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 これは採った時、「ゴホンダイコクコガネやー」と言ってたのですが、いつも通り”間違い”ですね。標本にしてみると、ツヤや頭部の形状、体型などから日本のゴホンダイコクコガネ(Copris acutidens)とは異なる種類であることはすぐわかります。まあ、ダイコクコガネの仲間(Copris属)であることには違いないですし、日本のダイコクコガネは大昔大陸から飛んできたという説もありますから、この2頭が日本のゴホンダイコクコガネと近縁種である可能性は否定できません。
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???
 先ほどから、この2頭まとめてお話ししてますが、???と違和感を感じた方はさすがです。右の大きいほうの写りがイマイチなんですが、拡大してみると頭部の突起や前胸背板の点刻の密度が異なります(写真2、3枚目)。ダイコクコガネの仲間は、頭部の突起(ツノ)の形状がオスとメスで異なることが多いですが、点刻がここまで違うとこの2頭は別種と考えた方がいいかもしれません。
 でもねー、南米のファナエウスの仲間(Phanaeus属)なんか、オスが異常に小型化しメスのような姿になる例もあるので、左側の小さいのは極小のオスで右側は普通サイズのメスってことも考えられなくもない。あー、でも点刻が違うからやっぱり別種か。
 いずれにしても、いつもどおり私には種名はわかりませんので悪しからずご了承ください。過去の「カンボジア 1996年採集(その1)」も含め、何か情報をお持ちの方は、コメント欄に勇気を出して(?)書き込んでください!よろしくお願いしますっ。
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 最後に、参考までに日本のゴホンダイコクコガネも載せておきます(写真4枚目)。左がやや小さめのオス、右がやや大きめのメスです。標本は1977年に奈良公園で採集した古いものですが、40年を経てもいまだ現役バリバリ。「ならまち糞虫館」が完成すれば、ますます活躍の場が広がりそうです。


今日はここまで。
再見!