むしむしブログ

カテゴリ: 奈良の糞虫

1/8のブログに頂いた「春日瑠璃」様のコメントの中に「フンコバエ」というのが出てきました。私は初めて聞いた名前でしたが、ネットで調べるとなんか見たことがあるような姿・形。下の写真は昨年5月に撮影したのですが、フンコバエでしょうかね(写真1枚目)。コバエというと、カブトムシを飼育していると湧いてくる奴を思い浮かべるんですが、それとは違うようですねー。ハエもなかなか奥深いもののようです。
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下の写真もハエとセットですが、コバエと呼ぶにはちょっと大きすぎる気がします(写真2枚目)。
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ところで、写真を見てて「フンコバエ」より「ウンコバエ」の文字がよぎったのは、私だけだろうか?どうでもいいことですが・・・


今日はここまで。
また明日。

 1977年から糞虫に興味を持ち、今日に至ってますが、昨日初めて生きたマルツヤマグソコガネ(Aphodius troitzkyi)を発見しました。奈良県中部の高原にある牧場の牛糞から、カドマルエンマコガネやマエカドコエンマコガネとともに、1匹だけですが採集することができました。「日本産コガネムシ上科図説」(監修:コガネムシ研究会)でも産地は比較的局所的とされ、★★★★の希種に位置付けられています。春に林内のシカ糞で見つかった記録が多い(三木氏1998年)ようなので、残暑厳しい8月下旬の日が照りつける牧場の草地の牛糞で見つかったという事実は、記録に値すると思われます。
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 それにしても、丸っこい体型と大きな小盾板という2つの目立った特徴のある本種、見つけた瞬間に「これだ!」と確信しましたね。奈良公園のシカ糞にも生息しているようですが、少し山の中に行かないと出会えないのかもしれません。

今日はここまで。
また明日!

 奈良県宇陀市にある友人の山荘に学生時代の仲間と泊まりに行ったのですが、ベランダにオオセンチコガネの死骸が5、6匹ころがってました。去年羽化した個体らしく、両手の棘も丸く削れ身体の光沢も鈍く、すべての事をやりきった感が感じられます(写真1枚目)。
 
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 生きたセンチコガネも1匹みつけました。その日、シカの親子やイノシシの親子とも遭遇しており、これらの糞が豊富にあるのでしょう。町からそう遠くないところに大型野生動物がいるもんなんですね。

今日はこれにて。
またねー!

 「奈良公園で糞虫を観察するベストシーズンはいつですか?」 よく受ける質問です。真冬でも4、5種類のマグソコガネの仲間が活動する奈良公園は、まさに1年中糞虫を観察できる素晴らしいフィールドなのですが、多くの方の「糞虫」は「ルリセンチコガネ」なので、たいてい春か秋がいいですよとお答えします。秋はピッカピカの新成虫(写真1枚目)が出現しますし、春も異性との出会いを求めて活発に活動するので、誰でも見つけることができるからです。夏もいるのですが、ルリセンチコガネは暑さを特に嫌うようで、真夏の昼間に見つけるのはかなり難しくなります。
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 高気圧が日本上空に二重に重なり、日本各地で連日40℃前後が記録された先週、奈良テレビの取材で奈良公園にルリセンチコガネを撮りに行きました(関係機関の撮影許可を得ています)。マスコミはやはり夏休みに昆虫関係のテーマをやりたいらしく、今回の取材も8月のお盆の頃に放映するため、この時期の撮影になったようです。「ならまち糞虫館」の知名度を高め、奈良公園の糞虫の存在意義を世に知らしめる格好の機会なので、この撮影ではゼッタイにいい映像を撮ってもらわなくてはなりません。
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 撮影班の方(写真2枚目)には申し訳なかったのですが、朝の6時台に高畑の糞虫館連絡事務所に集合してもらい、7時には奈良公園で探し始めました。その甲斐あって、ものの5分もしないうちにイケメンのキャスター(写真3枚目)が歩行中のピカピカのルリセンチコガネを発見、その2分後に私もバラけたシカの粒糞周辺に2匹、さらに少し離れたところに状態の良い塊糞があって、そこには5,6匹のルリセンチコガネやカドマルエンマコガネなどが集まっていて、あまりに簡単にたくさんのルリセンチコガネに出会えたので拍子抜けするほどでした。しかも、ルリセンチコガネが糞塊を巣穴に運ぶ映像までカメラに収めることができたので、案内した”ならまち糞虫館館長”としては得意満面でかなりドヤ顔をしてたに違いありません。
 でもねー、ほんと昆虫は植物と違って季節や時間帯、お天気など様々な条件次第でなかなか見つからなかったりするので、人を案内する時は毎回ドキドキします。今回みたいにうまく出てきてくれると、「ありがとー!君らの働きをしっかりテレビでPRするからねー」と糞虫達に声をかけてしまいます。こんな私は、変ですかね?

今日はここまで。
再見!
 

 日本のマグソコガネの仲間では比較的大きくて観察しやすく、深く潜らないので飼育しやすいからだったのでしょう、初めて糞虫の繁殖に挑戦した私でも蛹まで育てることができたクロツヤマグソコガネ。しかし、ビギナーズラックもここまででした。掘り出したこと自体が良くなかったのか、やはりフラッシュたいて写真を撮りまくったのがよくなかったのかもしれません。霧吹きで湿気を与えたことが関係したかもしれません。とにかく、蛹になったばかりという非常にデリケートな時期に刺激を与えすぎたことがストレスとなり、良くなかったことに間違いはないでしょう。
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 蛹になって5日程が経過し、少し気が緩んで3日ほど放置していて、ふと見たらすでにこの状態(写真1枚目)だったのです。中まで菌糸が入り込んでいて、なかなか崩れないほどでした。部分的に符節や腹が確認できましたが、大部分は原形をとどめないほどになっていました。こんなことなら、ホルマリン漬けにしておけばよかったと思いましたが後の祭り。
 「春だけ出現する奈良公園のクロツヤマグソコガネは初夏に土の中で成虫になり、そのまま夏・秋・冬を過ごし、春になって初めて地表に現れる」という説を自分の目で確かめることができた(もしくは、そうではないという反例の確認ができた)のになー。そう考えると本当に残念です。クロツヤマグソコガネには申し訳ないことをしてしまいましたが、決して無駄に死なせたわけではない、と言い切れるよう頑張ります。

今日はここまで。
再見!
 

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