝統工芸     (伝統工芸・文化体験住宅)
⑤糞虫好き、昆虫好きの人は高齢者が多い。      (高齢者の憩いの場)

どれも自分でもやや苦しいかなと思いますが、⑤が一番有力かと思っています。昆虫を追いかけている、もしくは追いかけていた高齢者の方に糞虫館に月1回でも集まっていただければ、「高齢者の憩いの場」ということで確実に条件をクリヤーできるので、皆さん、来てくださいね。年間フリーパスを発行いたします。


今日はここまで。
再見!

 多感な少年時代を偏差値やセンター試験(当時は共通一次試験)によるランキングに翻弄された私としては、気にしていないとは言いつつも、やっぱり気になるランキング。ブログを始めて1年ぼどは1ヶ月で数十名の来訪しかなく、ランキングなんか気にも留めなかったんですがね。
 こんなに多くの方が「むしむしブログ」を見てくださっているということは、日本には糞虫に興味のある人が沢山いて、皆さん「ならまち糞虫館」のオープンを心待ちにしている、と勝手に理解しました。
 よーし、明日からまたがんばるぞー。
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とりあえず写真一枚、一歩前進。

今日はここまで。
再見!

 高校時代の友達が愛知県豊田市の稲武地区で毎年セカンドスクール(昔の林間学校みたいなもの)を企画・実施していて、今回そのお手伝いをしてきました。内容は町の子供たちに稲武地区で2泊3日の農山村体験をしてもらうもので、毎回募集人員をオーバーするほどの人気の企画だそうです。
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 で、私は第1日目のメインイベント「昆虫採集・観察会」の大役を仰せつかったのですが、まあ、大変でした。当日8/7は台風が四国に上陸しており、そのままゆっくり北東に向かっていたため風も強く、稲武に全員が集合した頃からいよいよ雨が強く降り出すという最悪のコンディション。虫捕り中止のプランも用意していたものの、子供達は雨ガッパを着こみ虫捕り網を振り回してやる気満々。そこで、ガス抜きも兼ねて取り敢えず虫捕りに出かけたのですが、子供の力は侮れません。実質1時間余りの間にバッタ目、カマキリ目、カメムシ目、甲虫目、チョウ目といったターゲットにしていた昆虫を次々にゲット!(写真1、2枚目) 
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 午後は市役所のご厚意でプロジェクターや机の使える部屋を使わせていただき、地球上のいろいろな場所で生活できるよういろいろな形に変化した昆虫の姿を子供たちにじっくり観察してもらいました。(写真3枚目)
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 7/3のブログに下見の様子などを書いているように、それなりの準備をしたつもりではあったのですが、台風のおかげで計画はメチャクチャ。ほぼ全てがぶっつけ本番になってしまい危機的状況だったのですが、スタッフの方々に助けられなんとか無事に楽しくやり遂げることができました。感謝、感謝です。 至らない点ばかりが思い出されますが、まあ半分くらいの子供には喜んでもらえたのではないかと。今回の経験を活かし、次回はもっと素晴らしいものにしたいと思います。依頼があればの話ですが・・・。

 豊田の奥座敷といわれる稲武は、本当にのどかな農山村です。車で道の駅「どんぐりの里 いなぶ」を目指して行けばいいと思います。隣には温泉施設やシフォンケーキのおいしい喫茶店「アトリ」(←友達がやっている)もありますので、ぜひどうぞ。


今日はここまで。
再見!
 

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