今年もまたGWがやって来ました。昨年もこの時期、私は幻のヒメコマグソコガネを探して、若草山の糞という糞を見て歩き回りました。ヒメコエンマコガネは見つかりましたが、遂にヒメコマグソコガネには出会うことはありませんでした。
 しかし、今年は大先輩方からの情報や同好者からの励ましを受け、昨年見つけることができなかったクロツブマグソコガネには40年ぶりの再会を果たしています。先週は、ならまち糞虫館にやって来たタマオシコガネが到着早々糞玉を作って転がす等、運気は上り調子、満を持しての若草山探索でした。
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 ところが、調子が良すぎて若草山に行くまでに、クロツブマグソコガネ、ゴホンダイコクコガネ、コツヤマグソコガネ、ルリセンチコガネの糞運び等、見どころ満載で、山の麓についたのが午後4時。しかも観光客がいっぱいで、とてもじゃないけど地面に這いつくばって探せる状況ではありません。人目を避けて林に入り、クロツブマグソコガネを探しつつ山頂を目指しました。登山道に出て、山頂近くの急斜面では、しゃがむだけでシカ糞と目の距離が10cmになるのですが、すると、なんと、見えたのです!めっちゃ小さなマグソコガネが(写真1枚目)。チャグロマグソコガネと見分けられるかなーと思ってましたが、一目でピピッと来ました。まあ、あんな日当たりのよい芝地にはチャグロマグソは出てきませんし、ルーペで見ても肩歯が見られず(写真2枚目)、体型も少し違います。後胸腹板にはたくさんの点刻が見えている(写真3枚目)のでコマグソコガネとも違います。
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 1時間弱で、周辺の4か所のシカ糞から8匹のヒメコマグソコガネを見つけました。日没近くなったので止めましたが、このときは何かに憑りつかれたかのように、探せばいくらでも見つけられるような気がしましたね。見つけるコツは、そろりと糞を裏返し、地面も含めよーく観察すること、これにつきます。とにかく小さいです。しかも汚れが付きやすく、他のマグソコガネの仲間に比べて糞や土と見分けにくい気がします。

 『日本産コガネムシ上科図説』(監修:コガネムシ研究会)では★4つの稀種となっており、次回若草山でまた見つけられるかどうか自信はありませんが、生息することをこの目で確かめることができて本当に幸せです。見つけるコツがわかったので、今度は若草山以外で見つけてみたいと思います。

今日はここまで。
また明日!