むしむしブログ

カテゴリ: キノコ

 キノコ自慢をもうひとつ。
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 キノコ斡旋の元締めからは、キクラゲの他にナメコも育てるのが難しいと言われていました。理由は、シイタケやエノキダケに比べて低い温度が必要だから。購入したのが2月中旬でしたからギリギリいけるのでは、と楽観視してましたがシイタケやエノキダケが次々と傘(子実体)を形成する中、ナメコには全く動きなし。危機感を抱きベランダに出してようやく生えて来たのがコレ(H28.3.2)。
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 この時既にシイタケ、エノキタケ、ヒラタケなどはすごい勢いで成長していたので「やっぱ、ナメコは難しいな。」と納得して、ビニール袋で蓋をしてしばらく放置。3週間後、開けてびっくり!
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 茶色いヘドロを被ったように見えるのは、ナメコのベトベトした粘液に胞子が降り積もったためです。シイタケもエノキタケもエリンギも、大抵白っぽい胞子で積もると雪のように見えますが、ナメコは違いました。ババ茶色です。しかも、かなり巨大化します。ネバネバで包まれた丸っこくてかわいらしいのは若い時だけなんですね。
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 世の中には、知らなくていいことがたくさんあるということです。
 見かけはイマイチですが、胞子まぶれのナメコもそのまま全部いただきました。もちろんお腹は大丈夫でしたよ。
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 4月以降の東京の気温では、かつてこのブログで話題になったキノコ達は傘(子実体)を形成せず、菌糸の状況で大人しくしています。しかし、キクラゲだけは違っていて、この20~25C°の温度帯で元気な姿を現します。
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 シイタケでもエリンギでも傘の開き具合や裏のヒダを見て食べ頃がわかるのですが、このキクラゲは黒いブヨブヨした耳のような物体が徐々に大きくなるので、収穫適期が全然わかりません。でも、このサイズが次々に収穫できたので満足しています。しかも美味しい!(味は殆どないのですが、食感がイイ)
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 2月にキノコ苗床斡旋の元締めから買うときに、キクラゲは難易度が高いと言われていたので、実はちょっとみんなに自慢したい気分なのです。本当はキクラゲの山を会社に持って行って「ご自由にお採り下さい」とやりたかったのですが、シイタケの山の時(H28.4.12掲載)のような好意的な反応は期待できず、逆に「何これー、気持ちワルぅ~」と言われるような気がして、結局全て自家消費してしまいました。 
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 やはり人もキノコも見た目が大事ですよね?

香りマツタケ、味シメジ。キノコの味や香り、食感には特徴があります。自分で大切(?)に育てたキノコとなると、マズイわけがありません。
まず、ヒラタケ(H28.3.9)。良く育ってますねー。
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これをアルミホイルで包み、蒸し焼きにしてポン酢で食べました。小さいやつはご飯に混ぜてキノコご飯に。
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んー、味はポン酢、香りもポン酢。さすがは世界のミツカンの味ポンでした。キノコの負けです。

4月の上旬はお化けエリンギ、ヒラタケ、エノキタケ、キクラゲが一度に大量に収穫できた(H28.4.7)ので、全部まとめてキノコ丼にしてみました。どんぶりに丸ごと入っている大きいのがヒラタケ、中央の黒いのがキクラゲ、手前の赤身の肉のように見えるのが八つ切りにしたエリンギの傘、右側の貝柱のようなのがエリンギの柄の輪切り、ところどころにのぞくこげ茶色のがエノキダケです。
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めちゃウマ!
マジでうまかったです。三日間食べ続けましたが、最後までうまかったです。キノコの量にあわせて松屋の牛丼冷凍パック3袋を使ったのがよかったのかも。松屋の牛丼とキノコは相性抜群です。
わたしは牛丼は吉野家が好きなんですが、キノコにあうのは間違いなく松屋の牛丼です。覚えておいて損はありません(得することもないでしょうけど)。

 4月だけでアクセス数が3桁を超えました!友達の少ない私にとってはすごい数字です。虫とか魚、爬虫類(カメとか)には結構いるんですけどね。
 またキノコのネタですいませんが、キノコの魅力は昆虫に匹敵するというお話です。視覚、味覚、嗅覚の点から検証してみましょう。 
 まず視覚、つまり見た目ですが、「人は見た目が9割」という本がベストセラーになるほど重要なことで、キノコが人に受け入れられるためにはカワイイ!という第一印象が大切です。
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まさにカワイイを絵に書いたようなキノコ達(ぶなしめじ H28.03.15,H28.03.22)ですね。下の写真はあのエノキダケ(H28.03.15,H28.04.06)なんですが、見ているとまるでメルヘンの世界に迷い込んだような気持ちになります。
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次回は、味覚・嗅覚の点からキノコの魅力を検証していきます。
(つづく)

エリンギを放置しているとこうなるんです。日本人の99.9%の人は恐らく見たことない貴重(?)な映像(H28.4.6)です。
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キノコ(子実体)の形成には15℃以下になる必要があるのですが、室温が夜でもそこまで下がらない日が続いたためH28.3.22にベランダに出して覆いをしたのです。そしたら見るのが面倒になって、ほったらかしにしてしまったのです。 覆いを外した時はキノコの種類云々より、そもそもこの物体がなんなのか、なぜここにこんなものが・・・という感じでした。
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落ち着いて考えてみると、ホダ木(おが屑を固め円筒形のもの)を外に出した後1週間ほど寒さがぶり返したこと、覆いをして触らなかったので適当な湿度が保たれたこと等がよかったのかもしれません。それにしても、この成長ぶりは実に驚異的です。生まれたばかりの赤ん坊が2週間でデラックス・マツコになるようなものですからね。

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