むしむしブログ

タグ:コガネ研

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本日8/24(土)は、糞虫好きの集まりであるコガネムシ研究会の大会で、糞虫に関するいろんな研究発表や懇親会等があるのですが、その翌日、奈良公園で誰でも参加できる糞虫観察会が開催されます。午前9時に奈良公園の飛火野(奈良交通春日大社表参道バス停下車スグ)集合です。参加費は200円。親子連れや糞虫初心者からベテランの方まで、お気軽にどうぞ。

詳細はコチラ⇒ コガネムシ研究会のHP

日  時:2024年8月25日(日),午前9時受付開始,午前9時30分から観察会開始.
場  所:奈良公園飛火野の芝生広場
参 加 費:一人200円(保険代金).当日に受付でお支払いください。
持 ち 物:割り箸,空気穴を空けたタッパー(水で湿らせたティッシュを入れておく),ピンセット,小さなスコップや白いバット(20×20㎝ぐらい,この中に鹿の糞を入れて割ります)があると便利です。
*当日は小雨決行ですが大雨や災害等で中止となる場合があります.その場合は事前登録いただいたメールアドレス宛に前日午後7時ごろまでに連絡します.ご不明な点は下記のメールアドレス/ウェブサイト宛にお問い合わせ下さい.
コガネムシ研究会:taikai@kogane.jp / https://www.kogane.jp/
ならまち糞虫館:https://www.hunchukan.jp/


今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!(今週末は館長不在です)
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)、全国の書店で好評発売中!

 近年「昆虫食」が注目されるようになり、ネットでの検索や出版物の数が急激に伸びているとのこと。私の肌感覚では、話題にはするけど口にはしない状況かと。食文化に詳しい学習院女子大学の宇都宮由佳教授によると、食べ物に困らない日本だから昆虫を食べないのかというとそうではないらしく、経済発展の目覚ましいタイでは昔も今も昆虫は普通に食されており、食べる理由としては9割近くの人が「おいしいから」を挙げているとのこと。理由の第2位と3位は「おかずとして」が6割、「季節のものとして」が3割(複数回答)。いずれも、積極的な理由で食べている。「他に栄養が取れるものがない」といった回答は1割しかないらしい。
 宇都宮教授から、伝統食文化としての昆虫食についてタイを中心にお話をお伺いすることができたのだが、我々糞虫愛好家の心中を察して糞虫の話をあちこちにちりばめてくださったので、本当に楽しく学ぶことができました。タイの北部でナンバンダイコクの糞玉が食用として市場で売られていることや糞虫(Onitis 属)のフリーズドライのスナックが売られていることは一応知ってはいたものの、食文化の側面から調査結果を交えたお話は説得力があり興味深いものでした。一番良かったのは、現地で食べられている昆虫の標本を持ってきてくださったこと。お話から大体想像できるものの、やはり実物が一番です。宇都宮教授の了解を得て撮影したのがコレ(写真1~3)。基本的には足をもいで食べるそうですが、巨大なゾウムシとかゴホンツノカブトとか、メチャ硬そうです。巨大なクツワムシなんかは、1匹食べたらお腹いっぱいになりそう・・・ あなたはどれが食べたいですか?
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今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
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