糞虫好きなら誰でも知ってるムネアカセンチコガネ。知らない人でも、名前の通りムネがアカいセンチコガネを思い浮かべれば当たらずしも遠からずです。ものの本によれば、最近はFIT(虫が飛びそうなコースに透明の板を立てて、ぶつかって落ちた虫を捕らえる罠)で結構採集されるようになったとのことですが、まだまだ採ろうと思って採れる糞虫ではないことは確かです。先日、facebookかなにかで、自分の誕生日に採集に行ったらムネアカセンチコガネをGETしたという話を読みました。うらやましー、まさに天からの贈り物ですね。

実は、私の標本箱には2頭のムネアカセンチコガネの標本があるのですが、1匹は35年前に高校の後輩が奈良公園で拾った死骸をもらったもの、もう一匹は5年前に自宅の前に死骸が落ちていたのを私が見つけたものなのです。写真で見てのとおり状態がよくありませんが、私にとってはどちらも宝物です。


何が言いたいかというと、善行を重ねていると人や神サマが見ていてくれて、素敵なプレゼント(=ムネアカセンチコガネ)を贈ってくれる、ということなんです。みなさんもいいことを続けていると、きっとムネアカセンチコガネを手に入れることができると思います。FITで捕れない人は、ぜひこの方法をお試しください。
今日はここまで。
再見!

実は、私の標本箱には2頭のムネアカセンチコガネの標本があるのですが、1匹は35年前に高校の後輩が奈良公園で拾った死骸をもらったもの、もう一匹は5年前に自宅の前に死骸が落ちていたのを私が見つけたものなのです。写真で見てのとおり状態がよくありませんが、私にとってはどちらも宝物です。


何が言いたいかというと、善行を重ねていると人や神サマが見ていてくれて、素敵なプレゼント(=ムネアカセンチコガネ)を贈ってくれる、ということなんです。みなさんもいいことを続けていると、きっとムネアカセンチコガネを手に入れることができると思います。FITで捕れない人は、ぜひこの方法をお試しください。
今日はここまで。
再見!
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1996年8月に知人を阿蘇草千里のダイコクコガネに案内した際、その人がこんなのがいた、と指でつまんで見せられたのがムネアカセンチでした。❝このような穴を掘ったらいた❞ と、近くの穴を示されました。昨晩とみなされる土が少し周りにある穴で、掘ってみると10cm深くらいのところに1匹がいました。あたりを見渡すと、あちこちに同じような穴があります。小型シャベルで掘って、6・7匹を見つけました。深いのは20cmくらいですが、多くはそれよりも浅く、いずれも1匹ずつでした。このことを他の虫友に話しましたが、彼らはそれぞれ長野県菅平牧場と広島県毛無山牧場で、同様に複数個体(後者は頑張って?10数匹以上も、それに1穴から雌雄の場合も)得られたようです。その後、知人の兵庫県篠山の高校教員も、校舎と物置き間の芝生の上を、日暮れ時に何匹も低く飛び回っているところを観察され、翌日昼間に、同様な穴があることを見つけられました。
なお、私のところにはいつの間にか20匹ほどの標本がありますが、長野県の数匹は胸赤型、生駒山・兵庫県・広島県・熊本県のものは前胸後部に黒斑があります。先ほどの毛無山牧場の知人は、キボシセンチコガネのような黒化型を1匹採集しています。
それで、広島県でも知人に勧めました。私が前に飛行中の1匹をたまたま見かけた付近が最初の設置場所でした。言い遅れました、虫はアカマダラセンチコガネです。早速、翌々日には2個のFITに5匹が落ちていたので、驚きました。その後、各地で何人かが行なうようになり、アカマダラセンチコガネは一挙にど珍品から普通種に下落したようです。中には、西日本(原産地を含む)では何十年ぶりに再発見されたクチキマグソ1匹もあります。
アカマダラセンチコガネやマメダルマコガネなどに比べて、ムネアカセンチコガネは偶にしか採れないのは設置場所の環境が異なるからではないか、とのことです。
じつは、私は他人に勧めるだけで、自身ではFITしたことがないのです。本当は、アカマダラセンチコガネもマメダルマコガネも幼生などの生活史を調べなければなりませんのに。。、