むしむしブログ

カテゴリ: 観察会

 奈良公園では、春の糞虫たちの活動がピークを迎えています。ツロツヤマグソコガネは、他の地域ではあまり見られないやや大型のマグソコガネですが、奈良公園では普通に見ることができます。さらに、奈良以外ではまず見つからないヒメコマグソコガネ、学名が「奈良」のヒメツツマグソコガネ ( S.narae ) 、可愛らしいヒメコエンマコガネといった珍姫三姉妹に出会える可能性も。もちろん主役はルリセンチコガネ!
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 やまとびとツアーズは、星のソムリエと一緒に星の観察会、仏師と一緒に秘仏巡り、妖怪文化研究家と大和妖怪ツアー等、ニッチでディープなツアーばかり企画する少しヘンな旅行会社のようですが、なんとそんな少し変なところからならまち糞虫館にお話があり、標題のツアーのお手伝いをする事に相成りました。開催は4/27(土)の午前中です。お申込みは「やまとびとツアーズ」0744-43-8205 https://tours.yamatobito.net/ 
 ぜひご家族でご参加ください。

 参加するのとしてもらうのとで、こんなに違うとは思ってもみませんでした。9/27に予定されていたのが雨で延期になり、仕切り直して10/21に「奈良春日山原始林を未来につなぐ会」主催で奈良公園で糞虫観察会をやったのです。いま思えば、ルリセンチコガネが普通に見られる時期ではあるのですが、朝晩は肌寒く感じるようになっていたので、自分の中で「ルリセンチコガネが見つからないかも…」という不安がどんどん大きくなって、当日は朝からドキドキしてました。
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 結局、芝地ではカドマルエンマコガネ、ナガスネエンマコガネ、チビコエンマコガネ、ウスイロマグソコガネがあちこちで見つかり、林の中ではルリセンチコガネがなんと14匹も見つかりました。参加者の方には大変喜んでいただけたので、今はホント、やってよかったなーと思ってます。
 企画や段取りをすべてしてくださった奈良春日山原始林を未来につなぐ会のスタッフならびに観察会に参加してくださった皆様には感謝感謝です。またやりましょうねー!

 昆虫文献六本脚から出版されている糞虫愛好家必携の「日本産コガネムシ上科図説(食糞群)」を監修したコガネムシ研究会。そのコガネ研の総会が奈良市で開催され、それに先立って奈良公園にて糞虫観察会が催されたので、参加してきました。
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 集合場所に行くと、そこには「日本列島フン虫記」「フンころがしの生物多様性」など多数の著書のある塚本先生と「日本産コガネムシ科図説」の著者の稲垣氏や河原氏といった面々が。いろいろお尋ねしたい事はあったのですが、本人を前にすると緊張しちゃいましたね。あまりお話しすることができず、我ながら残念です。でも、塚本先生のお名刺はGETしたもんねー。

 観察会は親子連れの方の参加も多く、そうそうたるメンバーながら、糞虫ギネス等の趣向を凝らし和気あいあいの楽しい観察会でした。ちなみに糞虫ギネスで優勝したのは私の友人家族でした。ステキな商品(ふんコロ昆虫記)をもらっていましたねー、うらやましい。

今日はここまで。
(つづく)

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 「ならまち糞虫館」が主催する主なイベントの一つが糞虫観察会なんですが、まだオープン前ではありましたが、朝日新聞の記事を見た京都学園大学バイオ環境学部の教授から打診があり、先週5/13に開催いたしました(写真1枚目)。原教授のバイオ環境デザイン学科は、自然のしくみを学び、豊かな環境を保全・再生するための技術を学ぶ学科で、自然界における糞虫の役割を自らの目で観察し自らの頭で考えることは、これから先、若い学生さんが「バイオ環境」というものを地域レベル~世界レベルの視野で考えるうえで、いい肥やしになるに違いありません。
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 さて、当日・・・
小雨程度は覚悟して出発しましたが、30分もしないうちに雨が本降りになり、途中少し弱まることもありましたがお昼過ぎには地面に水が溜まるほど降ってきたので、早めに観察を切り上げました(写真2枚目)。あいにくのお天気ではありましたが、30数名の学生さんが熱心に糞をほじくって探した結果、ウスイロマグソコガネやクロツヤマグソコガネ等多数のマグソコガネの仲間、ナガスネエンマコガネ、カドマルエンマコガネといったエンマコガネの仲間、そして輝くルリセンチコガネもあちこちで見つかり、案内したこちらとしてもほっとしました(なんとゴホンダイコクコガネも見つかりました!)。
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 午後は奈良公園からならまち糞虫館に場所を移し、テーマにしていた糞虫の種類と生息環境について学生さんに考察してもらったり、奈良公園の現状と糞虫の役割についての話をしたりしました。糞虫館のセミナールームは最大18畳になるのでなんとか全員を収容できました(写真3枚目)が、プロジェクターはもちろん、机も椅子もないなか窮屈な思いをさせてしまいました、ごめんなさいね。
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 いやー、今思えばあーしたらよかった、こーすべきだった等と反省ばかりの観察会ではありました。でも、皆さんずぶ濡れになりながらも熱心に観察していて(写真4枚目)、こちらも案内していてとても楽しかったです。9割以上の人にとって初めてのシカ糞ほじほじの経験でしょうけど、じつは楽しかったのかな?なんてね。
今回が皆さんの最初で最後のシカ糞ほじほじにならないことを祈りつつ・・・。

 京都学園大学は創立50年の節目を迎え、この先50年を見据えて京都先端科学大学に変わるそうです。大学校名が変わっても、卒業して社会人になっても、子供を連れて奈良公園に来るようになっても、あの雨の中でシカ糞をみんなでほじくったことを忘れずにいてほしいなー。


今日はここまで。
再見!

 

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