糞虫館をオープンさせて良かったなーと思う事のひとつに、いろいろな生き物好きの人といながらにして出会える、というのがあります。人付き合いが下手で、自分から人に会いに行くことが苦手な私にとって、ならまち糞虫館に来る方の大部分は生き物好きなので、安心してお話することができるのです。そしてその方が実は思いもよらない大人物だったという事が後でわかったり…
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 1枚目の写真は、そういった方の20年程前の「関西自然保護機構会誌」の表紙を飾った由緒ある写真です。御笠山、春日原始林、高円山をバックに若草山のルリセンチコガネを写したものだそうです。奈良県のレッドデータブック作成の両生類調査では中心的な役割を果たしたり、川上村等で生き物観察会の講師を務めたり、特に関西におけるナガレタゴガエルの観察・研究は今日まで語り継がれるほど有名です。奈良教育大学に事務局のある紀伊半島野生動物研究会でも活躍されていたようです。
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 先日、その方からなんと、ルリセンチコガネのパネル写真等を寄贈していただきました!となると、ならまち糞虫館の2階にフォトギャラリーを何としても完成させなければ… そう言えば糞虫の生体展示もまだできてないし、糞虫観察ツアーの募集もしてないし、セミナー開催の告示もまだしてない。
 
 これからの「ならまち糞虫館」の発展にご期待ください。

今日はここまで。
また明日!