コメント一覧 (2)

1. • 1. S.K.
   • 2023年09月30日 11:44
   • 私自身があまり砂篩いしないのでケシマグソ類は縁の無かった糞虫でしたが
     今年の5月に奈良公園内の芝地環境にて、古く硬くなったシカ粒状糞下でコケシマグソを1個体見つけ、付近の同様の条件より数個体を追加採集できました。
     6、7月と9月にも同じ方法で複数個体を採集できました。
     8月は今年の猛烈な暑さの為に芝地での観察が出来なかったのですが、おそらく同様の方法で得られるものと考えております。
     
     これらの個体が古いシカ糞を食用として利用しているのか、ただ単に日中陽の当たる芝地での遮蔽物として利用しているのかは今の所はわかりかねますが、6月に糞下より見つかった中には交尾中の個体も見られました。
     
     見つかった糞は他の糞虫が全く居ない乾いたもので、分解され崩れているものや形がはっきりと留めているの物などでも見つかり、条件としては他の糞虫が居ないぐらいの古い物でカラカラである事が共通している位です。
     いずれの個体も糞の中ではなく、糞の下の地面や糞直下の非常に浅い土の中、その周りを歩いている個体等も見られました。
2. • 2. ふん虫王子
   • 2023年10月01日 01:24
   • S.K様、貴重な情報ありがとうございます。私も５月上旬に奈良公園のシバの剥げたところにあるシカ糞(日が当たるので表面が乾いている)の下からコケシマグソコガネを見つけています。1ヵ所に１匹しかいことが多いですが、５ヵ所から見つかりました。詳しくは2021.5.9のブログ「コケシマグソコガネはシカ糞が好きかも」に書いています。S.K様のおっしゃる通り、糞の中には潜り込んだ個体は１匹もおらず、私も全て糞の下や糞の近くの物陰で見つけています。また、雨に打たれて出汁が出てしまったような「古い糞」ではなく、やはり「日に当たって乾いてしまいもう他の糞虫が来ないような糞」の下などで見つかりました。ただ、糞の表面は乾いていても糞の下は僅かに湿り気が残っていて、そこが居心地が良いのではないかと感じました。砂を篩って採集した時もたいてい草の根際のわずかに湿り気を感じる細かい砂から見つけています。まあ、私の場合はそういう場所の砂を集中的に探しているのでそういう結果になっているだけかもしれませんけどね。