むしむしブログ

タグ:オオコブスジコガネ

センチコガネやオオセンチコガネを掴むと、鳴くことはよく知られています。”鳴く”といっても、捕まって興奮した時に逃げようと暴れながら、腹をひくつかせて出すシュコシュコ音のことです。メスを巡ってオス同士が争う時にも威嚇しているのか同じ音を出します。私は生きたコブスジコガネを最近まで観察したことが無かったので知らなかったのですが、ヒメコブスジコガネやコブナシコブスジコガネも鳴くんですね。オオセンチコガネの出す音とは違いますが、おそらく同じように腹をひくつかせて出している音であることには違いはないでしょう。
 

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ところがオオコブスジコガネはコオロギかキリギリスみたいに鳴きます。クシュクシュクシュ・・・・みたいな(うーん、違うな)、小箱に小石を入れて小刻みに揺するみたいな不思議な音です。いつも物陰から聞こえるので鳴いている姿は見たことがありません。昨日は砂に掘った穴の中から聞こえてきました。大変小さな鳴き声ですし、仮に聞こえたとしても、まさかオオコブスジコガネとは誰も思わないでしょう。それにしても、いったい何のために鳴いているのでしょう?もし、鳴くのはオスだけで、メスを海岸の巣穴に呼び寄せるために鳴いているのであれば、なかなかロマンチックな虫ではありませんか!なんとか鳴いているところを見てみたいものです。

今日はここまで。
また明日!

 全国的に減少しており、絶滅が危惧されているオオコブスジコガネ。星★5つの最稀種で、我々のような普通の糞虫好きには見つけることすら困難なのですが、そんなオオコブスジコガネを「ちょっと採ってきます。」と言って、採集することができる人がいます。コンビニを自分の冷蔵庫のように使いこなす今どきの若者のように、その人は自然を勝手知ったる自分の飼育室のように使いこなしているのかもしれません。コブナシコブスジコガネに続いて、今回は茨城県(おそらく海岸沿い)でオオコブスジコガネを採集して、送ってくださいました。海岸の細かい砂地に生息しているようなので、小川の細かい川砂を篩にかけて準備していたのですが、海の無い奈良県民の私は海岸の細かい砂の”キメ細かさ”がわかっていませんでしたねー。川辺の砂と海岸の砂では直径で10倍は違いますね。海岸の砂は川砂に比べればまるでパウダーのようでした。
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 我が家に来てすでに10日以上が経過、オス・メス揃えて送ってくださったので、さっそく交尾らしき行動も見られました(結合現場は未確認)(写真1枚目)。オスメスの区別はわかり易くて、中脚の太腿に金色の剛毛がたくさん生えているのがオス(写真2枚目)、無いのがメス(写真3枚目)です。冬場の低温に弱いようなので、秋までに糞虫専用の飼育観察室を作って温度管理し、アフリカのフンコロガシなどと一緒に通年飼育する計画を進めています。お楽しみにー。

今日はここまで。
また明日!
 

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