むしむしブログ

カテゴリ: 観察会

 本当にアフリカにフンコロガシを見に行くツアーの詳細が、ハッピートラベルのwebサイトに載ってました!観察地の南アフリカのクルーガー国立公園のモツワリ私営保護区に4連泊して、糞玉作りから糞玉を転がして運んで埋める所までノーカットで目の前で観察できるのはもちろん、埋められた糞玉を掘り出したり、夜にはライトトラップでゾウの糞に飛来する巨大ダイコクコガネの仲間を観察したりするらしい。
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 国内であってもハードルが高いのに、それをアフリカで出来る人なんているのか?と思ったのですが、同行解説者に奈良女子大学理学部の佐藤宏明准教授のお名前があったので納得しました。佐藤准教授はこれまで10回アフリカを訪れ、通算3年以上滞在してフンコロガシを研究しており、フンコロガシの写真集『スカラベ』の著者今森光彦氏をアフリカでずっとサポートしていた方。その時のノウハウも生かしてフンコロガシの魅力を最大限引き出す様々な「仕掛け」を考えているようです。
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 ツアー会社に問い合わせると、実はまだ検討中のようなことを言っていて、問い合せや反響の大きさによって、見込みでホテルや車を手配するらしい。問い合わせが少ないと立ち消えになるのだろうか???興味のある方は下にある(株)ハッピートラベルのweb サイトをご覧ください。

  ◎詳細はコチラ ⇒ https://happytravel.jp/cn5/pg5419772.html

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)は、全国の書店で好評発売中!

 半年ぶりに書くブログのタイトルがいきなりぶっ飛んでますが、これは子供の頃からの夢の一つですね。これまであまり深く考えずやりたいことをやって来たほうだとは思いますか、子供の時からずーーっと行きたくて、でも行ってない場所があるのです。➀ガラパゴス諸島(ゾウガメ) ②アマゾン川(ピラルク) ③アフリカ(フンコロガシ)の3つ。バックパッカーやってた学生の頃、②と③は生きて帰るのが難しそうだけど、現実味のある➀のガラパゴスにはマジで行こうと思っていろいろ調べたところ、当時でも100万円以上かかりそうだったので、蓋をしてしまった記憶があります。会社勤めをしていた時はお金よりも時間が無くて行けなかった(行かなかった)。このままだと、5年後にはお金や時間よりも体力が無くて行けなかった、と言うに違いない。
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 アフリカの自然公園で野生動物を見るサファリツアーに参加したら、動物の糞に虫がいっぱい集まっていてフンコロガシがフンの玉を転がしたのを見た人もいるのですが、フンコロガシをメインで見に行くには個人で行くしかなく、観察中にライオンに襲われたらイヤだしなー。これらの写真は、糞虫館でスカラベ・サクレが糞玉を作った時のもので、私はこの目で糞玉つくりや糞玉コロガシなどを見ているのですが、「奈良公園で生きたルリセンチコガネを見たい!」と思うのと同じで、やはり現地の自然の中でフンコロガシを見たいという思いは強くなるばかりです。
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 半年ぶりにブログを書いたのは、実は南アフリカにフンコロガシを見に行くツアーが計画されていて、10人集まりそうならホントに実現すると聞いたので。企画したのは、2年前に九州から2度も「奈良公園の糞虫観察ツアー」御一行様を連れてきたハッピートラベルの方なので、現実味はありそうです。お金と時間と体力のある人で、しかも糞虫大好き!な人なんて滅多にいません(そもそも糞虫大好き!な人が少ない(泣))が、日本中を探せば10人くらいならいるかもしれませんね。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
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 東海道新幹線というドル箱を有し、1兆4千億円の売上(2023.3期)を誇るあのJR東海。その子会社JR東海ツアーズが「何か画期的な企画を!」ということで、白羽の矢がならまち糞虫館にグサッと刺さったわけですよ。遡ること2年ほど前、糞虫館に来た担当の方と意気投合し、普通に奈良公園を観察して歩くだけのツアーではなく、メインイベントとして糞山観察(写真1枚目)をやろうということに。つまり練り上げた巨大なウンコの塊をドンと置き、それをツアー客が囲んで座り、ルリセンチが次々に飛来する様子を観察するというもの。この企画はJR東海の内部でも話題になってトントン拍子で話が進み、ちょうど1年前にJR東海エキスプレス会員様限定ツアーで2回分を売り出したところ、なんと即完売。ところが2回とも台風の影響で雨の予報が出たため中止になったのでした(当日は晴れたんですけどね)。
IMG_7943-1奈良公園糞山実験(左石田右中村)

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 来年またやりましょうと言うのを社交辞令くらいに受け取っていたのですが、さすが一流企業ですね、ちゃんと引き継がれていて、今年も連絡が来たのでした。しかも今年はJR東海ツアーズ営業本部のみならずJR東海の関西広報室の人まで打ち合わせに参加するというすごいことになってました。ただ、今年はなぜかいつもの観察コースでルリセンチコガネの影が薄く、糞山を置いてすぐにルリセンチコガネが飛来しないリスクを感じていて、去年みたいに糞山観察を前面に出すことはやめました。良い場所まで行けば可能なのですが、10人以上の人数で、糞虫講座(事前学習会)会場のホテル尾花から観察しながら歩くコースでは時間的にタイト。それでも1回目(9/16土)はルリセンチコガネが1匹も見つからなかったので、少し奥まで行ってもらいました。そこで糞山を準備したのですが、準備の最中に子供がルリセンチコガネを次々に発見。その歓声を聞いて静かに座っていた大人たちもゴソゴソ周囲を探しはじめてしまい、ジ・エンド。私一人で20分ほど糞山を見てましたが、1匹も飛来しませんでした(翌日見に行ったら、糞虫が原形をとどめないくらいにまで粉砕してました)。座って静かに待つという「消極的な観察」より、糞や朽木の下を自ら探して回る「積極的な観察」が好まれるのがよく分かりました。なので、1週間後の2回目(9/24日)のツアーでは通常のコース内でしっかり探し、事前に置いた糞山をあとで見て回ることにしました。幸い2回目のツアーの時は想定した通りの場所でルリセンチコガネが見つかり、糞山はほとんど役に立ちませんでしたねー。
 2回とも生息環境の違いを意識しながら、事前学習で紹介したマグソコガネやエンマコガネ、センチコガネの仲間等8種類ほどの糞虫を皆で見つけることができたので糞虫観察会としては良かったのですが、私としてはどこからともなく飛来するルリセンチコガネの色、音、そして糞の香りを感じながら目で追う楽しさを経験させてあげたかったなぁと思っています。糞のニオイを嗅ぎながら24時間大きな糞山の横で飛来する糞虫を眺めることを楽しいと言い切る私の思いですから、普通の人にはいい迷惑かもしれませんね。
 この糞虫ツアーを取材してくれたのが朝日新聞。当日(9/16土)はホテル尾花での糞虫講座から参加し、観察ツアー終了後にお話をしたほか、後日メールのやりとりをするなど熱心な記者さんでした。その記事がこれ。こういうの、嬉しいですね!
20230927朝日新聞奈良版

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 奈良市東部の山添村有数の観光スポット「フォレストパーク神野山」にある めえめえ牧場。もう何回目なのかわからないのですが、今年もここで先週末(9/17)糞虫トーク&観察会をやらせていただきました。名前でわかるように、ここにいるのはヒツジなので、どんな糞虫がいるのか私も大変興味があって、いつもワクワクしながら観察しています。一方で、牧場は陽当たりがいい草地なので、参加者が期待するルリセンチコガネが見つかりにくい環境です(写真1枚目)。
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「糞虫」観察会なので、場所や季節、糞の種類が違えば観察できる糞虫の種類は異なって当然なのですが、ほとんどの親子は生きた「ルリセンチコガネ」を見たいと思っています。チラシに大きくルリセンチコガネの写真を使っている我々サイドにも責任はあるんですけどね(写真2枚目)。
20230917めえめえ牧場チラシ「糞虫の世界」

 もちろん生息していない虫を見せることはできませんが、この神野山にはルリセンチコガネが生息しており、牧場の側溝などにもよく死骸が転がっているので、何とか見つかるようにしてあげたいわけです。そこで、ルリセンチコガネを誘い出すために、観察会の前日にめえめえ牧場のスタッフがヒツジの糞を牧場内外の数か所に山積みしています。そして観察会の前半は牧場内の明るい草地で観察、後半は脇の林の中に置かれたヒツジ糞の山をつついてどんな糞虫が来ているか観察しています。小学校低学年の子供も多いので「環境の違い」を言葉で説明するより、憧れのルリセンチが実際にどんな場所で見つかるかを体験することで、そこから環境に違いを意識するようになるんじゃないかなーと考えています。さらに、観察会の終了後にお話した家族はルリセンチよりも「牧場にどんなエンマコガネがいるか見たかった」と言っていたので、糞虫沼にズブズブとハマりつつある家族も出てきたようです。 
 今朝は神野山から大雲海! | 奈良観光JP さん
 山添村は幻想的な雲海を見ることができることで有名ですし、奈良市内から一番近い星空観察スポットとしても売り出し中です。また、森林を切り開いてメガソーラーを設置する本末転倒の開発には反対の声を上げるなど、都市の後追いをするのではなく村の「地域資源」を活かす取り組みを積極的に行っているようです。私の糞虫トーク&観察会に参加した子供たちがこうした村の考え方を引き継ぎ、推し進めるチカラになってくれることを期待しています。

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 小学生の親子を対象にしたこのイベントは2019年から続く山風舎さんの恒例の年中行事。昨年同様、①奈良公園で糞虫観察→➁木陰で『シカの白ちゃん』の読み聞かせ→③奈良の鹿愛護会で鹿角ストラップ作り をおこないました。
 今回は真夏の暑さが厳しい時期の観察(8/22)だったので朝8:30に観察地の近くに集合し、まだ涼しいうちに糞虫観察を実施。早起きした子供たちはほぼ全員がルリ色に輝くオオセンチコガネ(俗称:ルリセンチコガネ)をGET!さらに立派なツノのゴホンダイコクコガネも次々に見つかり、大人は完全に蚊帳の外でしたね(写真1枚目)。運よく糞を引っ張るオオセンチコガネを観察できた子もいました。 
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林の中で見つかった糞虫は、私の記憶では以下の通り。
 ①ルリ色に輝くオオセンチコガネ
 ②地味に輝くセンチコガネ
 ③ツノがカッコいい!ゴホンダイコクコガネ
 ④胸の左右に突起あり。カドマルエンマコガネ
 ⑤腕のながーいナガスネエンマコガネ(メスは長くない)
 ⑥ツヤツヤ黒光りするマエカドコエンマコガネ
 ⑦米粒サイズのマグソコガネの仲間1~2種
後半は明るい芝地での糞虫観察の予定で、ここであと1~2種見つかれば伊丹市昆虫館友の会の観察会(6/10開催)での9種類に並ぶ快挙達成!と思ったんですが、既に日差しが強烈で子供たちの関心は水辺の生き物へ。ここでもトンボやヤゴ、マツモムシなどを次々に見つけて盛り上がってました。
 この後、木陰で水分補給しながら山風舎の高橋さんによる恒例の「シカの白ちゃん(1954年誕生、1972年交通事故死)」(写真2枚目)のちょっと悲しい、人間と野生動物とのかかわり方について考えさせられるお話。さっきまでワーワーはしゃぎまわっていた子供たちが静かに耳を傾けていました(写真3枚目)。


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 最後は奈良の鹿愛護会でシカの角のお話等を聞いた後、角の切片を磨いて絵を描いて自分だけの鹿角ストラップ(写真4枚目)を作ってお土産に持って帰りました。みんなの楽しそうな笑顔、サイコーです!(写真5枚目)
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(※奈良公園での糞虫観察会では、基本的に観察後すべての糞虫をリリースしています。)

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
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