むしむしブログ

カテゴリ: エンマコガネ

 奈良公園にはゴホンダイコクコガネという、立派なツノのある糞虫がいますが、それ以外はコブや出っ張り程度しかなく、ナガスネエンマコガネなんか何もないのが特徴になるほどで、ホント盛り上がりに欠けます。その点、このシナノエンマコガネなんか、カッコいいですよねー。オスの大型個体のツノなんてほれぼれしてしまいます。『日本産コガネムシ上科図説(食糞群)』(監修:コガネムシ研究会)によるとコブナシコブスジコガネと同じ★4つの希少種で、関東以北からの記録が多いが産地は激減しているらしいです。
 長野県の糞虫愛好家の方のご厚意で送られてきた貴重なシナノエンマコガネ、土をかなり乾燥気味のものに交換したところ、バタバタと死んでいたのがピタッと止まりました。
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 明るい所がよほど好きなのか、元気を取り戻した虫たちは昼間はプラケースの明るい側に皆大暴れしてます(写真1ま)。夕方になると一匹残らず土に潜ってしまいました。さあ、これからが本番、繁殖を目指して頑張ります(と言っても、シカ糞をあげるだけですけどね。)

今日はここまで。
また明日!

 先日、長野県の大の糞虫好きの方からシナノエンマコガネ(Onthophagus bivertex)をたくさん送っていただきました。奈良公園ではお目にかかれない珍しいエンマコガネですが、ご厚意により飼育する機会を得ることができました(写真1枚目)。
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 まだ飼い始めて1週間ほどですが、なぜか毎日何匹も死んでしまいます。まだ暑くもないし、新鮮なシカ糞を与えているのですが、ダメです。元気な奴は体に土もつかずキレイですが、弱っている奴は汚れていて動きもぎこちなく、救いようがありません。室内で飼っているので、日陰で風通しが悪いのが良くないのかも。
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 そんな中、卵を発見!(写真2、3枚目) でも1つだけしか見つからず、粉々に粉砕されたシカ糞から見つかったのでちょっと怪しいのですが、わかる方がいたら教えてください。虫の状態も落ち着いてきているはずですし、少しでも多くの虫たちを長生きさせることができれば、繁殖も夢ではないと考えています。

今日はここまで。
また明日!
 

 ならまち糞虫館には各地の昆虫研究会や観察グループの方がお越しになり、いろいろ教えていただくことも多いのですが、先日大阪の「靭(うつぼ)公園自然研究会」で活動されている方がいらっしゃいました。その方からプレゼントされたのが、『いのちの森・生物多様性公園を目指して -大阪都心・靭公園の自然と歴史ー 』(2012年)という同研究会 編著の厚さが1.5cmもある立派な調査報告書的な本(写真1枚目)。
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 靭公園で観察された鳥や植物なども記載されていますが、昆虫は707種類の記録があり、糞虫もしっかり載ってました。コブマルエンマコガネやチビコエンマコガネは「多い」、セマダラマグソコガネは「普通」、マルエンマコガネとマグソコガネは「少ない」かつ「最近見られない」。マルエンマコガネは1990.7.29に靭公園で同研究会代表の桂孝次郎氏が♀を1頭採集し、標本にされているようです(写真2、3枚目)。
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 大阪のような大都会にも(30年前の採集記録ですが)まだいたんですねー、マルエンマコガネ。最近は見かけたという話を聞きませんが、ヤマトエンマコガネみたいに「〇〇に行かないと見ることができない」稀少な種になってしまうのでしょうか。しぶとく各地で生き延びてほしいものです。
 なお、ならまち糞虫館には残念ながらマルエンマコガネはおりません。悪しからずご了承ください。

今日はここまで。
また明日!

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