昨日、奈良学園小学校から8人のグループ2組がSDGsの学習でならまち糞虫館に来てくれました! 奈良町のいろんな施設をグループごとに選択して訪問し、そこでSDGsへの理解を深める狙いのようです。滞在時間があまりとれないので、いつものようなトーク&スライドショーで熱弁をふるえなかったのですが、子供たちはペンライトや虫メガネを手に虫を興味深そうに見てました(写真1~3枚目)。小さなチビコエンマコガネのツノをしっかり見つけた子、オスメスの見分け方を質問してきた子、コメ粒サイズの冬のマグソコガネを顕微鏡で見比べていた子、みんな思い思いに糞虫を楽しんで関心を持ってくれたので、こちらとしては本当に良かったと思っています。まあ、先生方は「楽しかったねー」で終わらせるわけにはいかないのでしょうから、この後が大変なのかもしれませんが・・・。
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 糞虫は、もちろん自然環境保護や種の多様性、物質の循環等の良い題材になりますが、奈良公園の糞虫の場合はさらに観光産業など経済への影響や人と生き物の関わりを考えるときにもイメージしやすい題材になると考えています。SDGsの目標「15.陸の豊かさも守ろう」に示された9項目のターゲットに囚われることなく、今回の糞虫館訪問が次世代を担う子供が自分の頭で身近な問題として自然や環境について考えるきっかけになれば嬉しいですね。

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!