むしむしブログ

カテゴリ: 生物多様性

 以前、新聞か雑誌で昆虫食にハマっている大学生として大きく取り上げられているのを見て、一度お会いしたいなぁと思いつつも、いつものようにぐずぐずして数年が経ってました。先日、友人から彼の昆虫食の講演会のチラシ(写真1枚目)をもらい、行ってきました。
20230223_220754[1]
20230223_152923[1]
 
 講演場所は、なんと!新しく県庁の隣に整備された立派なあの奈良公園バスターミナル。私もこのバスターミナルの広い通路の一角で糞虫トークをしたことはありますが、今回は200人収容のレクチャーホール! 主催は(一財)再エネ共同基金、共催は市民生協ならコープ、そして後援に奈良県、奈良市、斑鳩町、教育委員会、県生協連合会、県環境県民フォーラム、市地球温暖化対策地域協議会、奈良ストップ温暖化の会等々12団体。そうそうたる面々です。
 講演は実質90分程(写真2枚目)でしたが、「地球を救う昆虫食とSDGsの話」のタイトル通り昆虫食がいくつものSDGsの目標達成に役立つことをわかり易く紹介されていました。私的にはやはり前半の昆虫食の普及活動の際のおもしろ体験やシルク食品開発秘話みたいなのがめっちゃ楽しめました。私が糞虫を紹介する時の相手のリアクションと共通するところも多く、ニヤニヤしつつやたら頷きながら聞いてました。世界には糞虫スナック糞玉を食べる人もいますからね。
20230223_170810[1]

 ネットを自在に操り多方面に情報発信をおこない、クラウドファンディングではコオロギコーヒー開発プロジェクトを成功させ(写真3枚目)、現在は大阪・関西万博に目標を定めて活動しているとのこと。素晴らしい!ブラボー!! でも、この若者に声援を送るだけで僕は終わりたくはない。まずは年度内に”糞チューバー”としてデビューする。これは1年ほど前、KBS京都ラジオに出演した時に前京都府知事の山田啓二さんに約束したことでもあるので、やります。次は・・・んー、とりあえず、ひとつずつ着実に実行したいと思いまーす。おっと、その前にブログとHPの更新をやらなくちゃ。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)、全国の書店で好評発売中!

 まず初めに昨晩少なくとも関西の方は「イキスギさんについてった」の放送が無かったこと、お詫びいたします。2/12のブログでお知らせしたのはどうやら関東の予定であって、関西圏ではこの番組はMBS(毎日放送)で木曜日ですね。でも2/16(木)はパフェの話のようで糞虫はどうなってしまったのかわかりません。何かわかったらお知らせいたします。

CIMG2572
 もう先々週になってしまいましたが、伊丹市立生涯学習センター「ラスタホール」で開催された伊丹市昆虫館主催の「生物多様性講演会 十人十色⁉美しい糞虫の奇妙な習性」は、お陰様でホント大盛況でした。昨年はあの有名なコスタリカのバッグマンこと西田賢治さんが講演していたのでかなりプレッシャーを感じていたのですが、伊丹市昆虫館、昆虫館友の会、ラスタホールのスタッフさんなどみ~んなで盛り上げてくれて、とても楽しかったです。特に質問タイムは、子供たちからスルドイ質問やユニークな質問を次々に浴びせられ、私は大汗かいて大変でしたが周りの大人たちは大いに楽しめたのではないでしょうか。会場には100名を超える記録的な参加者があったらしいのですが、実はこの日は昆虫館友の会の研究者の展示発表会&表彰式があったので、そちらを聞きに来られた方が相当いらっしゃったのが幸いしましたね。

8651-1 - コピー
 『たくましくて美しい糞虫図鑑』にサインを求める人がAKB48 の握手会のように長い列をなしましたが、それは私がサインを書くのに時間がかかるせいでしたね。お待たせして本当に申し訳なかったです。講演終了後に開催された展示発表会で学者顔負けのハチの研究をしている若い女性やまだ小学生の子供が大勢の大人に囲まれても堂々と発表している姿をみると、日本にはまだまだ昆虫少年・少女が健在なんだ、と少し安心しました。昆虫館の学芸員さんたちにアドバイスをうけて、さらなる進化を期待しています。  
 私はパソコンが得意ではないので講演はいつも静止画像のスライドなのですが、今回は勉強して動画(オオセンチコガネが糞塊を運ぶところ)を途中に入れてみました。動画があると私が身振り手振りで表現するより虫の動きが正確に理解できるので100倍わかり易くなりました。まさに百聞は一見に如かず。最近、動画編集の無料講座を受講したりしていて、フンチューバーとしてデビューする予定です。いずれYouTubeに動画を上げますので、1回ぐらいは見て下さいね。時期未定ですけど。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)は全国の書店で好評発売中!!

 10年に一度の寒波で奈良公園にも雪が積もりましたが、雪の下の糞の中でネグロマグソコガネやチャグロマグソコガネといった冬の糞虫達は元気に暮らしていることでしょう。この時期は自然観察グループや公民館の糞虫講座に呼ばれることもなく、たいていは静かに標本整理や読書をして過ごすのですが、今年は以前糞虫館にも来てくれた伊丹市昆虫館の方々が企画した生物多様性講演会でお話しする機会をいただいており、落ち着かない日々を送っています。
 伊丹市昆虫館は「生物多様性交流フェスティバル in ラスタ」を1/25(木)からラスタホールで開催していて、伊丹近隣の自然団体の活動紹介パネルの展示や昆虫館の生きた虫たちと一緒に写真を撮れるイベントなどがあって、最終日の2/5(日)に標記のタイトルで”ならまち糞虫館館長”の私がお話しするスケジュールになっています。講演するだけじゃなくて話の後には質問タイムがあって、そのあとは交流(雑談?)会なんかもあるらしく、楽しみではあるもののかなり緊張してしまいます。あまり専門的なことを聞かれると困るなー。
 糞虫館でも10~20人程度の団体さんには奈良公園の糞虫等を紹介する「糞虫トーク&スライドショー」を実施していますが、今回はなんと伊丹市の『ラスタホール』という立派な施設での講演会で、募集人数が80人。参加費無料ですが、糞虫の話を聞きに80人も来るんかいな?と口には出さないものの内心ホントにすごく心配してました。でもスタッフさんはテレビ取材が来るようにしたりステキなチラシを作ったり広報活動をして、すでに80人の申し込みがあった(!)とのこと。で、ホールの収容人数にはまだ余裕があるので、コロナの動向を睨みつつもう少し受け付けることにしたそうです。まだ空きがあると思うので、よかったら聞きに来てください。会場では前述のパネルやイベントのほか生物多様性への伊丹市の戦略的な取り組みやおススメBookの紹介等もあって、とても好評のようです。今ちょうど開催中なので行ってみる価値ありだと思います。
 講演会の参加申し込み先は伊丹市昆虫館(072‐785‐3582)ですが、開催場所は伊丹市昆虫館ではなくて伊丹市立生涯学習センター「ラスタホール」なのでご注意ください。詳細はチラシをご覧ください。「来週末は、ラスタホールでお会いしましょう!」



このページのトップヘ