ダラダラとスズムシのふ化が続いています。これが冬の間容器を暖かい部屋の中に置いたためなのか、ふ化の時期をずらして全滅リスクを避けるためなのか、ろくに観察もしていない私にはわかりません。もしかしたら、単に昨年ダラダラと卵を産んだだけなのかもしれません。餌をやるたびに小バエより小さなスズムシの白いヒゲが揺れているのを見ることができます。
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 我が家ではかれこれ40年以上断続的にスズムシを飼っています。断続的にというのは、冬場の管理を怠り卵を全滅させる事があるからです。管理といっても、月に1回土が乾いていないか確認する程度なんですがね。
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 絶滅させるたびに友達や近所の人から幼虫を譲り受けて飼育を再開し、それを殖やして今度は私が人にあげています。スズムシ側から見ると、子孫を残すために飼育者数を増やしてリスク分散を計っているようにも見えます。
 スズムシの考えていることはわかりませんが、私の考えていることは暑い夏の夜にスズムシの音色を聞きながらスイカを食う事くらいでしょうか。
 スズムシは見習うべき生き物と言えそうです。