むしむしブログ

2018年01月

これはもう、朝日新聞に掲載されたおかげです。やっぱ、スゴイ影響力ですね。遂に念願のトップ3、銅メダル(昆虫類部門)を獲得いたしました!

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 今年はお正月から心を入れ替えて、更新をマメにしてはいましたが、昨日はアクセス数が3倍に跳ね上がり、今日も2倍以上、すごいことになってます。
 まぁ、マスコミに掲載されての一時的なアクセス増ですから、間もなく元に戻ってしまうのでしょう。でも、これを機会に少しでも糞虫の事を知ってもらえたら、少しでも「むしむしブログ」を覗いてくれる人が増えてくれたら、と期待してます。
 それにしても、こんなに多くの方々に見ていただけるブログになるとは、1年前には想像すらしてませんでした。皆様と糞虫たちに、乾杯!


今日はここまで。
再見!

もしかしたらと思ってましたが、ついに、ホントに掲載されました。
とりあえず、こんな感じで。20×20cmはありますよ。ビックリ!です。
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 先日、私がたまたま見つけた糞虫の古本が、このブログに頂くコメントから、実はスゴイ本らしいということが分かったのですが、その中で同級生さんに「このお宝本には第3巻がある」と教えていただきました。確かに、第1巻がタマオシコガネ属、ダイコクコガネ属、ダルマコガネ属などで、第2巻がエンマコガネ属やOnitis属などだったので、マグソコガネ属が記載された第3巻あるのは当然かもしれません。
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 で、早速やままゆ書房にメールをして、第3巻が入荷したら連絡をくれるようにお願いいたしました。ただ、第3巻も第2巻と同様約600ページもある大冊で、最も人気があり、現在は入手困難とのこと。かつては3冊セットで10万円もしていたとか。まぁ、気長に待つことにします。今入手出来なくても、困ることはなーんもありませんしね。だって、ドイツ語ですから。写真も古い標本の白黒写真が巻末に10ページほどあるだけ。まあ、どれも貴重な写真(やスケッチ)のようなんですけど。(写真1,2,3,4枚目)

 それにしてもこの糞虫の本は、糞虫好きの私が生まれるのとほぼ同時に出版され、共に54年の歳月を朽ち果てることなく力強く生き抜き、巡りめぐって「糞虫の聖地」奈良で、私と出会ったわけです。これはもう運命的、と言えるのではないでしょうか。(それは言い過ぎやろー)


【緊急速報】
 「むしむしブログ」がブログランキング第4位(昆虫類)に返り咲きました!
 マジ? ウソやろー、と思ってるあなた、この瞬間をお見逃しなく。


今日はここまで。
再見!

  申し遅れましたが、2018年1月11日の22:44時点で「むしむしブログ」が、カテゴリー「昆虫類」のランキング第4位になってました! おめでとー! ありがとー!! 
 まあ、いつもの通り翌日には一つ順位を下げ2日間程は5位にとどまってましたが、その後8位にまで後退してましたねー。
 トップ5の常連さんは、たいてい昆虫ショップさんのブログなので、その牙城を切り崩すのは非常に困難と考えていましたが、昨年10月に5位まで上がり、今回はさらにメダルを狙える位置にまでこれたことは、それほど得るものがあるとは言えないこのブログを応援してくださる皆様のおかげです。
 一人で楽しむだけではもったいない、糞虫ワールド。
 これからもずーっと一緒に楽しんでいきたいと思っています。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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Catharsius sp.(1996年採集 カンボジア シェムリアプ )

昨日の続きです。
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 コイツ(写真1枚目)が国内で採集したものであれば、後フ節の長さや小楯板の有無、前胸背板後縁の溝などから、まぎれもなくダイコクコガネ属(Copris属)ということになりますが、カンボジアで採集したものは、世界には近縁のよく似たグループがいくつもあるので、少し注意が必要です。
 で、私の標本箱をざっと眺めて、直感的にビビッときたのが、まずはCatharsius属のCatharsius birmanensis(オス:写真2、3枚目)(メス:写真4,5枚目)。これはタイで採集されています。
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次にビッときたのが、下の写真、ブラジルで採集されたDechotomius属のDechotomius nisus(オス:写真6枚目)(メス写真7,8枚目)です。 ビビッときた理由は単純で、この2つの属以外で似たような大きさ・形をした糞虫標本が手元になかっただけですけどね。
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 Catharsius属かDechotomius属か、分類学者には検索可能なのでしょうが、私にはできません。が、Dechotomius属ではないと思いますよー。 
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 なぜ、Dechotomius属ではないのか?
 上の写真8枚目は2008年に南アフリカ共和国で出版された「THE AFRICAN DUNG BEETLE GENERA」(出版社:PROTEA)(p43)の図なのですが、ここにDechotomius属の分布は新北区・新熱帯区とあるので、カンボジア(東洋区)で採集されたこいつはDechotomius属ではない、と考えたのです。
 では、Catharsius属なのか?と言われると、「その可能性が高いと私は思います」としか答えられません。すいませんねー、我々シロウトにはよくわからない世界です。

 でもですね、そもそも上の写真のCatharsius birmanensis (ラベルはbirmanicsになっています)がホントにその種のオスとメスのペアなのか、というところには確信が持ててません。悪しからずご了承ください。


今日はここまで。
再見!

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