素人ながら、”糞虫館”なんてものをオープンさせたおかげで、いろんな方とお話しさせていただけるようになりました。もちろんマニアックな虫好きの方もいらっしゃいますが、「子供が虫が好きで・・・・」というご家族や自然大好き!のシニアの方なども多く、これまでに2,000人ほどの方と『虫』をきっかけにお話しをした計算になります。

先週は、公益財団法人 大阪自然環境保全協会の会員の方とお話しして、自然観察インストラクター養成講座というものの存在を知りました(写真1枚目)。この協会は身近な自然を愛し、これを守り育てたいと願う市民がボランティアで活動している自然保護団体(当協会HPより)で、市民による里山管理・保全運動、市民環境調査、また啓発活動として自然やその保全について学ぶ講座や学習会、観察会などを開催しているのですが、インストラクターはそのリーダー的な役割を果たすようです。もちろん、参加者からの様々な質問に答えたり、自然観察のルールやマナーから野外での活動の危険回避策に至るまで、広い範囲の知識とスキルが必要なので、それを1年弱で効率的に学べるのがこの講座(写真2枚目)だそうです。

行き届いた指導が必要なので募集人数は20人ですが、29,000円で27回の講習が受けられるなんて破格の価格設定です。先週まだ空きがあると言っていたので「糞虫館のむしむしブログを見て申し込みました!」と言えば、定員オーバーでもOKになるかも?! 私も特定非営利活動法人 シニア自然大学校で1年間学んで、その流れで奈良・人と自然の会という里山の保全活動をするグループに入っています(でも幽霊会員です)。同じ価値観を持った新しい友達作りには最適だと思いますので、一度覗いてみてはいかがでしょう。
Webサイト http://www.nature.or.jp 〔ネイチャーおおさか〕で検索!
Facebook http://www.facebook.com/NatureOsaka
今日はここまで。
また明日!

先週は、公益財団法人 大阪自然環境保全協会の会員の方とお話しして、自然観察インストラクター養成講座というものの存在を知りました(写真1枚目)。この協会は身近な自然を愛し、これを守り育てたいと願う市民がボランティアで活動している自然保護団体(当協会HPより)で、市民による里山管理・保全運動、市民環境調査、また啓発活動として自然やその保全について学ぶ講座や学習会、観察会などを開催しているのですが、インストラクターはそのリーダー的な役割を果たすようです。もちろん、参加者からの様々な質問に答えたり、自然観察のルールやマナーから野外での活動の危険回避策に至るまで、広い範囲の知識とスキルが必要なので、それを1年弱で効率的に学べるのがこの講座(写真2枚目)だそうです。

行き届いた指導が必要なので募集人数は20人ですが、29,000円で27回の講習が受けられるなんて破格の価格設定です。先週まだ空きがあると言っていたので「糞虫館のむしむしブログを見て申し込みました!」と言えば、定員オーバーでもOKになるかも?! 私も特定非営利活動法人 シニア自然大学校で1年間学んで、その流れで奈良・人と自然の会という里山の保全活動をするグループに入っています(でも幽霊会員です)。同じ価値観を持った新しい友達作りには最適だと思いますので、一度覗いてみてはいかがでしょう。
Webサイト http://www.nature.or.jp 〔ネイチャーおおさか〕で検索!
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今日はここまで。
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コメント
コメント一覧 (3)
日浦さんには、親しく接していただきました。氏は、人間の生活が環境にどのような影響を及ぼしてきたかを考究しておられました。蝶を題材とされた姉妹編の著作「海をわたる蝶」(蒼樹書房、1973)・「蝶のきた道」(蒼樹書房、1978)は記念碑的文献とみなされます。ここ十数年、人里・里山の生態系とその保全、環境考古学関係の一般書が多く出るようになりましたが、今更ながら日浦さんの先見性に思い当たります。
植物愛好者(生えている草花に詳しい人)・鳥愛好者(バードウオッチャー)・蝶愛好者・蜻蛉愛好者・フン虫愛好者らならばなおさら、先の「自然観察入門‥」は、体系的な大綱を感得しながら、あらためて興味深く再読できます。
日浦さんの本には、歴史として牛馬にふれられています。彼らの秣を供給した河川堤防・畦の土手草地の生き物の代表例は、何種か紹介されていますが、フン虫についてはもうありません。近畿地方や広島(おそらく西日本)の農村地帯では、1960年代初期までは使役牛が普通にいましたので、その落としものに依存する一定のフン虫相が形成されてきたのでしょう。
畦や路傍では定量的に調べることは困難ですが、使役牛がいなくなった頃、1964~65年に、最後の砦とみなされる大和郡山市矢田の奈良県伝習農場で調査しました。当時、ここではパドックより広めの囲い込み(季節により移動)に2~4頭の牛が放されていました。毎月1~2回、各回牛糞塊6~12塊を調べて、月1回牛糞10塊1匹単位に換算した結果は次のとおりです。
カドマルエンマ1065匹(以下、匹を略)・フチケマグソ628・ウスイロマグソ309・マグソ180・オオフタホシマグソ96・オオマグソ78・コマグソ 38・フトカドエンマ21・クロマルエンマ12・コブマルエンマ9・ヨツボシマグソ7・マルエンマ4・クロモンマグソ2、計13種2449匹。
この時のヨツボシマグソはこれだけですが、本種は集約的に集まることがあるらしく、1950年代のことではありますが、農業高校と大職冠で1糞塊に十数匹が集まっているのを観たことがあります。それから、犬のそれでは他に、ツヤエンマ・セマダラマグソ・センチ(本種は城内で2匹みただけですが)がいました。特記したヨツボシマグソコガネを別にすれば、上記の結果は、ぼくのそれまでの経験(散発的ではありますが)と大きく背反するところはありません。
「カタクリの咲く谷戸に‥‥横浜・新治の自然誌」(文一総合出版、1991)を、ぼくは身近の若い人たちにつねづね勧めています。季節を逐って、里山の状況が写真で示されています。題材(写真)の選択はもとより、たいてい人々が登場していることに、ぼくはこの本の編集者の知識・センスに感服しております。小さな本で少し残念ですが(価格のことを思えばやむをえないでしょうが)、素晴らしい本と思っております。先の日浦さんの本を別にして、ぼくは寡聞にして、それ以来これに及く本を知りません・