タイトルを見て、ピン!ときた方も多いと思います。ファーブル昆虫記でも今森先生の写真集「スカラベ」でも、洋ナシ型の糞玉には卵が一つ産みつけられているのです。というか、丸い糞玉に卵を産むと、卵を覆い隠すように親虫が玉の形を作り変えて、洋ナシ形にするのです。
去年はキレイな形のナシ玉は一つしか確保できなかったので標本にしたのですが、今年は産卵が順調で、すでに9個のナシ玉を掘り出して育てています。で、一番最初(6/2)に掘り出して育てているナシ玉を6/26に真っ二つに割ってみました。(写真1、2枚目)
向こうも驚いていたと思いますが、こっちはもっと驚きました。育てていてこういうのも何ですが、まさかこんなに育っているとは・・・って感じです。今までマグソコガネ(Aphodius 属)の幼虫ばかり見ていたので、とてつもなくデカく見えました。気が動転してたので、どれくらいの時間観察したのかも定かではないのですが、幼虫の皮膚がツヤツヤではなくビロードみたいな高級感のある実に柔らかそうな半透明の羽二重餅みたいな感じで、ちょっと日本のコガネムシの幼虫にはいないタイプでした。もう一つの印象が背中がモッコリとコブ状に盛り上がっていることです。ここにはずっと自分の糞をためているそうです。(写真3,4枚目)
ゆっくりと見る余裕もなく、割った切り口を元通りに合わせて押さえつけ、砂に埋めました。二日後に掘り出してみると、切った後はわかりますがしっかりくっついていて、びくともしません。恐らくコブの中に蓄えていた自分の糞を使って修理したのでしょう。でも、すごい大修理になったと思うので、かなり体力を消耗したに違いありません。もうこのナシ玉は触らない方がいいかも。そっと置いておいて、無事羽化してくることを祈るばかりです。
今日はここまで。
また明日!
去年はキレイな形のナシ玉は一つしか確保できなかったので標本にしたのですが、今年は産卵が順調で、すでに9個のナシ玉を掘り出して育てています。で、一番最初(6/2)に掘り出して育てているナシ玉を6/26に真っ二つに割ってみました。(写真1、2枚目)
向こうも驚いていたと思いますが、こっちはもっと驚きました。育てていてこういうのも何ですが、まさかこんなに育っているとは・・・って感じです。今までマグソコガネ(Aphodius 属)の幼虫ばかり見ていたので、とてつもなくデカく見えました。気が動転してたので、どれくらいの時間観察したのかも定かではないのですが、幼虫の皮膚がツヤツヤではなくビロードみたいな高級感のある実に柔らかそうな半透明の羽二重餅みたいな感じで、ちょっと日本のコガネムシの幼虫にはいないタイプでした。もう一つの印象が背中がモッコリとコブ状に盛り上がっていることです。ここにはずっと自分の糞をためているそうです。(写真3,4枚目)
ゆっくりと見る余裕もなく、割った切り口を元通りに合わせて押さえつけ、砂に埋めました。二日後に掘り出してみると、切った後はわかりますがしっかりくっついていて、びくともしません。恐らくコブの中に蓄えていた自分の糞を使って修理したのでしょう。でも、すごい大修理になったと思うので、かなり体力を消耗したに違いありません。もうこのナシ玉は触らない方がいいかも。そっと置いておいて、無事羽化してくることを祈るばかりです。
今日はここまで。
また明日!