ならまち糞虫館の来場者の方からの質問で、最もよく聞かれるのが「フンコロガシは日本にいないのですか?」だと思います。ファーブル昆虫記でお馴染みのフンコロガシはタマオシコガネの仲間(Scarabaeus属)で、欧州南部やアフリカ、アジアにも朝鮮半島までは生息するのですが、残念ながら日本には生息していません。


 
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生きたフンコロガシ、改めタマオシコガネが、なんと「ならまち糞虫館」にやって来ました!
大阪ECO動物海洋専門学校さんのご厚意により、アフリカから輸入されたという4匹の生きたタマオシコガネ(Scarabaeus sacer?)を糞球と共に譲り受け、飼育することになったのです。糞虫館に到着早々、バキバキと音をたてながらケンカするので、今は大きな水槽に2匹、中型のケースに1匹ずつ隔離しています。健康状態の確認やダニの除去等も必要なのですが、とりあえず考えうる限りの落ち着ける環境を整え、この週末には元気な姿をお見せできればと思っています。大阪ECO動物海洋専門学校さんが飼育していた時には糞球をいくつも作っていたので、うまくいけば糞虫館でも糞球を転がす姿を見ることができるかもしれません。いや、んー、ちょっと難しいかも・・・
 IMG_20180824_004135スカラベの飼育や習性については、写真昆虫記「スカラベ」(平凡社1991年 今森光彦:著)を参考にしているのですが、ほかにお勧めの本や資料、ネットのサイト等ありましたら、情報提供していただけるとありがたいです。

 今、この写真昆虫記「スカラベ」を何度も読み返しているのですが、この本には実は私が時々ご指導いただいている奈良女子大学理学部の佐藤宏明准教授が深くかかわっており、著者の今森氏が「ケニア滞在中、佐藤氏は私のスカラベ取材の半分以上にかかわった若き生物学者である。・・・わたしはこうした経験を、その貴重さを十分理解している人と同時に得ることができたことを嬉しく思う。」とわざわざ文中に記されていました。佐藤准教授はめっちゃ気さくで楽しい先生なのですが、じつは相当スゴイ人だったんですねぇ。これまでも無礼の数々、どうかお許しください(笑)。

今日はここまで。
また明日!