私は、奈良公園以外の糞虫の分布や発生時期、食性についてよくわかりません。しかし、いつもシカ糞だらけの奈良公園には昔よく通ったので、奈良公園でのみ通用する常識が自分にはあると思ってました。しかし、会社を退職しこの一年奈良公園に再び行くようになって痛感するのが、35年という歳月の流れです。つまり、以前の私は例えば「マグソコガネ(Aphodius rectus)やチビコエンマコガネ(Caccobius unicornis)は少ない」「ゴホンダイコクコガネ(Copris acutidens)やオビモンマグソコガネ(Aphodius okadai)は多い」という感覚だったのですが、今は自信がなく、実際そうではなくなっているようです。あと3年くらい奈良公園に通わないと、以前のように多い、少ない、珍しい、ということさえ言えないような気分です。ちなみに日本産コガネムシ上科図説(監修:コガネムシ研究会)によると、オビモンマグソコガネ(写真1枚目)は準稀種(★★★)で「分布は局所的で春日山が生息地として有名」とあります。
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 そんな気分の中、久しぶりにオビモンマグソコガネに出会いました。アセビの林の中、新鮮なシカ糞(写真2枚目)に1匹だけ来てました。この冬、ネグロマグソコガネ、チャグロマグソコガネは昔のようにいくらでもお会いできていたのですが、コイツとは会う機会がなく。いないわけないのになーと言ってる間に3月になってたので、内心「あれー?どーしたんだろー」と思い始めた矢先でした。本当によかったです。


今日はここまで。
再見!