2週間前の5/2にヒメコマグソコガネの生息地として知られる場所で、5つの糞から8匹のヒメコマグソコガネを確認しましたが、その後、他の場所にも生息しているはずと、近隣の草地や大文字山のシカ糞を調べたものの発見できずにいました。昨日は周辺地なら可能性が高いと思い探しましたが、やはり見つからず、最後は足が自然に前回観察できた場所に向かったという次第です。



結果は、今回も6ヵ所の糞から8匹のヒメコマグソコガネを見つけることができました。でもねー、この場所にしかいないなんて信じられないし、そんなことはないと思うので引き続き調査します。前回と今回の調査では、かなり乾いて固くなった(古いわけではない)粒糞の下の僅かに湿り気の残るところから多く発見されています。特に今回は、ピンセットで簡単にほぐせるような柔らかい糞塊が無かったのですが、8匹とも粒糞が多数土に接しているため若干湿気の残る地表部分から見つかりました(写真1,2,3枚目)。そしていつも1匹か2匹。この小さなマグソコガネの力では表面が乾いて固くなった粒糞の中に潜り込めないので、仕方なく糞の下に潜んでいたのでしょうか?このあと、どうするつもりだったのでしょうか?謎は深まるばかりです。なので、しばらく家で飼って観察することにしました。何かわかったら報告いたします。
今日はここまで。
また明日!



結果は、今回も6ヵ所の糞から8匹のヒメコマグソコガネを見つけることができました。でもねー、この場所にしかいないなんて信じられないし、そんなことはないと思うので引き続き調査します。前回と今回の調査では、かなり乾いて固くなった(古いわけではない)粒糞の下の僅かに湿り気の残るところから多く発見されています。特に今回は、ピンセットで簡単にほぐせるような柔らかい糞塊が無かったのですが、8匹とも粒糞が多数土に接しているため若干湿気の残る地表部分から見つかりました(写真1,2,3枚目)。そしていつも1匹か2匹。この小さなマグソコガネの力では表面が乾いて固くなった粒糞の中に潜り込めないので、仕方なく糞の下に潜んでいたのでしょうか?このあと、どうするつもりだったのでしょうか?謎は深まるばかりです。なので、しばらく家で飼って観察することにしました。何かわかったら報告いたします。
今日はここまで。
また明日!
コメント
コメント一覧 (1)
ぼくは、このように広い範囲に生息していること、および済州島で牛糞から得られたことから、先年(2011)の論文で阿蘇の牛放牧地から記録されたことは、さもありなんと思ったのです。つまり、多くの種類のように大陸から西回りでやって来たと思ってしまったのです。しかし、この記録はなにかの間違いだったようです。日本を代表する学会誌ですから、その後正式に言及・訂正されているのでしょうか。
いずれにせよ、奈良公園ではそこだけでしか見つからないことは、本当に不思議と思わざるを得ないのです・・。
なお、奈良の検体は、容器内では、牛:鹿は鹿0.950**(26/52/40/38)、鹿:人は鹿1.000(26/26/26/26)、人のみでは0.000(26/0)、牛だけで0.450(20/40/18)でした。奈良公園の本種は鹿に傾いているようです。