むしむしブログ

カテゴリ: 出版

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 虫好きの人は必ず一度は訪れる、東京中野のむし社(最近、中野の近くの高円寺に移転したらしい)。そのむし社の冊子『月刊むし』は、約50年間継続している隠れた超ロングセラーであり、その3月号(第589号 写真1枚目)が2月24日に発売されたのですが、その1ページ目の人気コーナー「今月のむし」になんと!私の書いた「ヒメコブスジコガネ」が掲載されました。もちろん、ただの糞虫好きの私の書いた文章なので専門的なものではなく、ちょっとしたエッセーなのですが、あの『月刊むし』に掲載されたことに違いはありません。この写真(写真2枚目)では読みにくいと思いますので、ぜひ1冊買って読んでください(笑)。
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『月刊むし』はここから注文できます。→ http://www.mushi-sha.com/products/list.php?category_id=27

今日はここまで。
また明日!
 

 近鉄奈良駅から北に車で10分程の所に「ならやま」と呼ばれる里山があります。しかしここは今でこそ”里山”になってますが、『奈良・人と自然の会』のメンバーが荒れ放題の山に手を入れて、10年以上の年月をかけて里山に再生した場所なのです。自然を大切に思う人が集うこの会には虫や植物に詳しい人も多く、2019年4月にはその人たちが協力し合って、ならやまで10年以上にわたって記録してきた写真や記録をまとめて1冊の本を作りました(写真1枚目)。次の世代を生きる子供たに伝えたい野生の昆虫と植物の記録です。マスコミにも取り上げられましたので、ご存じの方も多いかと思います。(タイミングを逃したブログ掲載ですいません!)
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 昆虫200種は会員の菊川さんが、植物200種は同じく会員の木村さんがカメラに収めていたものですが、毎週のように山道の補修や雑草の刈り払い、畑の整備などを会員(170人以上!)の皆さんが手分けして実施する中で観察されたものも多く、会の活動の一つとして大いに自慢できるものだと思います。まあ、私はシニア自然大学校(新年度の受講生受付中!)の講座修了後、縁あってこの会に入会したものの、糞虫館の活動と仕事が忙しくなってほとんど会の活動に参加できずにいましたので、私が自慢するのも変な話ですが、紹介せずにはいられないほどの出来栄えです。ぜひ、奈良の全ての小学生とそのご両親に見てもらいたいですね。ならまち糞虫館の子供向け本棚に並べてありますので、ぜひご覧ください。

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 むし社の「糞虫本の三部作」なんて勝手に書いてしまったので、3冊目の『日本のダイコクコガネの仲間』を紹介しないわけにはいきませんよね。
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 この本は2019年6月に出版されたばかりですが、三部作の中では一番人気が出そうな本だと思っています。というのも、糞虫好き以外の人は、ダイコクコガネの仲間が地下で密かに糞玉を作っているなんて夢にも思っていないので、この本のきれいに丸められた丸いウンコの写真に驚嘆の声を上げ、そしてなぜか笑います。丸い糞玉には、日本人の心に響く何かがあるように思われます。
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 糞虫館の無料館内ツアー(私の手が空いた時にやっている簡単な説明)の時も「日本の糞虫約160種類の99%は糞を転がさない」と聞いてテンションが下がる来館者が多いのですが、すかさず「でも、ダイコクコガネの仲間は地下で見事な糞玉を幾つも作る。しかも母親が糞玉の世話をする。」という話をして、テンションの回復を計ります。特に女性には人気ですね。
 ダイコクコガネは、かつてはあちこちの牧場で普通に見られた日本最大の糞虫なのですが、今ではすっかり姿が見られなくなり、絶滅寸前と言われている地域が増えています。なぜか? この続きは、この本を手に取ってご確認ください。

【参考】むし社HPにあるこの本の紹介
http://mushi-sha.life.coocan.jp/nihon-no-daikokukogane-no-nakama.html

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 むし社の糞虫3部作の第2弾が、ちょうど今から3年前に出版されたこの『日本のセンチコガネとその仲間』。センチコガネは、オオセンチコガネに比べると色彩が地味で、しかもどこにでもいる種類なので、オオセンチコガネの陰に隠れがちでした。しかし、日本各地の色彩変異を眺めると、オオセンチコガネに劣らず様々な色彩に彩られていることがわかります。21世紀になって九州の通称「レインボーセンチ」が広く知られるようになると、センチコガネに対する注目が一気に高まったことは記憶に新しいと思います。
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 「レインボーセンチコガネ」というのは俗称で、正式に図鑑に載っているわけではありませんが、九州の一部の地域では体色が見る角度によって異なり、七色に輝くセンチコガネが生息しているのです。恐らくそこには昔から七色に輝くセンチコガネは生息していたけれど、地元の人はそれが当たり前なので何とも思ってなかったのかもしれません。それをどこかの虫好きが「ややっ⁉ なんだこの美しい虹色は!奈良のルリセンチコガネに勝るとも劣らない美しさだ。よし、レインボーセンチコガネと名付けよう。」と言ったかどうかは知りませんが、とにかく「レインボーセンチ」はブレイクした(?)のです。
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 この本にはセンチコガネ科だけではなくムネアカセンチコガネ科やアカマダラセンチコガネ科の珍しい糞虫もたっぷり綺麗な写真で紹介されています。たまたま何かの幸運が重なったときにしか採集できないムネアカセンチコガネやアカマダラセンチコガネ等が綺麗に可愛く、しかもしっかり生態を捉えた写真がたくさん載っているので、本当に胸がキュンキュンしてしまいます。同時に、生態観察好きの私としては「俺もナマで観察したい」という欲望がメラメラと湧き出してきます。まあ、彼らの100分の1の努力さえもしていない私には天も味方しないでしょうけど・・・。
 センチコガネとその仲間のことを生態も含めて楽しく詳しく知りたいのであれば、一番のおススメでしょうね。この本もお値段は『日本のオオセンチコガネ』と同じ6,400円(税別、送料無料)で、売切れ次第販売終了です。普通の本屋さんには置いてないので、まずは糞虫館で実物をご覧ください。絶対欲しくなりますよ。糞虫館には10冊しかありませんが、むし社 や 昆虫文献 六本脚 など昆虫の専門書を扱うお店ならネット通販で購入できます。

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 たいていの人は「むし社」というとキョトンとして「ムシシャ?」と聞き返します。しかし、東京都中野区にあるむし社(2019年4月に中野駅から高円寺駅の方に移転)こそ、昔から我々虫好きが必ず何度かはお世話になる超有名な虫屋さんです。生きた虫も、虫の標本も、虫の採集道具も、虫の本も、そして虫の情報も、とにかく虫に関することならここに行けば何とかなるというそんなオールマイティなお店。『月刊むし』を何十年にわたって毎月発行し続けているのもこのお店です。もちろん関西出身の私も何度もお世話になってます。
 いや、別に私はむし社の手先ではないのですが、先月12月にコガネムシ研究会のメンバーの方々が作ったダイコクコガネの本がむし社から出版されたので、そのお祝いパーティーに行ってきました。出版記念パーティーといっても糞虫好きのおじさんの飲み会とどこが違うんだ?! みたいな十数名の集まりでしたが、めちゃくちゃ糞虫愛にあふれておりました。そこで、むし社の方と懇意になり、なんとならまち糞虫館で『むし社の糞虫本3部作』と呼ばれる百年に一度しか出版されない(⁉)隠れた名著の3冊『日本のオオセンチコガネ』『日本のセンチコガネとその仲間』『日本のダイコクコガネの仲間』を委託販売することになったのです!
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 いずれもハードカバーでA4くらいあるので持ち運びには適しませんが、カラー写真満載で、見ているだけでも十分楽しめます。読めばさらに楽しめます。糞虫館で最も手に取って見てもらう機会が多いのは『日本のオオセンチコガネ』。生息地によってオオセンチコガネの色が異なっており、ルリ色をしているのは奈良だけだという私の説明に驚いた人がこの本を手にすることが多く、各県の様々な色合いのオオセンチコガネが紹介されているこの本はすごく人気があります。
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 ただ、丁寧にページをめくると、三重県の伊勢神宮や熊野市、和歌山県、屋久島にもルリ色の個体がたくさんいることがわかるので追加の説明が必要になり、ちょっと面倒臭いんですけどね(笑)。子供が買うには値が張るので、ご両親から未来の昆虫博士へのプレゼントにいかがでしょう。売切れ次第、販売終了ですのでお早めに。

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