奈良市昆虫糞虫館の設立を念頭に、昨日、文京区千駄木にある「ファーブル昆虫館」を見学してきました。ここは虫好き、ファーブル好きが高じてフランス文学者にまでなった奥本大三郎氏が理事長を勤めるNPO法人日本アンリ・ファーブル会が、三井物産環境基金の助成を受けて運営している昆虫館です。
ファーブル会の理事には虫好きで知られる解剖学者の養老孟司氏や昆虫写真家の海野和男氏のほか、㈱小学館社長、㈱資生堂名誉会長、㈱村田製作所会長、和歌山県知事、さらには衆議院議員鳩山邦夫先生のお名前が・・・。こういった各界のそうそうたる面々が支援している昆虫館ではありますが、奥本さんのブログを見ると運営はなかなか大変そうで、一般の方からの寄付やファーブル会の会費(これもほとんど寄付のようなものですが)でなんとか運営費や固定資産税などの税金を賄っているようです。スタッフの方も虫好きのご年配の方がボランティアでやっているような雰囲気でした。
ここには数万点の標本が保管されており、4階建ての”ファーブル”昆虫館ですから、珍しい糞虫や糞虫にまつわる面白い展示を期待しがちですが、そういう類のものはほとんどありません。入場料は無料ですが、通常展示されている標本は20~30箱程度で、昆虫館としてはがっかりするほど少ししか展示していないのです。
写真のとおりのフロアーですから、昆虫館というよりは生物の実験室か生物部の部室を連想させるものがあります。実際、子供向けに昆虫観察・採集会や標本制作講習会など季節に応じた活動を毎月のように実施しており、昆虫教育、自然教育(「教育」という言葉はちょっと違うかもしれません)について能動的・積極的に動いているようです。こういった活動は、奥本氏や養老氏などを慕う虫好きの方々の協力なしには実現できないものであることは言うまでもありません。奈良市昆虫糞虫館を単なる標本の展示場にしないためになすべき事(「経済基盤の確立」と「同志のネットワーク構築」)の重要性を改めて認識した一日でした。
しかし、お金はないし友達も少ない私はどうしたらいいんでしょう?
【追記】
エエッ、なんとこの「むしむしブログ」が昆虫類カテゴリーで11位!? ウソやろー、信じられん。でも、ちょっと嬉しい。皆さん、ありがと。
ファーブル会の理事には虫好きで知られる解剖学者の養老孟司氏や昆虫写真家の海野和男氏のほか、㈱小学館社長、㈱資生堂名誉会長、㈱村田製作所会長、和歌山県知事、さらには衆議院議員鳩山邦夫先生のお名前が・・・。こういった各界のそうそうたる面々が支援している昆虫館ではありますが、奥本さんのブログを見ると運営はなかなか大変そうで、一般の方からの寄付やファーブル会の会費(これもほとんど寄付のようなものですが)でなんとか運営費や固定資産税などの税金を賄っているようです。スタッフの方も虫好きのご年配の方がボランティアでやっているような雰囲気でした。
ここには数万点の標本が保管されており、4階建ての”ファーブル”昆虫館ですから、珍しい糞虫や糞虫にまつわる面白い展示を期待しがちですが、そういう類のものはほとんどありません。入場料は無料ですが、通常展示されている標本は20~30箱程度で、昆虫館としてはがっかりするほど少ししか展示していないのです。
写真のとおりのフロアーですから、昆虫館というよりは生物の実験室か生物部の部室を連想させるものがあります。実際、子供向けに昆虫観察・採集会や標本制作講習会など季節に応じた活動を毎月のように実施しており、昆虫教育、自然教育(「教育」という言葉はちょっと違うかもしれません)について能動的・積極的に動いているようです。こういった活動は、奥本氏や養老氏などを慕う虫好きの方々の協力なしには実現できないものであることは言うまでもありません。奈良市昆虫糞虫館を単なる標本の展示場にしないためになすべき事(「経済基盤の確立」と「同志のネットワーク構築」)の重要性を改めて認識した一日でした。
しかし、お金はないし友達も少ない私はどうしたらいいんでしょう?
【追記】
エエッ、なんとこの「むしむしブログ」が昆虫類カテゴリーで11位!? ウソやろー、信じられん。でも、ちょっと嬉しい。皆さん、ありがと。
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