むしむしブログ

タグ:ゴホンダイコクコガネ

 ダイコクコガネの飼育容器から7/15に見つかった3個の糞玉。親と思われるゴホンダイコクコガネのオス・メスと一緒に埋め戻しましたが、これが大失敗。すでに糞玉の世話モードに入っていたメスは育児室の再建は行わず、糞玉の養育を放棄。オスも育児に関与することもなく衰弱してきました。
 掘り返した糞玉は、一つは地中で他の糞虫(ナガスネエンマコガネ)に食い荒らされたようで大きく破損、一つは原形をとどめるものの中の幼虫が脱出したかのような大きな穴が。そして一つだけ残った無傷の糞玉を崩し始めたのですが、スカラベ(タマオシコガネ)の糞玉と違って上下も分からず、万が一卵や幼虫がいて傷つけてはいけないと思って、慎重に作業を進めましたが、半分ほど崩しても黒い土のような糞ばかり。あー、やっぱりダメかと思って真っ二つに割ると白いものが・・・。幼虫、いました。(写真1枚目)
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 エンマコガネの幼虫のように異様に尖がったコブは見当たらず、背中からお尻まで全体的に盛り上がってるかな?という程度に見えました(写真2枚目 左はナガスネエンマコガネ(?)の幼虫)。頭が大きく、体も明らかに太いので、細身のエンマコガネやマグソコガネ、コブスジコガネの幼虫とは見分けられる気がします。
 先日、ブログに頂いたコメントのように、本当は糞玉を見つけた時点ですぐに取り出して、植木鉢など真っ暗な環境に糞玉とメス親を置けば、地下室での養育を続けさせることができたのかも知れません。
 
今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!
 

 越冬後、元気なメスだけが確認されているダイコクコガネ。一昨日、容器の土を全て掘り起し、ダイコクコガネのオスのご遺体を回収するつもりで土の塊を崩していきました。と、出てきたのがこれです(写真1,2,3枚目)。おおーっ、これはまさしく糞玉!ホントに”玉”なので一目でわかりました。
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 糞玉は3つありましたが、形はほぼ真ん丸で、どれも直径21~24㎜に収まっており、重さは6g前後。見事なまでに粒ぞろいの糞玉に仕上げています。しかし、ダイコクコガネは体長25㎜以上ありますから、彼らの糞玉にしては小さすぎます。じつは、これらはゴホンダイコクコガネの糞玉のようです。長野のフン虫好きの方がゴホンダイコクコガネも一緒に送って下さったので、とりあえず一緒に容器に放り込んだことを思い出しました。玉を掘り出した時、糞玉の近くにゴホンダイコクコガネのメスが1匹(写真4枚目)、表面近くにはオスが1匹いました。
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 その他にもこの容器からは、たくさんのナガスネエンマコガネ、クロツヤマグソコガネ、ウスイロマグソコガネなどが見つかりましたが、これらは餌のシカ糞と共に飼育容器に潜り込んだようです。細かく見ていくと、ゴホンダイコクコガネやカドマルエンマコガネ、ナガスネエンマコガネ等の死骸もいくつか見つかりました。しかし、ダイコクコガネの死骸はおろかオスのツノの欠片さえ見つけることができませんでした。2匹のオスがいたはずなんですが・・・。
 ゴホンダイコクコガネの糞玉をこの目で見たのは初めてでしたので、普通だったら大喜びするのですが、日本最大種ダイコクコガネをシカ糞で繁殖させるという大きな目標が果たせなかったので、今は残念な気持ちが強いです。
 ところで、この糞玉には卵が入っているのでしょうか?スカラベ(タマオシコガネ)は糞玉に卵を産むとその部分を盛りあげて洋梨型にするので明確にわかりますが、ダイコクコガネやゴホンダイコクコガネはどうなんでしょう。名著『ふんコロ昆虫記』(トンボ出版)には地中の糞玉の写真が載っていますが、どれも丸くて少なくとも洋ナシ型には見えません。ということは、私の手元のこの3つの糞玉の中には卵、もしくは幼虫が入っているかもしれません。育児室を完全に破壊してしまったので、土を押し固めてくぼみを作り、そこに糞玉3つとゴホンダイコクコガネのメスを置いて、上からそっと土を10 cmほどかぶせました。メスが育児室を作って糞玉の世話を再開することを祈るばかりです。
 
今日はここまで。
週末に糞虫館で会いましょう!
 

 糞虫の観察会での一番人気はもちろんルリ色に輝くオオセンチコガネですが、たまにゴホンダイコクコガネも見つかることがあります。それが長いツノのあるオスだったりすると、まるで黒光りする芸術品のようで、皆さん大騒ぎ。異常な盛り上がりになります。ゴホンダイコクコガネは夜行性で、昼間は穴の奥に潜んでいるので、普通の観察会ではあまりお目にかかれないのです。
 カブトムシのように立派なオスのツノはどのように使っているのでしょうか?オスだけに長いツノがあるので、メスを巡るオス同士の戦いのため?か、メスにアピールして交尾するため?だと思うのですが、現場を見たことはありません。どこかの月刊誌でオス同士の戦いに活用される様子が掲載されていましたが、あくまで”決まり手の一つ”という感じだったと記憶しています。長いツノのほうがケンカには少し有利かもしれませんが、糞に潜ったり穴を掘ったりするにはかなり邪魔になり、生きていくうえでマイナス面の方が大きいと思われます。にもかかわらず、あんなに長いツノを持つまでに進化したのは、メスから見てオスの長いツノはめちゃカッコよくて、メスが寄ってくるくらい魅力的なのではないかという説を考えてみました。
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 で、長いツノを持つ大型のオスと明らかにツノの短い小型のオス(写真1枚目)、そして普通サイズのメスの計3匹のゴホンダイコクコガネを30cmのプラケースで飼育を始めました(写真2枚目)。メスが大型のオスとペアになって穴を掘って地下室を作れば、上記の説の可能性があることになります。メスを巡るオス同士の戦いも目にすることができるかもしれません。
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 まあ、うまくいけばの話ですが、やってみないと何にも始まりませんからね。セットして1週間ですが、糞の表面にカビが生えてきました。が、どうしようもありません。地表に掻き出された土の量は僅かなので、穴を掘って潜んでいるだけのようです(写真3枚目)。その穴にはペアで潜んでいるのか?果たして期待通り大きなオスがメスをゲットできたのか?
 ところで、どうすれば確認できるんだろ?そこまで考えてませんでした。

今日はここまで。
また明日!

 退職して奈良に戻ってもうすぐ丸2年、昨年スルーしてしまったので、このゴホンダイコクコガネ Copris acutidens には早く再開したいと思ってました。
 朝から若草山に登り、疲れた足で奈良公園を歩いていたら、いました。塊糞の横にちょこんと立派なオス(写真1枚目)が、私を待っていたかのように鎮座してました。来月、京都の学生さんが来てくれて、奈良公園を案内するのですが、彼らもゴホンダイコクコガネを見つけられたら、絶対嬉しいですよね。
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 林の中のマグソコガネの仲間は、チャグロマグソコガネ等の冬のマグソコガネはすっかり影を潜め、ヌバタママグソコガネ Aphodius breviusculus の季節になったようです。芝地では、木陰の塊糞にはまだクロツヤマグソコガネが頑張ってますが、日を遮るもののない芝生の上のシカ糞はほぼウスイロマグソコガネ Aphodius sublimbatus に占領されています(写真2枚目)。
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 春の日差しとはいえ、シカも木陰に逃げ込むほど暑さです(写真3枚目)。直射日光を浴びるシカ糞の中は蒸し風呂状態、そんな中素早い動きで次々に糞を粉々にしてくれるウスイロマグソコガネやナガスネエンマコガネ達には、ホント頭が下がります。緑の奈良公園が美しく保たれているのは彼らのお陰なのですから。


今日はここまで。
再見!

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