ふつうは朽木の樹皮の下で見つかるクロツツマグソコガネを、他の糞虫が集まっているシカ糞にへばりついているのを見つけました。2018年5月にも一度シカ糞で2匹見つけたことがあり、その時は糞に潜り込んでいたので珍しい光景だとは思いましたが「たまたま」くらいに考えてました。ところが今回5/6にまた2回も同じような場面に遭遇しましたので、クロツツマグソコガネがシカの糞で見つかるのは単なる偶然ではないような気がしてきました(写真1,2枚目)。さらに5/13にクロツブマグソコガネを探して落ち葉をのけて古い糞を探していると、そこにもクロツツマグソコガネの姿が。コイツはここで何をしていたのか?
クロツツマグソコガネは朽木に住んでますが、見つかるのはいつも材と樹皮の間で、クチキムシのように材の中に潜り込んだりはしません。あくまでも隙間に住んでいるという感じです。であれば、腐葉土になりかけの積もった落ち葉の隙間にいても全然おかしくないような気がします。でも、他の糞虫が来ているような糞に寄ってくるのはなぜなんでしょう?『日本産コガネムシ上科図説』には「犬糞や腐敗動物質からも見つかり、食性は幅広い」との記載があるので、もしかしたら取り立ててどーこー言うことではないのかもしれません。例えれば、オオセンチコガネがキノコにたかってたというレベルかな?
それにしてもクロツツマグソコガネやヒメツツマグソコガネは何を食べてるんでしょうね?推測はできますが、決定的な証拠をつかみたいです。朽木のフレークを入れて湿度を保って世話を忘れなければ、半年以上でも生きています。シカ糞を与えても食痕はできませんでしたし、入れなくたって同じく長生きします。本当に不思議で面白いやつだと思います。
今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
クロツツマグソコガネは朽木に住んでますが、見つかるのはいつも材と樹皮の間で、クチキムシのように材の中に潜り込んだりはしません。あくまでも隙間に住んでいるという感じです。であれば、腐葉土になりかけの積もった落ち葉の隙間にいても全然おかしくないような気がします。でも、他の糞虫が来ているような糞に寄ってくるのはなぜなんでしょう?『日本産コガネムシ上科図説』には「犬糞や腐敗動物質からも見つかり、食性は幅広い」との記載があるので、もしかしたら取り立ててどーこー言うことではないのかもしれません。例えれば、オオセンチコガネがキノコにたかってたというレベルかな?
それにしてもクロツツマグソコガネやヒメツツマグソコガネは何を食べてるんでしょうね?推測はできますが、決定的な証拠をつかみたいです。朽木のフレークを入れて湿度を保って世話を忘れなければ、半年以上でも生きています。シカ糞を与えても食痕はできませんでしたし、入れなくたって同じく長生きします。本当に不思議で面白いやつだと思います。
今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
コメント
コメント一覧 (2)
Saprosites spp(クロツツとヒメツツマグソコガネ)はそれらの樹皮下のコルク層でいつも見つかりましたが、これで飼育羽化させたことがあります。このことは「むしむしブログ」にコメントさせて貰いました(2017.05.25-26)。真の食物源は何か知らないですが、その気になれば調べることはできるでしょう。