ならまち糞虫館は不偏不党、自主自立、清廉潔白、独立採算の4×4(4文字熟語が4つ)を掲げているのですが、活動資金として補助金の獲得は重要で、特に1年目の糞虫館にとっては命綱といっても過言ではありません。「小規模事業者持続化補助金」は用途が広く、3分の2補助(MAX50万円)なので、ウチの場合だとチラシやパンフレット、ショーケースやレイアウト用品、写真パネル、写真家への謝金、HP制作費等75万円支出しても、後から50万円は戻ってくるというありがたい制度です。
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 まあ、不採択になったといっても50万円損したわけではなく、使った経費をキチンと自分で全額払うだけなんですけどね。いやー、しかし不採択とは、キビシイ。 んー、なぜなんだ?っていう感じですねー。入場料は300円ですから、約1700人相当ですよ。先週末(土・日)の入館者数は2日間で70人くらいですから、気が遠くなるような数字です。

 今回のこの補助金で、広報活動の強化と2階の糞虫生態写真館の整備を一気に進めようと計画していたのですが、ちょっと厳しいですね。あと、まだ「IT補助金」というのを申請していて、現在結果待ちなのです。2分の1補助なのだけれど、これが採択されればホームページの充実と自動翻訳機能を用いてブログなどの外国語対応をやるつもり。今の時代、世界に向けて情報発信しないとね。
 テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、ありがたいことにいろいろなメディアが「ならまち糞虫館」を取り上げてくださり、それがまた自然観察会の講師や学校の課外活動サポートにつながるという好循環を生んでいて、「ならまち糞虫館」の知名度はグングン急上昇しているのですが、台所は火の車です。

 昨日は、久しぶりに朝の奈良公園を散歩してきました。この時期、産卵し役目を終えたルリセンチコガネの死骸を目にすることも多いのですが、早くもピッカピカの新成虫が姿を現していました。朝、春日大社にお参りしてから探すと、彼らに出会える確率は大きくアップすること間違いなしですよ。ぜひ、お試しください。


今日はここまで。
再見!