むしむしブログ

2021年04月

 昨年の秋、大学生(←糞虫界のプリンス 中谷君)に勧められて生まれて初めてFITに挑戦。今まで40年間死骸しか拾ったことがなかったムネアカセンチコガネが何度もFITに落ちて、すっかりFITにはまってしまいました。その後、アカマダラセンチコガネまでFITで採ることができたので、もうビックリでした。で、まだ時期が早いかなーと思いながらも、採れないことも貴重なデータだと自分に言い聞かせて、先週23日に昨年の秋と同じ場所にFITを仕掛けて、毎日夕方に見回り、27日に撤収しました。
 結果は以下の通り。
 1 ルリセンチコガネ    1匹
 2 アカマダラセンチコガネ 3匹
 3 フトカドエンマコガネ  3匹
 4 ニッコウコエンマコガネ 20+匹 
 5 クロツヤマグソコガネ  2匹
 6 コツヤマグソコガネ   1匹
 7 クロツブマグソコガネ  1匹
 8 ネグロマグソコガネ   1匹
 9 ヒメコブスジコガネ   1匹

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 ルリセンチコガネはたまたま1匹しか落ちませんでしたが、周りのシカ糞の塊には6匹も来てましたし(写真1枚目)、飛んだり歩いたりしているところを何匹も見かけており、たくさん出ています。

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 アカマダラセンチコガネは、いずれもお天気の良くて風の弱い日中にFITに落ちました(写真2枚目)。気温が20℃を超えるこの時期にしては少し暖かい日でしたが、昨年秋の記録も10月中旬に2匹なので、人間にとって心地よい時期がこの虫も好きなのかもしれません。
 FITは、毎日見回れば、溺れて死んでいるように見えるコガネムシの仲間はたいてい息を吹き返すので、記録したあと放せばいいのですが、ハエやハチ、バッタなどは救えません。年のせいか、少し気が咎めます。まあ、子供の頃から今までに数千匹もの生き物の命を奪ってきた私が、いまさら善人ぶっても仕方ありませんけどね。

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

 発売から半年が経過してもその人気はとどまるところを知らない稀有な名著『フン虫に夢中』(くもん出版)。発売後間もなく、奈良テレビの「ゆうドキっ!」に取り上げられましたが、今度はあのNHKですよ! 本屋さんのジャンル別ランキングでは3位にランクインしたこともあるこの本が、春の糞虫ベストシーズン直前にNHKの奈良ナビで紹介されるなんて、絶対偶然なんかじゃないよね。忖度とか陰謀とか根廻しとか、オトナ社会のことよくわかりませんが、実に最高のタイミングだと思います。
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 その中身はというと、紹介してくださる啓林堂書店のご本人を存じ上げている私としては、メチャ笑えました。本当に優しい、いい人なので。ほんの3分ほどの動画なので、一度だけ我慢して最後まで見ていただければと思います(笑)。
  『フン虫に夢中』は糞虫館でも販売してます。しかも希望者には館長がその場でサインをして、一緒に写真に納まるという無料サービス付き。まだまだ希望者は少ないけれど、ぜひご利用ください!

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

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