むしむしブログ

カテゴリ: ダイコクコガネ

 8月下旬、たまたま見つけたゴホンダイコクコガネの3個の糞玉。2、3日毎に覗いていたのですが、一昨日オスが1匹糞玉に丸い穴を開けて出てきていました(写真1枚目)。
20200911_192013
 よく見ると、もう一つの糞玉にも小さな穴が開いています。外に出ようとしているのでしょう。そっと割ってみると、立派なオスがいました(写真2枚目)。
 20200911_192059
 既に真っ黒で身体は固くなっているので、羽化した後も糞玉の中にとどまり、身体が固くなってから外に出てくるようです。白い点々はダニではなく、菌類が表面にくっついています。メス親が糞玉から離れず世話をしていましたが、さすがに菌類の侵入までは防げなかったようです。
 3つ目の糞玉も割りました。

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

 1週間以上雨が降らず、以上に暑い日が続いていましたが、8/22の夕方に猛烈な雷雨。みずみずしさを取り戻した奈良公園の林で、鳥の羽が散乱しているのを見つけました。コブスジコガネがいるかも!と、丁寧に周囲を含めて落ち葉の下まで見ていたら、5cmも掘らないところでイノシシの糞が一つ、二つと出てきました。林の中にはシカが食べられるものを食べつくしたせいか、シカ糞が見つけにくくなっており「オオセンチコガネがやむなくイノシシ糞を穴に引き込んだのかな?」と思ってました。でも、奈良公園の糞虫にはイノシシ糞はあまり人気がないので少し違和感を覚え、オオセンチコガネを見つけて確かめようと、さらに掘り進めると一回り大きな三つ目の丸い塊が出てきました。と同時に黒光りするゴホンダイコクコガネのメスの姿が。デジカメが電池切れで写真がないのが残念です。
 たまたま掘った場所にゴホンダイコクコガネの育児室があったようです。床面は土でしたが周りや天井は腐葉土で、しっかりとした「育児室」と呼べるようなものではなかったように思います。ピンセットで掘り出せるほどの深さ(5cmほど)しかなく、シカに踏まれたせいなのか糞玉終期のせいなのか、3つの糞玉のうち2つは“玉”には見えないほど変形していました。時期的にはすでに蛹になっている可能性もあります。 
IMG_20200823_142640
IMG_20200823_142621
IMG_20200823_142705

重さは6.1g、6.4g、7.9g。とりあえず、以前ブログのコメントにいただいた飼育方法に従い、植木鉢に土を入れて糞玉とメス親を置き、真っ暗にしました。4時間後そっと覗いてみると、メス親は土に潜らず糞玉の上に乗ってじっとしていました。実際の育児室とは似ても似つかぬガランとした大部屋ですが、メス親は糞玉の世話を継続してくれそうです。今度こそうまく育てないと、先週死なせてしまったゴホンダイコクの幼虫に申し訳が立ちません。でも、乾燥対策を考えないといけませんね。重さに差があるのも気になります。割って中がどうなっているのか、見てみたいなー。
IMG_20200823_142717

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

 7/15、ダイコクコガネの飼育容器で見つかったゴホンダイコクコガネの糞玉3個のうちの1つから見つかった幼虫ですが、梅雨上げ後40℃近い猛暑が続いたせいでしょうか、残念な姿になっていました(写真1枚目)。
P8050031-1

 原因はいくつか考えられますが、飼育室の温度が昼間は最高37.7℃まで上がっており、森林の土中の糞玉で暮らす幼虫には耐えられなかったのだと思います。土の中は気温や湿度が比較的一定に保たれ、外敵からも守られており、しかもゴホンダイコクコガネの場合は母親が糞玉にカビが生えたりしないように世話しています。飼育容器の置き場所にもう少し気を付けてあげるべきでした。糞玉や幼虫を見れたのは良かったけれど、今回のは人災、かわいそうなことをしてしまいました。

今日はここまで。
週末、糞虫館で会いましょう!

P7250033-1
 P7290112-1

 長野の糞虫好きの方から送っていただき、奈良公園のシカ糞での繁殖に挑んでいたダイコクコガネですが、行方不明になっていたオスの遺体が1匹、飼育容器の隅の土塊の中から見つかりました(写真1枚目)。菌類が中に入り込んでいるようですが、まだきれいに外観を保っており(写真2枚目)、容器に侵入しているエンマコガネの活動による破損もないところから、春の終わりごろまでは生きていたのではないでしょうか。ピッカピカの元気なオスだったので寿命だったとは思えません。コイツには申し訳ないことをしてしまいました(もちろん、失敗は今回が初めてではないですが・・・)。
P7250026-1

 が、冬を越すことでオスが生殖能力を持つとすれば、存命中のメス(写真2枚目)と既に交尾を済ませていて、2匹いるメスが糞玉を作って産卵する可能性があるのではないでしょうか。ゴホンダイコクコガネ等はオスメスのペア育児室を作ってそこに糞塊を準備し、糞玉を5,6個作ってメスが産卵する(オスは途中で出ていく)らしいのですが、どのタイミングで交尾するのか私は知りません。ルリセンチコガネは地上で交尾している様子が何度も観察されており、穴を掘って糞を集める段階ではメスは単独ですでに受精卵を産卵できる状態になっていると私は考えています。スカラベ(タマオシコガネ)を飼っていた時も、ひとりで糞玉を作り、転がし、穴に埋め、地下で卵を産み、幼虫になりました。シロウトの希望的観測ではありますが、もしかしたら、残されたダイコクコガネのメスに十分なシカ糞を与えて飼っていると一人で地下に育児室を作って、糞玉も作って、受精卵を産んでくれるのではないか、とわずかな希望を持っています。「それはムリでしょう」というデータや観察事例がありましたら、そっと、やさしく、教えてください。

今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!

 ダイコクコガネの飼育容器から7/15に見つかった3個の糞玉。親と思われるゴホンダイコクコガネのオス・メスと一緒に埋め戻しましたが、これが大失敗。すでに糞玉の世話モードに入っていたメスは育児室の再建は行わず、糞玉の養育を放棄。オスも育児に関与することもなく衰弱してきました。
 掘り返した糞玉は、一つは地中で他の糞虫(ナガスネエンマコガネ)に食い荒らされたようで大きく破損、一つは原形をとどめるものの中の幼虫が脱出したかのような大きな穴が。そして一つだけ残った無傷の糞玉を崩し始めたのですが、スカラベ(タマオシコガネ)の糞玉と違って上下も分からず、万が一卵や幼虫がいて傷つけてはいけないと思って、慎重に作業を進めましたが、半分ほど崩しても黒い土のような糞ばかり。あー、やっぱりダメかと思って真っ二つに割ると白いものが・・・。幼虫、いました。(写真1枚目)
P7250168-1
P7250187-1

 エンマコガネの幼虫のように異様に尖がったコブは見当たらず、背中からお尻まで全体的に盛り上がってるかな?という程度に見えました(写真2枚目 左はナガスネエンマコガネ(?)の幼虫)。頭が大きく、体も明らかに太いので、細身のエンマコガネやマグソコガネ、コブスジコガネの幼虫とは見分けられる気がします。
 先日、ブログに頂いたコメントのように、本当は糞玉を見つけた時点ですぐに取り出して、植木鉢など真っ暗な環境に糞玉とメス親を置けば、地下室での養育を続けさせることができたのかも知れません。
 
今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!
 

このページのトップヘ