むしむしブログ

カテゴリ: 講演

 東京の開成中学・高校は6年一貫教育の有名な進学校で、関西でいえば灘中学・高校みたいな感じでしょうか。今回縁あって、まずは修学旅行の事前学習ということで5/24(金)に出張授業をさせていただきました。せっかくの機会だということで中学3年生全員(200人以上)に体育館で糞虫トーク&スライドショーをお楽しみいただきました。と言いたいところだけれど、修学旅行で奈良に行くコース選択者は46人、さらに糞虫館見学を希望する学生はその一部なので、200人の9割以上は糞虫館に無関係。この日のために厳選した映像を使い糞虫の面白い生態などを懸命に紹介したつもりなのですが、中学3年ともなると好き嫌いがはっきりしているのか、一部の学生さんには耳を傾けてもらえませんでした。自分の学生時代を思い返すと、話を聞かないどころかもっとひどいことを平気でやってましたので、因果応報かと。ところが・・・
 出張授業は2コマあって先に私がやって、薬師寺のお坊さんが私の次に話をされたのですが、学生が一人残らず背筋を伸ばし身を乗り出してお坊さんの話を聞き、全体が一体感に包まれたのです。なんなんだ、この違いは!この時初めて私は「聞き手は何を求めているのか?」を考えてこなかったことに気付きました。糞虫は面白い、だから私の話も興味を持って聞いてもらえると勝手に考えていたんですね。反省。
 6/6(木)が修学旅行で、予定だと12時頃には来るはずなのだけれど一人も来ません。行程表を見るとこの時間帯は事実上「興福寺の国宝館」見学か「奈良町の糞虫館」見学の2択。糞虫館に来るかぁ?!なーんて言ってたら、9人まとまってやって来ました。糞虫の話をたっぷりできたし、スカラベの糞玉作りや糞玉転がしの様子も映像で見てもらうことができたので大満足。何のことはない、反省は活かされてませんね。でも今回ご縁のあった開成中学の皆さんの中から日本を動かす人物が出て国際社会で活躍すれば、地球環境についてもっと真剣に考える世界になるような気がします。まだまだ先のことかもしれませんが、皆さんに期待しています。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)、全国の書店で好評発売中!!
 

 先週お知らせしていたコガネムシ研究会の公開シンポジウム(大会)ですが、参加申込みの期限が今週末の10/22(日)まで延長されました。まだ間に合います!参加ご希望の方は、ここから ↓ 申し込むことができます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejY9UDEvWykEK3eeIrHBpP-lxjHO-jFCr7zGiBLeU81YbWGA/viewform?usp=sf_link

 東京まで行けない人はオンライン参加も可能です。同様にこの ↑ 大会参加登録フォームから申し込んでください。
 会場参加もオンライン参加も、いづれも大会参加登録をしてから、参加費1000円を振り込む必要があります。詳細はコガネムシ研究会のHPをご覧ください。

【コガネムシ研究会のHPより抜粋】

今年の大会は昨年同様対面とオンラインで開催します.標本交換などもありますので奮ってご参加下さい.

日時:2023年10月29日(日曜日)10:00~17:00
場所:学習院女子大学(東京都東京都新宿区戸山3丁目)

*会場へのアクセスは下記の学習院女子大学ホームページ をご覧下さい.
https://www.gwc.gakushuin.ac.jp/about/access.html

【重要:当日参加はできません】
会場となる大学のセキュリティー管理のため,事前登録が必須です.参加登録締切は,10月16日(月)です.参加登録の詳細は下記の「参加登録」の項を参照ください.

*22日(日)まで参加登録締切日を延長しました。

【大会プログラム】
10:00~12:00 公開シンポジウム 「地域食文化としての昆虫食」
体験的昆虫食論-地域食文化,昆虫の大量生産-(木内 信)
昆虫食の食育とその意義(渡邉 瞳子)
ラオスの市場で販売されている食用昆虫と糞虫の食用利用(細谷 忠嗣・田川 一希・百村 帝彦)
伝統的食文化-タイの昆虫食を中心に(宇都宮 由佳)
総合討論

12:00~13:00 昼

13:00~13:30 総会(経過報告,活動計画,決算,予算など)
13:30~15:30 一般講演
電子顕微鏡時代のコガネムシ研究(野村 周平)
幼虫のすゝめ-ハナムグリを対象とした調査・飼育-(瀬島 勇飛)
国内外来種リュウキュウツヤハナムグリが生態系に及ぼす影響の評価(鍵和田 さくら)
飛べないクワガタムシの魅力(柿沼駿輔)
学校の授業で蟲好きは育てられるか?~モデル教材を使った節足動物を学ぶアクテイブラーニング・カリキュラムの提案~(和田 薫)

ポスター発表(予定)

【大会参加費】
大会参加費は会員・非会員,現地参加・オンライン参加とも1,000円です.事前の払い込みが必須なのでご注意下さい.

【懇親会】
懇親会(コガネ研サロン)は,大会前日の10月28日(土)18:00~21:00,池袋駅最寄りの老舗中華料理店・地球飯店(東京都豊島区西池袋1-22-8 第2三笠ビル3F https://chikyuhanten.com/)で開催します(懇親会費6,000円.学生会員は3,000円).

恒例のオークションも開催します.今回は,出品物を懇親会会場へ出品者が直接持ち寄る形式で行いますので,出品したい参加者は懇親会に出品物をご持参ください.オークションの詳細については,後日追って連絡いたします.

【大会および懇親会参加登録】
大会および懇親会への参加は,現地参加およびオンライン参加とも,10月16日(月)までに大会参加登録フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejY9UDEvWykEK3eeIrHBpP-lxjHO-jFCr7zGiBLeU81YbWGA/viewform?usp=sf_link)から事前登録(必須です)して頂くとともに,10月18日(水)までに郵便振替あるいは銀行振込による参加費,懇親会費の払い込みをお願いします.

*22日(日)まで参加登録締切日を延長し、参加費振込締切日を23日(月)まで延長しました。

郵便振替:00180-0-543440 コガネムシ研究会
銀行口座:みずほ銀行日本橋(にほんばし)支店 普通1863085 コガネムシ研究会

【その他】
不明な点は大会事務局(taikai@kogane.jp)にお問い合わせ下さい.


今日はここまで。
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『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)は、全国の書店で好評発売中!

 奈良学園小学校で出張授業をするのは3回目。その他にもSDGs関連学習卒業遠足などで糞虫のお話をしているので、奈良学園小学校の子供たちの糞虫に関する関心と知識のレベルは日本一だと思います。まぁ、糞虫の聖地である「奈良」の名を冠する小学校ですから、当然かもしれません⁉
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 奈良学園小学校の理科室は、大型モニター2台にPC画面を鮮明に表示させて授業ができるほか、HDMI接続しているビデオカメラと簡単に画面切換ができるので、今回はフンコロガシ(スカラベ・サクレ)の糞玉作りや糞玉転がしの様子を動画で紹介することができました。さらに子供たち2人に1台の実体顕微鏡が用意されている(!)ので、前回(2021年9月)に続き今回も米粒サイズのマグソコガネの仲間の種の同定にもガチでチャレンジしてもらいました。顕微鏡の基本操作や糞虫の種の同定のポイントを学ぶとともに、顕微鏡を覗く楽しさや同定の難しさを肌で感じてもらえたと思います。
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 以前もこのブログに書いたことがあるのですが、奈良市内の小学校は毎年「糞虫学習」を実施すべきですね、マジで。今回、NHKテレビと新聞社(奈良新聞、産経新聞)がこの出張授業の取材に来たのは、この小学校の取り組みが「環境」について深く学ぶ「奈良らしい」好事例で、子供たちが糞虫を通して奈良の自然や生き物への関心を高めるのに適した内容だと思ったからではないでしょうか。ならまち糞虫館では、今までに小学校の子供たちだけでなく中学・高校の学生や先生を対象にした講演会や観察会も積極的に実施していますが、まだ活動は途に就いたばかりです。糞虫館の開設時から掲げるmission(使命)は「糞虫の面白さを通して、自然に関心を持ってもらう」。子供やそのご両親、さらにお爺ちゃんお婆ちゃんにも「糞虫っておもしろい!」と感じていただけることがすべての出発点と肝に銘じ、これからもフン虫王子としてガンバリマス。
 NHKテレビは当日9/8のお昼のNHKニュースで放送されたようですが、夕方6:30の「ならナビ」でも放送されました。放送後1週間はNHK+(プラス)という見逃し配信サービスで無料で見ることができます。ならナビは午後6:30からですが、午後6:37~6:39が「小学生が奈良公園のふん虫学ぶ」です。新聞を買いそびれたので未確認ですが、奈良新聞には9/9に掲載されたそうです。
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『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)は全国の書店で好評発売中!

 金融機関を51歳で早期退職したあと入学したのが「認定NPO法人シニア自然大学校」で、毎回自然に関する様々なテーマでその分野の専門家から講義を受けたり実習をおこなったり、本当に充実した1年を送ることができました。私は本科を卒業後、地域の里山保全活動グループに移ったのですが、さらに探求心のある方たちは「研究科」に進学するんです。今回糞虫館に来てくれたのはその研究科の「森と海の自然科」に所属する17名(帰り際に名刺交換してわかったのですが、なんと!シニア自然大学のHPに大きく顔写真が載っている代表理事 金戸様もいらしてくださいました)。
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 シニア自然大学校は東京大学とか早稲田大学といった「大学」ではなく自然を大切に思う人が学び合う場なので、研究科といってもアカデミックな研究をしているわけではありませんが、相応の知識を持った方が多いのでお会いするまでは少し緊張してました。実際にお会いすると、本科と同じように和気あいあいとした自然が大好きな方ばかりで、懐かしい感じさえしました。ただ、トーク&スライドショーの内容をやや詳しい内容に組み替えてお話したので、ちょっとしゃべりすぎてしまいましたね。糞虫館の展示を見る時間が十分に確保できず、申し訳なかったです。
 シニア自然大学校関係では、この5年間に私が在籍した24期の仲間など卒業生や多くの在校生の方々、さらに卒業生が所属する各地の自然観察グループ等の仲間と一緒にならまち糞虫館に来てくださり、毎回楽しい糞虫話に花を咲かせています。私は昔から人に会ったり人前で話したりするのは苦手で避けてきましたが、糞虫館ではちょっと別人(フン虫王子)になってますね。たくさんの人たちに支えられて夢中でやっているうちに5年が経っていたわけですが、あと5年ほどは続けたいですね。皆様、今後ともご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。m(__)m

今日はここまで。
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 (一財)出版文化産業振興財団( https://www.jpic.or.jp/ )からならまち糞虫館に以下の通り連絡がありました。HPを見る限り、本の読み聞かせや読書アドバイザー養成講座等本や出版に関する様々な活動を1991年から継続されている財団のようです。申込は今日の午前8:59まで。手違いでお知らせが直前になってしまい、申し訳ありません。
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 私どもの財団のオンライン講座におきまして8月5日(土)にフランスの博物学者ファーブルの生誕200年を記念した講座を開催します。講師には、フランス文学者であり『完訳ファーブル昆虫記』の翻訳も手掛けられた奥本大三郎さんを迎える、大変特別な講座となっています。

 この講座を、全国の昆虫愛好家の皆さまに知っていただきたいと思いご案内を差し上げた次第です。
大変図々しいお願いですが、貴会から虫好きの会員さまに情報を共有いただけますと幸いです。

イベントの詳細は以下の通りになります。
お忙しいところ恐れ入りますが、お取り計らいのほどよろしくお願い申し上げます。

【イベント名】
ジャン=アンリ・ファーブル生誕200年記念「南フランスと博物学者ファーブルの生涯」

【講 師】
奥本大三郎さん

【日 時】
8月5日(土)10:30~12:00

【参加費】
・視聴のみ 1,200円
・視聴+書籍2冊セット 4,500円(送料無料)
┗『ファーブル昆虫記 名場面集Ⅰ』『ファーブル昆虫記 名場面集Ⅱ』(偕成社)
※奥本さんのサイン本を限定20セットでご用意しています(残り僅か)

【配信方法】
オンライン(Vimeoにて配信予定)

【申込・詳細】
https://jpic-online.shop/?category_id=649e312c6d07c1002e7bfbe2

【内容(HPから抜粋)】
〜講座について〜
ファーブルが長い年月をかけて書いた『ファーブル昆虫記』には、こまやかに記された昆虫の生態だけではなく、好きなものを夢中で追いかけるファーブルの姿が生き生きと描かれています。
この講座では、7月5日に発売される『ファーブル昆虫記 名場面集』を通して、ファーブルの生き方から、好奇心を持つことや“学び”の面白さ、よく見て、よく考え、よく疑問を持つという、科学的なまなざしを養うことの大切さについて、著者の奥本大三郎さんと考えます。

『ファーブル昆虫記 名場面集』の対象年齢は小学校中学年からとなっていますが、奥本さんが書く親しみやすい文章に加え、全ての漢字にルビが振られているため、小学校低学年からでもお読みいただけます。
全10巻から成る『ファーブル昆虫記』の入門書としてピッタリの1冊です。

~奥本さんより受講者へのメッセージ~
今年は、フランスの昆虫学者ジャン=アンリ・ファーブルが生まれてから200年を迎えます。南フランスに生まれ暮らしたファーブルは、教師として苦しい生活をしながら、55歳で手に入れた土地「アルマス」で昆虫観察に没頭し、30年かけて『昆虫記』全10巻を書き上げました。そのアルマスの研究室を実際に訪れると、ファーブルが虫にかぎらず、植物や化石、鳥の卵など、あらゆる分野に興味を持ち、研究していたことがよく分かります。ファーブルゆかりの地や、そこに、現在も生きる虫たちの写真を見ながら、博物学者ファーブルとその時代について考えます。

主催: 出版文化産業振興財団(JPIC)
協力:偕成社

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