むしむしブログ

カテゴリ: 奈良公園の糞虫

 40年間追い求めていたムネアカセンチコガネが続けざまに簡単にFITに落ちたので、そのあまりの効果にちょっと怖くなって、それに台風も来ていたので、10/2に撤収した後、しばらく使っていませんでした。
 10/12に再度FITを仕掛けに行ったのですが、その時に前回撤収漏れしていたFITがひとつ、そのまま台風にも飛ばされずに残っていて、なんとその水盤にムネアカセンチコガネが6匹沈んでいたのです。その他にオオセンチコガネ2匹、センチコガネ2匹などで、状態がかなり悪くなっていたので、台風が接近する前に落ちたと思われます。
20201015_233026

 FITは出来れば半日か1日に1回見回るのがいいと考えています。この間隔であれば、水盤の中で死んだように硬直した糞虫でも、大抵は翌日になると何事もなかったかのように動き回っています。無駄な殺生が避けられますし、糞虫の活動時間帯を推測することもできます。まあ、ゴミムシや羽アリ、バッタ等は救えませんが・・・。

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

 ご存じの通り、ムネアカセンチコガネは糞に集まる糞虫ではありません。奈良公園にも生息していますが、40年間糞を見てきた私も一度も見たことがないので、本当にそうだと思います。で、今回は初めてFIT(フライト・インターセプト・トラップ)を試してみたら、すんなり採れたのです。FITというのは、虫が飛びそうなコースに透明の板を立てて、板にぶつかって落ちた虫を水盤で受けるという、ホンマかいな?!というような方法です。
P1010026
 
私は、その方法があることは以前から知ってましたし、その方法でかつては珍種と言われていた糞虫がコンスタントに採集される話も聞いていました。だけどねー、A3サイズの濁った半透明の板に、いるかいないかわからない虫がうまい具合にぶつかってポトリと水の中に落ちるなんて、そんなウマい話があるかいな、と心の底で思ってて、仕掛けを作るのも面倒だったので、ただの一度もやったことがなかったのです。
P1010025-1
 
 今回は、糞虫界のプリンス中谷くんの手ほどきを受けて装置を作り、過去に採集記録のある公園で、自分が糞虫だってらここを飛ぶ、と思う場所10ヵ所に仕掛けました。ボイントはズバリ、設置場所ですね。ムネアカセンチコガネは明るい草地に住み、また低いところを飛ぶので、草地の中のけもの道や樹木の間が狙い目。まぁ、騙されたと思ってやってみてください。
 その後、9/28日に採れたその場所で、またまたムネアカセンチコガネ2匹が追加で採れています。今更ながら、FITは優れた採集方法であることに驚いた次第です。ただ、糞虫以外にゴミ虫などが結構たくさん落ちていて、翌日回収しても半分くらいは溺れ死んでいるので、少し心が痛みます。

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

 糞の臭いにひきつけられない糞虫を探すのは難しく、ムネアカセンチコガネは私にとって夢の糞虫でした。そいつを9/24にオス、9/26にメスを続けざまにゲット!7月にマメダルマコガネをはじめて採集したのに続く快挙です!どうやって、捕まえたのかというと・・
20200927_014904~2

20200927_014838~2

今日はここまで。
今週末、糞虫館で会いましょう!

 8月下旬、たまたま見つけたゴホンダイコクコガネの3個の糞玉。2、3日毎に覗いていたのですが、一昨日オスが1匹糞玉に丸い穴を開けて出てきていました(写真1枚目)。
20200911_192013
 よく見ると、もう一つの糞玉にも小さな穴が開いています。外に出ようとしているのでしょう。そっと割ってみると、立派なオスがいました(写真2枚目)。
 20200911_192059
 既に真っ黒で身体は固くなっているので、羽化した後も糞玉の中にとどまり、身体が固くなってから外に出てくるようです。白い点々はダニではなく、菌類が表面にくっついています。メス親が糞玉から離れず世話をしていましたが、さすがに菌類の侵入までは防げなかったようです。
 3つ目の糞玉も割りました。

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

 1週間以上雨が降らず、以上に暑い日が続いていましたが、8/22の夕方に猛烈な雷雨。みずみずしさを取り戻した奈良公園の林で、鳥の羽が散乱しているのを見つけました。コブスジコガネがいるかも!と、丁寧に周囲を含めて落ち葉の下まで見ていたら、5cmも掘らないところでイノシシの糞が一つ、二つと出てきました。林の中にはシカが食べられるものを食べつくしたせいか、シカ糞が見つけにくくなっており「オオセンチコガネがやむなくイノシシ糞を穴に引き込んだのかな?」と思ってました。でも、奈良公園の糞虫にはイノシシ糞はあまり人気がないので少し違和感を覚え、オオセンチコガネを見つけて確かめようと、さらに掘り進めると一回り大きな三つ目の丸い塊が出てきました。と同時に黒光りするゴホンダイコクコガネのメスの姿が。デジカメが電池切れで写真がないのが残念です。
 たまたま掘った場所にゴホンダイコクコガネの育児室があったようです。床面は土でしたが周りや天井は腐葉土で、しっかりとした「育児室」と呼べるようなものではなかったように思います。ピンセットで掘り出せるほどの深さ(5cmほど)しかなく、シカに踏まれたせいなのか糞玉終期のせいなのか、3つの糞玉のうち2つは“玉”には見えないほど変形していました。時期的にはすでに蛹になっている可能性もあります。 
IMG_20200823_142640
IMG_20200823_142621
IMG_20200823_142705

重さは6.1g、6.4g、7.9g。とりあえず、以前ブログのコメントにいただいた飼育方法に従い、植木鉢に土を入れて糞玉とメス親を置き、真っ暗にしました。4時間後そっと覗いてみると、メス親は土に潜らず糞玉の上に乗ってじっとしていました。実際の育児室とは似ても似つかぬガランとした大部屋ですが、メス親は糞玉の世話を継続してくれそうです。今度こそうまく育てないと、先週死なせてしまったゴホンダイコクの幼虫に申し訳が立ちません。でも、乾燥対策を考えないといけませんね。重さに差があるのも気になります。割って中がどうなっているのか、見てみたいなー。
IMG_20200823_142717

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

このページのトップヘ