コアラやカンガルー、カモノハシなど、オーストラリアの動物たちは独自の進化を遂げ、非常に特徴的です。昆虫にも一般的にそういえるのかどうかはわかりませんが、糞虫もムネアカセンチコガネの仲間を見ていると「やっぱりオーストラリアやなー。」と感心してしまいます。先日、このブログにコメントを下さった方も紹介していた 「Beetles of Australia  part 4:bolboceratinae」には、それぐらいたくさんのムネアカセンチコガネの仲間が綺麗な写真で紹介されています(写真1枚目)。
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 私の標本箱にはよく似た感じの糞虫がいくつかいたので、もしかしたら・・・と思ってラベルを読んでみましたが、採集地がオーストラリアのものはなく、テキサスやチリ、ペルー、パラグアイ、アルゼンチンといった中南米の国々ばかりでした。太古の昔、南米とオーストラリアは本当に陸続きだったのかもしれません。

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 ん?これ、いっしょやん!(写真3,4枚目) そーなんです、私の標本箱に、小冊子に出ているのと同じ種(Blackburnium carpentariae)がいたのです。2003年3月13日にMt.gernet(中南米?)で採集されていますが、国名がわかりません(泣)。私の個体の方がやや小さいので、ツノなども華奢でかわいい感じがするものの、同じ種にまちがいなさそうです。日本と中国に同じ種類がいても別に何とも思いませんが、太平洋を挟んで東西に同じ種類がいるとなると、そーとー凄くないですか?!


今日はここまで。
再見!