むしむしブログ

タグ:イベント

 暑いですね。天気予報で体温以上の最高気温を聞いても驚かなくなってしまいました。エアコンを使って室内を涼しくすることは短期的には当然の対策ですが、ご存じの通り屋外の室外機からは温風が出ているので、熱交換の効率が100%でない限り気温の上昇に加担しているわけで・・・。イタチごっこどころか負のスパイラルに陥ってますよね。打ち水、水浴び、うちわくらいしか「合理的」に涼しくする方法を思いつきません。
 0804告知ポスト  
 8月も平年以上の暑さになるとの予報が出てますが、暑さに負けずに自分にできることを着実に行うのみです。すなわち糞虫の魅力を語るわけですが、今回京都市南部クリーンセンター環境学習施設「さすてな京都」で親子向けの糞虫講演会をする機会をいただきました。もともとは生き物のうんちをテーマに京都市動物園と京都水族館の協力のもと動物ごとのうんちの形や特徴、生態系の中でのうんちの役割などを紹介する企画「いきもののうんち展」なのですが、担当者が糞虫好きで糞虫トーク&スライドショーの時間を作ってくださいました。話が徐々に盛り上がって、生きた糞虫や国内外の糞虫標本の展示とかもすることになり、さらにデジタルズーム顕微鏡まで持ち込んで小さな糞虫(マグソコガネの仲間)を見てもらうことになりました。オマケですが、京都で8/25~30に国際昆虫学会議が開催されるのにちなんで、恐れ多くも「国際昆虫学会議 関連企画」の冠をつけることができるようになりました。
 P7171645
 たぶんマイナーな施設での手作り感満載のイベントだと思う(←私の勝手な想像です)のですが、予約だけで60名は超えたようです。当日キャンセルもあるそうなので予約なしでも参加できるかもしれませんが、まだ10名以上受け付け可能とのことなので、予約してからのご来場をお勧めします(予約電話:075-606-2548 水曜除く9:00~17:00)。イベント会場でお会いしましょう!
 余談ですが、当日J:COMチャンネル(地上11ch)の『ジモトトピックス』という番組の取材があり、8/17(土)に放映される予定です。ただし、放送エリアは京都市、日向市、長岡京市、大山崎町だそうです。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!(8/4は上記イベントのため館長不在です)
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)、全国の書店で好評発売中!

 7/2に作って埋められた糞玉を49日後の8/20に割ってみると、まだ蛹になったばかりのタイミングでした(写真1枚目)。蛹は特に最近日々変化していて、昨日はこんな感じにかなり茶色くなってきました(写真2枚目)。
P8200018
P9080003

 今回公開糞玉割りに使う7/14に作られた糞玉は、オス・メスペアの手で埋められているので恐らく確実に産卵がされていると考えています。既に57日が経過しているので、卵が順調に育っていれば蛹になっているはずです。ただ、このペアはプラケースの壁沿いに育児室をつくらなかったので、そもそも糞玉があるのかどうかさえも確認できていません。私がドキドキするのは、糞玉が無い可能性があるからかもしれませんね。今日9/9の午後2時を過ぎたあたりで掘り出してみたいと考えていますので、一緒にドキドキしたい方は、この機会をお見逃しなく。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)は全国の書店で好評発売中!

 奈良の新観光名所、穴場スポットとして徐々にメジャーな存在になりつつある(⁉)ならまち糞虫。「東京から来ました!」という方も珍しくありません。でも、やっぱり遠いので来れない人も多いはず。だったらこっちから行きましょう、というわけで『たくましくて美しい糞虫図鑑』を世に送り出してくれた創元社さんが、東京の神保町にあるこどもの本専門店「ブックハウスカフェ」のイベントホールを無料で使わせていただけるように手配してくれて、今回の「糞虫話&糞虫標本作り体験」イベント開催が決定したわけです。4組の親子のほか教育関係の方など計10名が参加してくださいました。
IMG_8138-1

 これまで出張授業や講演会等は何度も開催していますが、映像や完成標本を使いながらお話するパターンがほとんどで、標本作りを子供に実際に体験してもらうのは全くの初めてだったのです。子供たちも標本作りは初めてだったので、私は椅子に座る間もないほど忙しかったのですが、最初は「虫は少し苦手」と言っていた子も「カワイイ!きれい!」を連呼して最後はニコニコ顔で帰っていきました。今回は、整ったきれいな標本をつくることよりも、脚を整えたり触角を針先で引き出すことを通して虫の体の構造や関節の動き方などをよーく観察してもらいたかったんです。あんまり私が手を出さなかったのは、子供が自分で虫をいじくっているうちに、足がどのように体についているのか(胸に6本の脚があるか?)、脚は自由に動くけど曲がる向きは決まっている、裏面には毛がいっぱい生えている、背中側だけでなく腹側もキレイな瑠璃色、などなど子供達は次々に新しい発見をしていくから。この日ほど虫に顔を近付けて脚や触角と格闘(=観察)したことはないんじゃないかな。
 最後は針を外して最初の状態に戻して家に持って帰ってもらったので、家で再度展脚して乾燥させてラベルを付けて最終的に標本として完成させられるかどうか。もしかしたらバラバラになって、ゴミ箱に捨てられるかもしれませんが、それでもこのイベントのために犠牲になった4匹のルリセンチコガネ(オオセンチコガネ)の死は無駄ではなかったと確信しています。最近では夏休みの宿題に「昆虫採集」は出なくなったようですが、虫を自分で捕まえて標本にすることで、実際には教科書に書かれている事の何倍もの知識が体験という形で脳ミソに刻まれているんですけどねー。まあ、宿題という形になるとやらされてる感が先立ってイマイチかもしれません。
E976AB68-4437-464C-9570-BEF0900AF961
   
 最後になりましたが、こどもの本専門店ブックハウスカフェは雰囲気も品ぞろえもサイコーに楽しめる本屋さんです。衰退産業と言われる本屋さん業界ですが、自分たちの存在意義は何なのか?を常に考え時代に適応しつつ進化してきたようです。しっかり見習って、糞虫館も進化しないといかんな。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!

このページのトップヘ