むしむしブログ

カテゴリ: 出版

 ならまち糞虫館には子供連れの家族もよく来館されるので、子供向けの図鑑や昆虫絵本を自由に見られるように置いてあります。これまでも『フンころがさず』(KADOKAWA)とか『ふんころがし と いしころ ころころころころうみへいく』(クレヨンハウス)『月間たくさんのふしぎ うんこ虫を追え』(福音館書店)などをご紹介しましたが、また1冊おもしろい本が加わりました。『このあな なんじゃ②』(仮説社)です。
 20230224_115549

 子供の頃、田んぼの畔に穴が開いていると、ザリガニがいるかな?カエルかな?ヘビだったら怖いな、とドキドキしながら小さな手を突っ込んでました。石をのけたときに穴があるとどんな虫が隠れているのかワクワクして掘り返してました。今は糞塊の下の穴をみてセンチコガネかな?ゴホンダイコクかも⁉なんてことを相変わらずやってます。「この穴、なんだろー?」と気になるのは、いくつになっても変わりませんね。
 20230224_115749
 20210513_160939

 この本で頑張ってるなーと感心したのは、穴の中を見せるときに次のページをめくるのではなく、コスト高になるのを顧みず、そのページのまま折り込んだページを下にめくるようにしたところ。見つけた穴をその場で掘り返す感じで穴の中を見れるのが快感!そしてその穴にいる虫(とは限らない)のチョイスが絶妙です。ホントはここで紹介したいのですが、めくったときの楽しさが半減するといけないのでガマンします。本屋さんで15cm四方の小さなこの本を見つけたら、ぜひ手にしてほしいと思います。ページの折り込みをめくっていくとあなたは何度か「おーっ!」という声を上げること間違いなし!ちなみに近日中に『このあな なんじゃ③』が出るらしいです。
 20230224_115906

 この絵本は、国立環境研究所 生物多様性領域 生態リスク評価・対策研究室の研究員(博士)の方が「身近な場所で暮らす生き物たちに目を向け、その生き物のすみかを残していくにはどうしたらいいかを考える」ことを願って書かれたものです。この絵本を手にした大人も、ページをめくる子供も、きっと自然にそういったことを考えるようになると思います。傑作です。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)、全国の書店で好評発売中!

 書いた私が言うのもなんですが、”意外”に『たくましくて美しい糞虫図鑑』の評判が良くて、恐らく「がんばれよー」という気持ちも込めて、脱サラおやじの書いた入門書的な糞虫図鑑をご購入いただいているようです。本当にうれしいです。ありがとうございます。
20211008_034751

 ところで、糞虫図鑑にもあるSCARABE BOOKS(スカラベ ブックス) の文字に気付いた方もいらっしゃると思います(写真1枚目)が、これは糞虫図鑑だからというわけではなく、「SCARABE BOOKSは、すべての生きとし生けるものがたくましく、美しく生きる姿をありのままに見つめ、互いの多様な生き方を尊重し合えることを願って生まれ」た珠玉の生き物紹介シリーズなのですよ、たぶん。そして、その第2弾として満を持して出版されたのが、山盛りのウニ、ではなく、山守氏の『ウニと共生生物図鑑』なのですよ、きっと。私は海の無い奈良県で育ったので海辺の生き物とは縁遠いのですが、高価なすしネタとしてしか認識していないウニが岩に穴をあけるなんて、驚きです。しかもその穴に共生する生き物がたくさんいて、それらをまとめて1冊の本にするなんて、もっと驚きです。山守氏は少女時代クラゲちゃんと呼ばれつつクラゲの変態を楽しんだそうで、今はウニの巣穴から小宇宙を覗いているらしい・・・。ナメクジのようなチドリミドリガイの「チャームポイントは目」「ずっと見つめているとついつい笑顔になってしまう」とのこと。私はウニの巣穴より山守氏のアタマの中を覗きたい(笑)。(写真2,3枚目)
20211008_033200
20211008_033529

 著者の山守氏は今年大学院を出たばかりのピチピチ新人女性研究者と思いきや、なんと今月から27歳にして京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所の助教授に。とにかくフツーではない、スゴイ人です。大阪の老舗出版社である創元社が社運を賭けた(?)新ブランド SCARABE BOOKSの第2弾『たくましくて美しい ウニと共生生物図鑑』(山守瑠奈:著)。ビーチより磯が好きな人なら絶対に楽しめる一冊です。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
「山田五郎と中川翔子のリミックスZ(後編)」もお聞き逃しなく!

 9/16に電話で収録した分だと思いますが、先ほど以下の通り放送日の連絡が来ました! 日付は変わりますが、今から3時間後の25時30分から始まる「山田五郎さんと中川翔子のリミックスZ」というラジオ番組です。電話で1時間以上お話しして収録した分を2回に分けて放送するようです。私はもちろん糞虫のことを延々しゃべり続けたのですが、山田さんとしょこたんの質問や話の持って行き方が上手いので、結構楽しい内容になっていると思います。多方面でご活躍の評論家山田五郎さんが番組の司会進行をしていくのですが、私は中川翔子さんが大好きなので、こんなタイトルにしちゃいました。ご容赦ください。
リミックスZサムネ

 この番組は、TOKYO FM以外の以下の11局でも放送されていますが、聞けない所もあるようです。また、曜日はわかりますが、私の出演した分がいつ放送されるのかはわかりません。まあ、わざわざ調べて聞くほどの重大なことを喋っているわけでもありませんけどね。

 先日は山田五郎さんと中川翔子さんのラジオ番組に
お電話でご出演いただきましてありがとうございました。
今週から2回にわたって放送となります。
 
TOKYOFM「山田五郎と中川翔子のリミックスZ」
放送日その 2021年 10月 3日(日)25時30分~(全国は 9月28日(火)~)
放送日その 2021年 10月10日(日)25時30分~(全国は 10月5日(火)~)
 
2回にわけてオンエアをさせて致します。
TOKYOFMでは本日10月3日日曜日、10月10日の2回にわたっての放送。
SNSなどで使用できる画像も添付します。
 
2021年8月現在 11局ネットの放送局もお送りします。
【山田五郎と中川翔子の『リミックスZ』】
エンドトークあり30分/エンドトークなし25分
(火)
05:00~05:30 FM福井
27:00~27:30 FM愛知
(水)
21:00~21:30 FM大分
(金)
13:00~13:25 FM群馬
20:30~20:55 FM長野
(土)
09:30~09:55 FM佐賀
11:00~11:30 FM石川
18:00~18:30 RADIOBERRY
27:30~28:00 FM高知
28:30~29:00 FM宮崎
(日)
25:30~26:00 TOKTOFM
  
JFN TOKYOFM「山田五郎と中川翔子の『リミックスZ』」

今日はここまで。
今週末は糞虫館で会いましょう!

 NHKラジオには、NHKで放送した番組の中で「聴いてよかった」「もう一度聴きたい」という声が寄せられる番組を再編成してもう一度お届けする「らじるセレクト」という番組があるそうです。で、本日9/4(土)のNHKラジオ第一で14:05~14:55に、先々月「関西ラジオワイド」で放送された私の糞虫話が再放送されるとの連絡がありました。あの時は生放送で、始まるまではむちゃくちゃ緊張してたのですが、アナウンサーの2人(大山さんと新口さん)の巧みな話術のおかげで、中身は全然覚えていないのですが、楽しくお話しできたという記憶だけがハッキリと残っています。それが自己満足ではなく、実際にラジオで聞いていた方から評価されていたというのはすごく嬉しいですね。ぜひ聴いてみてください!

再放送される番組詳細です↓

9/4(土)14:05-14:55「らじるセレクト」

https://www4.nhk.or.jp/P5708/


【予告】
9/10(金)の夕方5時頃、NHKテレビのニュース番組のキンゴジン(金曜5時人)コーナーで、糞虫&糞虫館が10~15分ほど紹介されます。お楽しみに!

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!                 

 このブログは8/11に書いたものの、公開するのを忘れてました!
 
20210811_083807
今朝、寝起きのボーッとした頭でテーブルの上の新聞を見ると、見覚えのある写真が。ん、これは、アレではないか! なんと『たくましくて美しい糞虫図鑑』があの朝日新聞の第1面下段、しかもカラーで掲載されていたのです。何千何万とある本の中から選ばれたたった6冊しか載ることのないスペースに糞虫図鑑が載るなんて・・・。出版してくれた創元社さんは、この本に社運を賭けたのか?!嬉しいです、ありがとうございます!
20210811_083756

 次の目標は「奈良市昆虫村」をつくること。糞虫館の他にカブト·クワガタ館、カミキリ館、ゾウムシ館、トンボ館、チョウチョ館、等々を建てて、それぞれ大好きな人達が工夫しながら運営する昆虫村。集まれば相乗効果もあって集客力もアップ。印税がガッポリ入ったら、北側の広い空き地(奈良市が所有)を買い取って昆虫村プロジェクト、開始です。「◯◯館」をやりたい方、連絡をお待ちしています(笑)。『鬼滅の刃』の100分の1、売れればいいだけなんだけどなぁ。宝くじを買うより本を書く。本を書くより真面目に働く。自分に合ったやり方でコツコツ頑張るのが目標実現への王道とわかってはいるんですが、ね。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!

広告:『フン虫に夢中』(くもん出版)も読んでね。

このページのトップヘ