もう、こうなってくると、何がどうなってんだかって感じですね。確かに私も多少は脚色したり尾ひれをつけてお話することが全くなかったとは言い切れませんが、それにしても糞虫館オープン前後のこの盛り上がりは、自分でもちょっと怖くなる程です。これらの報道を見て、ならまち糞虫館に行くのを楽しみにしている方がいらっしゃれば大変申し訳ないのですが、率直に申し上げて、ここに展示されている日本の糞虫は大して珍しいものではなく、ここから10分歩けば行ける奈良公園で、シカ糞を小枝でほじほじすれば見つかるようなものなのですよ。世界の糞虫にしても、その98%は標本屋さんで購入したもので、世界中をあちこちまわって観察・採集している研究者からすると、子どものお遊びのようなものだと思います。なので、現時点では、糞虫に詳しい方々にはまだまだ物足らない施設でしょう。これからガンバリマス。

 でもね。 糞虫が注目され、関心が持たれることで、その生息環境について考える人が間違いなく増えると思うので、そういう意味でマスコミに取り上げられるのはすごく嬉しいのですよ。おカネもコネもカンバンもない一個人が、たまたま放ったホームランなのかもしれませんが、せっかく掴んだチャンスですから遠慮なくやれるとこまでトコトンやりたいと思っています。失うものは、・・・退職金ぐらいですかね(笑)。

 15日の朝の「おはよう日本」という全国放送で放映された内容は、以下のリンクで見れるようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180715/k10011533761000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_006

今日はここまで。
また明日!