シカが食べてしまうので奈良公園では若木が育っておらず、林は徐々に明るくなっています。40年前と比べると、たぶん風通しも良くなったと思います。そこに地球温暖化の影響と考えざるを得ない猛暑。奈良公園の林は確実に乾燥してきています。湿った落ち葉に埋もれた古いシカ糞を好むクロツブマグソコガネは明らかに減少しているのは周知の事実です。
 さて、奈良公園でルリセンチコガネと人気を二分するゴホンダイコクコガネですが、一般の親子観察会ではなかなか見つかりません。ダイコクコガネの仲間は夜行性ということが関係していると思いますが、そういえば私も最近見てないなーということで、確かめてみました。
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地点➀(奈良公園9/5) オス31 メス43 (全部は写ってません)
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地点②(奈良公園9/5) オス7 メス17(全部は写ってません)
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地点③(奈良公園9/5)  オス8 メス23 (全部は写ってません)
地点④(奈良公園9/5)  オス3 メス10 (記録のみ)
地点⑤(滋賀県甲賀市9/24)オス1 メス4 (記録のみ)
地点⑥(滋賀県甲賀市9/24)オス1 メス5 (記録のみ)
 夕方、奈良公園等にシカ糞を山積みにして、翌朝見回るだけですが、結果は上記の通り(写真1枚目,2枚目,3枚目)。いる所にはまだまだいるようです。でもですね、感覚的にですが、奈良公園では、見る機会が減ったように感じてます。私ごときがボヤいていてもしょうがないので、誰かきちんと調べてくれませんかね。
 ついでに、上のデータからゴホンダイコクコガネのメスの比率が明らかに高いと思うのですが、たまたまですかね?もしかすると、オスは巣作りが終わると外に出て死んでしまい、メスは巣の中で子育てが終わるまで生き延び、今まさに新成虫と共に外に出てきたので、今だけメスが多いのかな?それとも、もともとメスの出現率が高いのか? 奈良公園のシカはメスがオスの4倍くらいいるようですが、カブトムシはオスもメスもほぼ同じ割合で羽化してくるような気がしますし・・・。あー、またわからないことが増えてしまった。
 雄雌大小何匹かを標本用に持ち帰りましたが、ほぼ全てを記録作成後リリースしています。一応、念のため申し添えておきます。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!

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