今年の7/1のブログでお知らせしたとおり、泣く泣く一度は断念した空き家活用補助金。1ヶ月ほど前に二次募集が行われている事を知り、あわてて未完成の計画書に手を加え、建築士や工務店の大将と打ち合わせをし、なんとか9/19(火)の提出期限に間に合わせました。ページ数にしてA4約50枚の大作です。
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 今回は、入居する物件が具体的に決まっているので、どこをどう改築してどのように使うかイメージしながら計画書を作成することができました。しかし、在来工法の古い木造建築(写真1,2枚目)なので、1階の壁や押入れをつぶして広い糞虫展示スペース(写真3枚目)を確保したくても何本も柱が残るとか、2階の6畳を2部屋つなげて12畳のセミナールーム(写真4枚目)を作っても10人集まると床が抜けるリスクが生じるとか、今どきのオフィスビルでは考えられないような制約がいろいろ出てきています。お金をかければ解決するのでしょうが・・・。
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 現在は提出書類のチェックが行われており、10/10(火)に審査員(7~9人)の前でプレゼンや質疑応答をして、10月下旬までに結果が通知されるとのこと。今回は二次募集なので、採択されるのはたった1件。応募がどれくらいあったのか、市役所の方に聞いてみたのですが「公表していないんですよ」とのことでした。そうなるとますます気になりますねー。

 観光客が多く訪れる人気のならまち界隈でも空き家が目につきますので、奈良市の東部などでは大量の空き家が活用されずに朽ちているに違いありません。この補助金の競争率が高いということはそういった空き家を活用しようという前向きな動きがあるということであり非常に喜ばしいことではあるのですが、今回に限れば素直に喜べないのが正直なところです。まだまだ未熟ですね。


今日はここまで。
再見!