スイスアルプスで採集したマグソコガネの仲間のお話の続きです。

 これは最初はマグソコガネ(Aphodius rectus)に似てるかなーと思ったのですが、標本にしてよく見てみるとやはり違いますねー。写真1,2枚目の個体は8mm弱(台紙の幅が7.5mm)あり、頭に低いコブが3つ。
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 マグソコガネにしては少し大きすぎるし、体型やツヤ、前胸部と腹部のバランスが若干違うような・・・。頭部の前縁の形も。保育社の原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)によれば、そもそもマグソコガネ(Aphodius rectus)はヨーロッパにいないらしい。大きさが8mm近くあるマグソコガネの仲間は日本ではある程度絞られてきますが、どうやら該当する種はないようです。
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 写真3,4枚目の個体は7mm弱で、最初は写真1,2枚目と同じ種だと思ってたのですが、頭部のコブや前縁、頬の形状が明らかに違っており、今は別の種類ではないかと思っています。頭のコブが明確な突起になっているんです。それがわかるような写真を撮ろうとかなり頑張ったんですが・・・。このタイプの個体は、今回18頭採集したうちの2頭のみだったので検証しようもなく、単なる個体差によるものである可能性も否定できません。
 実は、私の本棚にはマグソコガネの仲間について外国語で書かれた本が何冊かあって、それをよく読めば何かヒントが得られるかもしれないのですけどね。今後の課題にしておきます。


今日はここまで。
再見!