奈良市東部の山添村有数の観光スポット「フォレストパーク神野山」にある めえめえ牧場。もう何回目なのかわからないのですが、今年もここで先週末(9/17)糞虫トーク&観察会をやらせていただきました。名前でわかるように、ここにいるのはヒツジなので、どんな糞虫がいるのか私も大変興味があって、いつもワクワクしながら観察しています。一方で、牧場は陽当たりがいい草地なので、参加者が期待するルリセンチコガネが見つかりにくい環境です(写真1枚目)。

「糞虫」観察会なので、場所や季節、糞の種類が違えば観察できる糞虫の種類は異なって当然なのですが、ほとんどの親子は生きた「ルリセンチコガネ」を見たいと思っています。チラシに大きくルリセンチコガネの写真を使っている我々サイドにも責任はあるんですけどね(写真2枚目)。

もちろん生息していない虫を見せることはできませんが、この神野山にはルリセンチコガネが生息しており、牧場の側溝などにもよく死骸が転がっているので、何とか見つかるようにしてあげたいわけです。そこで、ルリセンチコガネを誘い出すために、観察会の前日にめえめえ牧場のスタッフがヒツジの糞を牧場内外の数か所に山積みしています。そして観察会の前半は牧場内の明るい草地で観察、後半は脇の林の中に置かれたヒツジ糞の山をつついてどんな糞虫が来ているか観察しています。小学校低学年の子供も多いので「環境の違い」を言葉で説明するより、憧れのルリセンチが実際にどんな場所で見つかるかを体験することで、そこから環境に違いを意識するようになるんじゃないかなーと考えています。さらに、観察会の終了後にお話した家族はルリセンチよりも「牧場にどんなエンマコガネがいるか見たかった」と言っていたので、糞虫沼にズブズブとハマりつつある家族も出てきたようです。

山添村は幻想的な雲海を見ることができることで有名ですし、奈良市内から一番近い星空観察スポットとしても売り出し中です。また、森林を切り開いてメガソーラーを設置する本末転倒の開発には反対の声を上げるなど、都市の後追いをするのではなく村の「地域資源」を活かす取り組みを積極的に行っているようです。私の糞虫トーク&観察会に参加した子供たちがこうした村の考え方を引き継ぎ、推し進めるチカラになってくれることを期待しています。
今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう。

「糞虫」観察会なので、場所や季節、糞の種類が違えば観察できる糞虫の種類は異なって当然なのですが、ほとんどの親子は生きた「ルリセンチコガネ」を見たいと思っています。チラシに大きくルリセンチコガネの写真を使っている我々サイドにも責任はあるんですけどね(写真2枚目)。

もちろん生息していない虫を見せることはできませんが、この神野山にはルリセンチコガネが生息しており、牧場の側溝などにもよく死骸が転がっているので、何とか見つかるようにしてあげたいわけです。そこで、ルリセンチコガネを誘い出すために、観察会の前日にめえめえ牧場のスタッフがヒツジの糞を牧場内外の数か所に山積みしています。そして観察会の前半は牧場内の明るい草地で観察、後半は脇の林の中に置かれたヒツジ糞の山をつついてどんな糞虫が来ているか観察しています。小学校低学年の子供も多いので「環境の違い」を言葉で説明するより、憧れのルリセンチが実際にどんな場所で見つかるかを体験することで、そこから環境に違いを意識するようになるんじゃないかなーと考えています。さらに、観察会の終了後にお話した家族はルリセンチよりも「牧場にどんなエンマコガネがいるか見たかった」と言っていたので、糞虫沼にズブズブとハマりつつある家族も出てきたようです。
山添村は幻想的な雲海を見ることができることで有名ですし、奈良市内から一番近い星空観察スポットとしても売り出し中です。また、森林を切り開いてメガソーラーを設置する本末転倒の開発には反対の声を上げるなど、都市の後追いをするのではなく村の「地域資源」を活かす取り組みを積極的に行っているようです。私の糞虫トーク&観察会に参加した子供たちがこうした村の考え方を引き継ぎ、推し進めるチカラになってくれることを期待しています。
今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう。