『名犬ラッシー』『わんわん物語』『ももいろのキリン』。私の記憶に残る絵本を3つ挙げるとこうなるのですが、今だったら『フンころがさず『フン虫に夢中』←絵本ではない、そして『フンコロガシといしころ』でしょうか。
 先週、クレヨンハウス編集部の方から丁寧なお手紙とともに1冊の絵本が送られてきました。フランスのクレール・シュヴァルツさんの作った絵本『フンコロガシといしころ ころころころころうみへいく』がフランス美術著作権協会による新人賞「レヴェラシオン賞」(児童書部門)を2018年に受賞、その絵本を200冊以上の子供の本の翻訳を手掛けてきた ふしみみさを さんが翻訳して、この5月1日出来たてホヤホヤの本をならまち糞虫館にプレゼントしてくれたのです。ありがとうございます!
20210510フンコロガシといしころ

 一応、主人公はいしころのジャリーなのですが、フンコロガシのコロンがいないと当然ジャリーは動けないわけで、フンコロガシのコロンが途中大活躍するわけで。そもそもなんでいしころが海に行こうとするのか?いや、その前に、なんで砂利の一粒が海に行く話を絵本にしたんだろー?それは見てのお楽しみ。
 クレヨンハウス編集部の方によると、フンコロガシは子供の興味を誘う昆虫でありながら、ダンゴムシなどに比べ絵本での登場機会が少ないそうです。そうかー、フンコロガシはダンゴムシより人気がないんだ。フンコロガシだって丸まることできる(マンマルコガネだけですけど)し、フン玉転がすし、子育てするし、土に潜れるし、空も飛べるんだけどなー。
20210510フンコロガシといしころ2
 この絵本は、糞虫館で自由に見ることができます。小さい子供連れの方は必見です。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう。