以前、コブナシコブスジコガネに大量のダニが憑りついて可哀そうなことになっていましたが、その後についてご報告いたします。最も大切なことはなぜこんなことになるのか、原因を考えることですが、同じ時期に羽化して同じ環境(容器)で飼育しているのに一部の個体(1割程度)のみが極端に被害が酷いことから、比較的弱い個体が狙われたのではないか、ぐらいのことしか思いつきません。でも、ほかの個体と同じくらい元気なんですよねー。でもこの状態を何とか改善してやりたいので、特に酷い8匹を隔離して乾燥気味にして飼育してみました。「握ると団子になるけどすぐに崩れる」程度の湿り気で飼育してましたが、フレークがサラサラになる程度まで乾燥させて飼育しました。すると徐々にダニの数が減少し、10日もしないうちにほぼキレイにダニはいなくなりました!(写真1枚目7/27、2枚目8/3、3枚目8/5)
P7270164-1
P8030003-1
P8050062-1

 でも、それから1週間ほどしてこの8匹は全て死んでしまいました。ダニが生きていけない程の乾燥は、コブナシコブスジコガネにとってもよくなかったと考えざるを得ません。一方、少し湿り気のある元の容器の50匹余りのコブナシコブスジコガネからは、また5,6匹がダニに覆われた個体が発生していました。気持ち悪いけど、このダニは一体何をしているのでしょう?関節部分でなく固い前翅の表面に何かオイシイモノがついているのでしょうか?同じ容器で飼っているのになぜダニが前翅を覆うほど取りつく個体と全然つかない個体がいるのでしょう?謎は尽きませんが、このまま飼育してこのダニが重大な害を与えている(=個体が早く死んでしまう)かどうかを見極めたいと思います。

今日はここまで。
また明日!