むしむしブログ

カテゴリ: ダイコクコガネ

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 長野の糞虫好きの方から送っていただき、奈良公園のシカ糞での繁殖に挑んでいたダイコクコガネですが、行方不明になっていたオスの遺体が1匹、飼育容器の隅の土塊の中から見つかりました(写真1枚目)。菌類が中に入り込んでいるようですが、まだきれいに外観を保っており(写真2枚目)、容器に侵入しているエンマコガネの活動による破損もないところから、春の終わりごろまでは生きていたのではないでしょうか。ピッカピカの元気なオスだったので寿命だったとは思えません。コイツには申し訳ないことをしてしまいました(もちろん、失敗は今回が初めてではないですが・・・)。
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 が、冬を越すことでオスが生殖能力を持つとすれば、存命中のメス(写真2枚目)と既に交尾を済ませていて、2匹いるメスが糞玉を作って産卵する可能性があるのではないでしょうか。ゴホンダイコクコガネ等はオスメスのペア育児室を作ってそこに糞塊を準備し、糞玉を5,6個作ってメスが産卵する(オスは途中で出ていく)らしいのですが、どのタイミングで交尾するのか私は知りません。ルリセンチコガネは地上で交尾している様子が何度も観察されており、穴を掘って糞を集める段階ではメスは単独ですでに受精卵を産卵できる状態になっていると私は考えています。スカラベ(タマオシコガネ)を飼っていた時も、ひとりで糞玉を作り、転がし、穴に埋め、地下で卵を産み、幼虫になりました。シロウトの希望的観測ではありますが、もしかしたら、残されたダイコクコガネのメスに十分なシカ糞を与えて飼っていると一人で地下に育児室を作って、糞玉も作って、受精卵を産んでくれるのではないか、とわずかな希望を持っています。「それはムリでしょう」というデータや観察事例がありましたら、そっと、やさしく、教えてください。

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

 ダイコクコガネの飼育容器から7/15に見つかった3個の糞玉。親と思われるゴホンダイコクコガネのオス・メスと一緒に埋め戻しましたが、これが大失敗。すでに糞玉の世話モードに入っていたメスは育児室の再建は行わず、糞玉の養育を放棄。オスも育児に関与することもなく衰弱してきました。
 掘り返した糞玉は、一つは地中で他の糞虫(ナガスネエンマコガネ)に食い荒らされたようで大きく破損、一つは原形をとどめるものの中の幼虫が脱出したかのような大きな穴が。そして一つだけ残った無傷の糞玉を崩し始めたのですが、スカラベ(タマオシコガネ)の糞玉と違って上下も分からず、万が一卵や幼虫がいて傷つけてはいけないと思って、慎重に作業を進めましたが、半分ほど崩しても黒い土のような糞ばかり。あー、やっぱりダメかと思って真っ二つに割ると白いものが・・・。幼虫、いました。(写真1枚目)
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 エンマコガネの幼虫のように異様に尖がったコブは見当たらず、背中からお尻まで全体的に盛り上がってるかな?という程度に見えました(写真2枚目 左はナガスネエンマコガネ(?)の幼虫)。頭が大きく、体も明らかに太いので、細身のエンマコガネやマグソコガネ、コブスジコガネの幼虫とは見分けられる気がします。
 先日、ブログに頂いたコメントのように、本当は糞玉を見つけた時点ですぐに取り出して、植木鉢など真っ暗な環境に糞玉とメス親を置けば、地下室での養育を続けさせることができたのかも知れません。
 
今日はここまで。
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 越冬後、元気なメスだけが確認されているダイコクコガネ。一昨日、容器の土を全て掘り起し、ダイコクコガネのオスのご遺体を回収するつもりで土の塊を崩していきました。と、出てきたのがこれです(写真1,2,3枚目)。おおーっ、これはまさしく糞玉!ホントに”玉”なので一目でわかりました。
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 糞玉は3つありましたが、形はほぼ真ん丸で、どれも直径21~24㎜に収まっており、重さは6g前後。見事なまでに粒ぞろいの糞玉に仕上げています。しかし、ダイコクコガネは体長25㎜以上ありますから、彼らの糞玉にしては小さすぎます。じつは、これらはゴホンダイコクコガネの糞玉のようです。長野のフン虫好きの方がゴホンダイコクコガネも一緒に送って下さったので、とりあえず一緒に容器に放り込んだことを思い出しました。玉を掘り出した時、糞玉の近くにゴホンダイコクコガネのメスが1匹(写真4枚目)、表面近くにはオスが1匹いました。
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 その他にもこの容器からは、たくさんのナガスネエンマコガネ、クロツヤマグソコガネ、ウスイロマグソコガネなどが見つかりましたが、これらは餌のシカ糞と共に飼育容器に潜り込んだようです。細かく見ていくと、ゴホンダイコクコガネやカドマルエンマコガネ、ナガスネエンマコガネ等の死骸もいくつか見つかりました。しかし、ダイコクコガネの死骸はおろかオスのツノの欠片さえ見つけることができませんでした。2匹のオスがいたはずなんですが・・・。
 ゴホンダイコクコガネの糞玉をこの目で見たのは初めてでしたので、普通だったら大喜びするのですが、日本最大種ダイコクコガネをシカ糞で繁殖させるという大きな目標が果たせなかったので、今は残念な気持ちが強いです。
 ところで、この糞玉には卵が入っているのでしょうか?スカラベ(タマオシコガネ)は糞玉に卵を産むとその部分を盛りあげて洋梨型にするので明確にわかりますが、ダイコクコガネやゴホンダイコクコガネはどうなんでしょう。名著『ふんコロ昆虫記』(トンボ出版)には地中の糞玉の写真が載っていますが、どれも丸くて少なくとも洋ナシ型には見えません。ということは、私の手元のこの3つの糞玉の中には卵、もしくは幼虫が入っているかもしれません。育児室を完全に破壊してしまったので、土を押し固めてくぼみを作り、そこに糞玉3つとゴホンダイコクコガネのメスを置いて、上からそっと土を10 cmほどかぶせました。メスが育児室を作って糞玉の世話を再開することを祈るばかりです。
 
今日はここまで。
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 7月に入り雨が続いてあちこちで大変なことになっていますが、うちの糞虫たちの動きがますます活発になってきています。昨年、これまた長野の糞虫好きの方から送っていただいたダイコクコガネ4ペアなんですが、去年の11月頃までは元気にしていたのですが、この春以降、メス2匹の生存が確認できているだけです(写真1枚目)。
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 到着早々に1ペアを死なせてしまい、今は3ペアいるはずなんですが、いつみても穴が2つしかないのです。見かけるのはいつもメス。色つやもよく、捕まえるとキュッキュッと鳴いて抵抗するほど元気ですが、オス(写真2枚目)は越冬できなかったのでしょうか? 今週、覚悟を決めて土を掘って探してみます。せめてオスのツノだけでも見つけてあげて、弔ってやりたいと思います。まだ、死んだと決まったわけではありませんけど・・・。

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

 むし社の「糞虫本の三部作」なんて勝手に書いてしまったので、3冊目の『日本のダイコクコガネの仲間』を紹介しないわけにはいきませんよね。
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 この本は2019年6月に出版されたばかりですが、三部作の中では一番人気が出そうな本だと思っています。というのも、糞虫好き以外の人は、ダイコクコガネの仲間が地下で密かに糞玉を作っているなんて夢にも思っていないので、この本のきれいに丸められた丸いウンコの写真に驚嘆の声を上げ、そしてなぜか笑います。丸い糞玉には、日本人の心に響く何かがあるように思われます。
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 糞虫館の無料館内ツアー(私の手が空いた時にやっている簡単な説明)の時も「日本の糞虫約160種類の99%は糞を転がさない」と聞いてテンションが下がる来館者が多いのですが、すかさず「でも、ダイコクコガネの仲間は地下で見事な糞玉を幾つも作る。しかも母親が糞玉の世話をする。」という話をして、テンションの回復を計ります。特に女性には人気ですね。
 ダイコクコガネは、かつてはあちこちの牧場で普通に見られた日本最大の糞虫なのですが、今ではすっかり姿が見られなくなり、絶滅寸前と言われている地域が増えています。なぜか? この続きは、この本を手に取ってご確認ください。

【参考】むし社HPにあるこの本の紹介
http://mushi-sha.life.coocan.jp/nihon-no-daikokukogane-no-nakama.html

今日はここまで。
また明日!

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